Melogress Official Website [Column]F-nakajiのプログレよもやま話

    Melogress Official Website

    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    蔵美ネット?クラビネット! by f-nakaji

    05.忠次郎蔵
    音楽とは直接関係ない蔵の写真が何でここに?
    と思われた方もしばらくお付き合いください。

    私は今東京近郊のとある地方都市に住んでいて、
    そこでNPOに参加して“蔵を活かしたまちおこし”に関わっています。
    具体的には、NPOの助成金コンペ等に応募して資金を獲得し、
    まちの中にある使われなくなった蔵を個性的なソバ屋(写真の建物です)、
    体験型のLiveな博物館、観光案内所&まちづくりセンター、
    大人の寺子屋(藍染体験館)などに自分たちの手で再活用して、
    まちに活気を取り戻そうと活動しています。
    (蔵でミニ・コンサートなんかも開催しています!)

    こう書くとすごく生真面目で堅苦しい活動に思えるかもしれませんが、
    実際にはメンバーは皆な肩肘張らず都合の付く時にだけ参加して、
    自分のできる事を楽しみながらマイペースでやっているだけです。
    (仕事ならば段取りとルールをきちっと決めて
    「やれ」とリーダーが命令する方が効率的ですが、
    そう言うやり方ではボランティア活動は続かない、と実感させられてます)

    そんないい加減?な活動でも不思議とまわりからは評価されている様で、
    つい数日前にも県から景観賞なるものをいただきました。
    評価が高い?こともあって県外でも私達の活動が知られるようになり、
    同じような活動をしている県外の団体からお声掛けをいただき、
    今月初めに3県6都市の団体が集まって、
    蔵美の(蔵の美しさを活かした)まちづくりネットワーク、
    略して“蔵美ネット”が結成されました。

    “蔵美ネット”と聞いて、まっ先に私が連想したのが“クラビネット”
    そう、70年代にファンクやプログレで多用された懐かしいキ-ボードです。
    当時のステージ・フォトなどを見ると、エレピの上なんかにちょこんと置かれていて、
    小型キーボードの様に思っていたのですが、実際には結構大きくて、
    80年代以降キーボードのデジタル化・小型化が進むと共に
    使われなくなって行きました(蔵と同じですね)。

    “蔵美ネット”のネーミングは“クラビネット”をもじったのではないか?
    と直感した(オイオイ)私は、どうしてもそれが確かめたくなり(ビョーキですね)
    思い切って会合の席で
    「“蔵美ネット”の名前は楽器の“クラビネット”から取ったのですか?」
    と尋ねてしまいました。
    すぐさま別の方から「楽器は“クラリネット”でしょう」とお叱りを受けましたが、
    名前を提唱した50過ぎのオジサマ(大学准教授)は、ニヤリと笑って、
    「そう、これからね」と言ってキ-ボードを弾くまねをしたのです。
    やっぱりそうか!と妙に嬉しくなり、
    「ロックとか聞くんですか?」と調子に乗って尋ねたら、
    「70年代のブリティッシュ・プログレとか好きだよ。
    バークレー・ジェームス・ハーベストとか、パイロットとかね。

    最近のロックは良く解らないな。
    大学の構内で学生たちのバンドがよく演奏しているんだけど、
    良いとは思わないね。
    でも、
    この間ルネッサンスみたいなサウンドのバンドが演奏していて、
    こんなバンドがウチの大学にも居たんだって感心したけどね」

    と言う答えが帰って来て驚かされました。

    蔵がテーマの会合なので、これ以上はプログレの話になりませんでしたが、
    ひょんな所で蔵とプログレが結びついてビックリした一日でした。

    会合が終わって家路についた時、ふと思ったことがあります。
    それは“蔵とプログレってどこか似ている”ってことです。
    (オイオイ急に何を言い出すんだ)
    蔵もプログレも
    高い技術を駆使した凝ったつくりのものであり、
    一時代を象徴する華麗なもので

    残念ながら今では多くの人から時代遅れの過去の遺物であると思われている、
    そんな共通点があるように思うのです。

    そして、蔵の再活用を進めていて常々感じているのですが、
    時代遅れと思われて、放置されて荒れてしまった蔵でも、
    元々高い技術で細部まで凝って造られているので、風格があり、
    丁寧に手入れをして甦えらすと、それだけで多くの人が素晴らしいと称賛してくれます。
    さらに蔵の特性・個性を活かしながら、
    今の時代に合った文化的で新しい使い方(個性的な活用のツール・手法等)を
    そこに上手く導入すると、唯一無二の風格ある個性的な施設が出来上がり、
    地域に新たな風を起こすことも出来るのです。

    同様にプログレも
    プログレのスタイルを形だけ安易に踏襲したり、
    (だからアネクドテンやスタンダルテ等を良いと思えません)
    イージーにムードだけを取り繕って退化させたり
    (一部の安易なメロディック・ロック・バンドを見ていると、
     せっかくの蔵造りの建物をチープなトタンで取り繕って改修した
     一時代前の場末の商店街の店舗を見ているような安っぽさを感じます)
    することなく、伝統的なスタイルに高い技術で磨きをかけると共に、
    これまでにない新しい要素を取り入れて、そのスタイルと融合させることが出来れば、
    多くのリスナーから注目されるようになる
    のではないでしょうか?

    私達メログレスも技術を磨いてプログレの伝統と風格を引き継ぐと共に
    そこに新たな要素を取り入れて、
    唯一無二のメログレス・ワールドを創り上げて行けたら、と思っています。

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    プログレッシブ・ロック・バンドとは? by-F-nakaji

    最近ネット・ショッピングで
    海外サイトのプログレ(私が良く見るフランスのサイトではProg Rockと表記されている)
    のコーナーを見ていると奇異(不安)に感じてしまう時がある

    それは、
    ハウス系のコーナーがあるにもかかわらず
    プログレッシブ・ハウスのCDが結構掲載されている こと、
    さらに、
    レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ベルベット・アンダーグラウンド、サンタナ、シカゴ等
    明らかにジャンル違いの70年代のロック・バンドが
    数多く掲載されている
     ことである。

    この2つの事実は、
    今のプログレの認識のされ方を端的に表している ように思えてならない。

    プログレッシブ・ハウスのCDが多数掲載されていること、
    これはプログレッシブ・ロックと言うジャンルの存在すら知らない
    世代が確実に増えている
     ことを意味している。
    (彼らにとって、プログレとはプログレッシブ・ハウスの事なのだ)

    (余談だが、数年前に近所のハウス系のCDショップに行って
    「プログレのCDってある?」って尋ねたら、
    「プログレッシブ・ハウスですか?あっ、ロックですね、ロボみたいな」
    と言われてナツメンの当時の最新作を薦められた。
    当たらずとも遠からず?のビミョーな理解のされ方だと思った。)

    明らかにジャンル違いの70年代のロック・バンドが掲載されていること、
    これはプログレッシブ・ロックもハード・ロックもブラス・ロックも
    皆同じ懐かしい(古臭い?)オールド・ロックとして認識されている
     
    ことを意味している。

    まあ、当時のリスナーも余りジャンルを意識せずに聴いていたらしいので、
    同時の姿に戻ったと考えれば良いのだが、
    一括してナツメロ扱いされているようにも思えて
    少々不愉快に感じる

    (最近NHKでも前時代の遺産を残そう!みたいにプログレが扱われているらしい、
    と知人から聞いた。
    番組を見ていないので何とも言えないが、もし事実なら不愉快な話だ。)

    あるいは90年代以降に顕著なプログレの先祖帰りバンド
    (アネクドテン、スタンダルテ等。私は大嫌いだ!)支持者の
    70年代へのオマージュなのか?(その可能性は少ないと思うが・・・)

    考えて見ればプログレッシブ・ロックの範囲も
    時代と共に随分変わって来ている


    70年代前半の何でもアリのゴッタ煮状況から、
    70年後半にフュージョンが独立?し、
    (マハビシュヌ・オーケストラやブランドXはプログレでしたよね!)

    80年台初頭にはテクノ・ポップが分離
    (初期クラフトワークやノイはプログレでしたよね?)

    同じ頃産業ロックと言うジャンル?が一世を風靡した。
    (初期ジャーニー、スティックス、スーパー・トランプはプログレでしたよね??
     また、エイジアなんかプログレじゃない!って当時言われてたんですよね?)

    反対に80年台前半に興ったポンプ・ロックプログレ・ハードは、
    いつの間にかプログレになっている。
    (ジェネシスの模倣でしかないマリリオンなんかプログレじゃない!
     ノヴェラはハード・ロックもどきでプログレじゃない!
     って当時言われてたんですよね?)

    90年代後半にはクラウト・ロックが独立し始め、
    (カン、ファウスト、エンブリオはプログレでしたよね?)
    メロディック・ロックが独立?しかけた。
    (シンフォニック・プログレの複雑な構成や曲展開、テクニカルな部分を減らして、
     メイン・メロディーを押し出して聞かせようとしたのが
    メロディック・ロックなのか??
    ある意味プログレの退化した姿のようにも感じる。)

    そして21世紀も10年目を迎えた今、プログレのあるべき姿は???

    なんて柄にも無くシリアス?にここまで書いて来たが、
    じゃあ、オマエは何を考えてプログレ演っているんだ、って問われれば
    「好きだから」位いしか答えは思い付かない。
    当たり前の事だが、ナツメロ感覚でなんか演っていないし
    古臭いと言われたくもない。
    勿論70年代の模倣なんかしてるつもりはサラサラない。
    今を生きるプログレを自然に演れたら良いと思っている

    当面レコーディングに専念して、Liveの予定は無いが、
    CDが出来て、Liveする事になったら、
    是非多くの方に私達メログレスのサウンドを聴いて欲しいと思う

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    あけましておめでとうございます! by f-nakaji

    あけましておめでとうございます!

    今年もmelogressをよろしくお願いします!
    2010年はmelogressにとって飛躍の1年にしたいと思っております。
    変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

    皆様にとっても、今年1年が良い年となりますように・・・

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    e-BayでTai phong!? by f-nakaji

    Tai phongのポストカード
    前回・前々回のコラムで書いたように、
    今フランスではプログレ・アイテムは店頭販売よりも
    ネット・オークションが中心になっています。
    遅まきながら私も最近になってe-Bay等で
    プログレ・アイテムのネットショッピングを始めました。

    先日e-Bay Franceを見ていたら、
    大好きなTai phongのポストカードとステッカーを売っていたので、
    早速購入しました。
    (売り手は同じものを複数持っているようで、今日現在も同じものが出品されています。
     ほかにもプログレ系等のバンドのステッカーが多数出品されているので、
    興味ある方はチェックして見てください!)
    上の写真はポストカードの裏面の初々しいメンバーのフォト、
    表面には1stアルバム&1stシングルの情報のみが書かれているので、
    ステッカー共々彼らのデビュー時の宣伝材料として作成されたもののようです。

    この後彼らは1stシングル“Sister jane”
    10万枚のセールスを記録する大ヒットとなって幸先の良いスタートを切ります
    (1stアルバムも5万枚売れたそうです)。
    “Sister jane” でVoをとったJ.J.Goldman(写真右から2人目)は、
    この頃にはまだフルタイム・ミュージシャンではなく、銀行員をしていたようで、
    “Sister jane”が大ヒットして、銀行の同僚から
    「この曲を歌っているのはお前じゃないのか?」と聞かれて、
    恥ずかしくて思わず「違う、オレじゃない」と答えてしまったと言う話を
    以前どこかの雑誌で読んだことがあります。

    ネット・ショッピングではTai phongの記事が掲載されている
    Platineと言う雑誌の91号も手に入れました(画像がなくてゴメン)。
    彼らが22年振りとなる4枚目のアルバム「Sun」をリリースした翌年
    (2002年)の発行で、
    表紙にはデカデカとJ.J.Goldmanの写真が載り、
    “Tai phong :Goldmanデビューの真実”と書かれています。
    ところが、内容はリーダーKhan Mai(ポストカードの写真の右端・“Sister jane”の作詞・作曲者)
    のインタビューが掲載されているだけ。
    J.J.Goldmanはインタビューに同席していませんし、
    再結成にも新作「Sun」にも参加していません。
    ではなぜ、このような表紙なのでしょうか?

    80年代~現時点では
    J.J.Goldmanはフランスでは誰もが知っている大スター
    (音楽性は全然違いますが、日本で例えればサザンの桑田さん位の知名度はあるでしょう。
    フランスの女性シンガーのアルバム・セールス記録を塗り替えたセリーヌ・ディオンの「フレンチ・アルバム」
    のプロデュースと大半の曲の作詞・作曲を手掛けたのも彼ですし・・・)
    それに引き換え
    Tai phongは“かつて”Sister jane”をヒットさせた過去のバンド“、
    あるいは“昔J.J.Goldmanがいたバンド” と言うすっかりマイナーな位置づけ。
    (この秋行ったパリのクリニャンクールのみの市のプログレの在庫が豊富なレコードショップでさえ、
    Tai phongのレコードはプログレのコーナーではなく、J.J.Goldmanのコーナーにありました
    ですから、
    J.J.Goldmanを表紙にして売り上げを伸ばそうとした(ほとんどサギですね)
    雑誌側の思惑と、今は在籍していない
    J.J.Goldomanの名前を使ってでも新作アルバム「Sun」のプロモーションとコンサートの告知をしたいバンド側の思惑が、お互いの力関係で一致した結果だったと思われます。
    (それにしても、よくgoldmanが写真の使用を許可したナァ。khanとは今も付き合いがあるからかな?)

    でインタビューの内容ですが、
    新作アルバム「Sun」の話が中心ではなく、
    (それはそれで興味深い内容でしたが)表紙のキャッチ・コピー通り
    J.J.Goldmanがいた頃の70年代の話が中心で、新作の話はほんのわずか・・・
    悲しいかなそうした扱いに甘んじなければ一般メディアに露出できない、
    と言うのが再結成後の彼らの現状のようです。
    大好きなTai phongの悲しい現状を改めて思い知らされた1冊でした。

    日本ではJ.J.Goldmanは無名で1枚だけ日本で発売されたCDアルバムもとっくに廃盤、
    それに対してTai phongの1st~3rdは廉価盤CDで再発売されていて
    4枚共すぐ手に入る。フランスとは全く逆ですね。)


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    フランス・ベルギー廃盤ツアー!?(後編) by F-Nakaji

    パリで3泊した後は、特急タリスでベルギーの首都ブリュッセルへと向かいました。
    ブリュッセルに着いてまずは名物のチョコレートショップ巡り(ゴディバ、レオニーダ、チョコレート博物館etc、日本語の通じる店もあってビックリ!)をし、ガイドブックに載っていたベルギーワッフルのおいしい喫茶店に・・・。
    ところが店内は客の8割が日本人!確かにワッフルはおいしかったけれど、“恐るべしガイドブックの威力!”と妙な所で感心してしまいました(単に私がお上りさんだっただけ?・・・苦笑)。

    さて、いよいよレコード屋巡りをスタート。
    ホテルでコピーしてもらった電話帳のレコードショップのページ(ネットでも電話帳が検索できます)と地図を見てお店を探します(海外では「TOKYOレコード・マップ」の様なガイドブックは皆無なのでこの方法がお店を探す一番良い方法でしょう)。ブリュッセルの街は同じ業種の店が同じエリアに集中する傾向があるので(チョコレートショップも狭いエリアに十数軒が集中していました)、お店を探すのは比較的簡単でした。
    まずは電話帳に“売ります買います”(日本の様に電話帳で中古レコード店と新品のみのお店が分けて掲載されていないので、このキャッチフレーズが中古レコード店を見分ける簡単な方法です)と大きな広告が載っていた「ソリュージョン」と言うお店に行きました。店名がオランダの有名なプログレ・バンドと同じなので期待しましたが、プログレに関しては在庫が少なく値段も高く期待外れでガッカリ。でもマニアックな物が多く(他のジャンルもコレクターズアイテムが値段は高いが比較的揃っていた)、結果的にはこの日行った店の中では一番マニアックで豊富な在庫がある店でした。
    買いたい物がなかったので、早々に店を出ようとした時、入口脇の壁にあった一冊の本が目に入りました。手に取ってビックリ!何とフレンチ・ロックのシングルのディスコグラフィー本(改訂版)!!実はこの旅行中ずっと98年発行の(初版)を持ち歩いていて、未知のバンドのシングルがあった時に、それがプログレなのか他ジャンルのバンドなのか調べていました。このディスコグラフィー本は98年に発行された時にすぐに購入して、そのアイテム掲載数の多さ(詳細だと言われるフランシス・グロセのフレンチ・プログレのディスコグラフィー本なんかより遥かに多くのプログレのシングルが掲載されています!)に驚いて以来、ネット・ショッピングや前回のフランス旅行で大変重宝していました。ハッキリ初版と表紙に書かれているので、改訂版がいつ出るのかと期待していたのですが、それが目の前に古本であったのです。勿論速攻でレジへ。買ってから中身を良く見ると発行は2000年で9年も前。初版も改訂版も自費出版らしいので多分発行部数が少なかったのだろうけれど、今まで知らなかった事をチョット後悔しました。勿論内容はさらに充実していて、未知のプログレ・シングルも多数追加されていました。もしかしたら再改訂版も出ているのかも知れません。

    この後約10軒のレコード店を回りましたが、ヘビメタとクラブ系の専門店が各1軒あった以外は全て古本屋兼の普通の中古レコード店ばかり(1軒だけ大量に在庫のある店がありましたが、ポップスばかり)でめぼしい物はほとんどありませんでした。
    帰りには若いあんちゃんに絡まれて、あやうくサイフをすられそうになるなど、ロクでもない1日になってしまいました。

    翌日行ったブルージュは町並みが本当にきれいな街でしたが、レコードに関しては、新品のみのチェーン店があるだけで収穫なし。その次の日に行ったアントワープでも骨董品街で大量に在庫のある中古レコード店を見つけて小躍りしたものの、ポップスばかりでDan Ar Bras等安物を数枚見つけただけで終わってしまいました。
    最終日に最後の望みを掛けてブリュッセルの蚤の市に行きましたが、あいにくの雨模様もあってここでもロクな物を見つけられませんでした。蚤の市で驚いたのは、雨にもかかわらずテントも張らず商品を雨ざらしにしていたこと。よく海外のディーラーのレコードで”ウォーターダメージあり”と書かれているものがあり、なぜ水に濡れるのか?と不思議に思っていたのですが、こう言う事なのかと納得しました。他に売っているものがガラクタばかりので、レコードもガラクタ同様のヒドイ扱いをされていてガッカリでした。

    こうして6泊8日の旅行が終わりましたが、(それを目的に行ったのではありませんが)プログレのレコード探しに関しては完全に不発に終わってしまいました。正直ベルギーでは日本に買って帰れば高く売れそうなフレンチポップスのレア・レコードを結構安く見かけましたが(フランスでは日本人バイヤーが探すのでお店によっては高い値段が付いていますが、ベルギーには余り日本人バイヤーが行かないのか?穴場です)、好きでもないジャンルのレコードを商売っ気を出して買う気にはならず、全てパスしました。
    旅行を終わって、日本のプログレの中古レコード店が最近ほとんど海外買い付けに行かない理由が分かったような気がしました。ネットで十分と言う訳です。

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    フランス・ベルギー廃盤ツアー!?(中編) by F-Nakaji

    大部間が空いてしまいましたが、続編です!


    ノミの市めぐりを終えた後、中古レコード屋はほとんど休みなので、
    フランス最大の本&CDの量販店Fnacに行きましたが、
    フレンチ・プログレのCDは皆無でした。
    2年前に行ったマルセイユのFnacには
    Ange、Malicorne、Dan Ar Brasなどが各1・2タイトルはあったのですが、
    パリでは全く売れないようです。
    勿論MuseaのCDなんかありません(インディーズだし・・・)

    やむなく本のコーナーに行ってAngeとCatherine Ribeiroの単行本を探したのですが
    これもナシ、
    唯一あったGerad Mansetの単行本を持ってレジへ行きました。
    ところがレジが大渋滞、
    フランスの社会はクレジットカード全盛で、
    本屋でもほとんどの客がクレジットカードで支払いをするため
    現金より時間が掛かって混雑してしまうようです。
    結局10分以上並ぶハメに・・・
    その上現金払いは私だけで、
    「カードじゃないんですか?」と店員にいぶかしげに尋ねられる始末
    なんかな~

    結局の所、パリでのレコード屋巡りを終えて
    (2年前も今回も)店頭に限ればパリ(&フランスのどこ)よりも
    東京の方が(シングルを除けば)フレンチ・プログレのレコード・CDが手に入ると
    言う、しょ~もない結論に辿り着いてしまいました。
    フランスでは自国のプログレは、
    レア・アイテムに限らずネット販売が完全に主流になってしまっているようです。

    一方、Liveシーンは日本よりは多少マシ?な様で、
    「パリスコープ」(「ぴあ」の様な大手情報誌)にFrancois CahenとDidier Malherbeの
    ジョイントLiveの情報が載っていました。
    (日程が合わず観られませんでしたが・・・)
    また、地下鉄の駅にはYesのコンサート告知の大きなポスターが貼ってあったりもして、
    大御所には根強いファンがいるように感じました。

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    フランス・ベルギー廃盤ツアー!?(前篇) by F-Nakaji

    シルバー・ウイークにパリ、ブルッセル、ブルージュ、アントワープを
    ツアーして来ました。

    折角海外旅行に行ったのに、フレンチ・プログレ・マニアの血が騒ぎ、
    観光もそこそこにレコード店、のみの市、骨董店街を回ってレコード漁りに
    精を出してしまいました。

    パリでは滞在が日・月曜日であったためレコード店は
    ほとんどが休み(ヨーロッパでは日曜日はほとんどの店が休みです)で、
    のみの市(主に土日に開かれるフリーマーケット)を3ケ所回り歩きました。
    のみの市は、衣料品、アンティーク、ガラクタを扱うお店がほとんどですが、
    各のみの市に3~5軒程度レコード店が出店している他、
    ガラクタと一緒にレコードを扱っている店が数軒ありました。

    最初に行ったヴァンブののみの市では、日本人の女性が多数来ていてビックリ!?
    (着物のデザイナーをしている知人もちょうど一週間後に行ったとのこと)
    どうやら彼女達のお目当ては、かわいいアンティ-クのようで・・・
    そんな彼女達を尻目にレコードを探すと、1軒だけレア盤を扱うお店を発見!
    先客でイギリス人らしい2人連れが熱心にレコードを見ていましたが、
    彼らのお目当てはブリティッシュ・ロックのフランス・プレスの様でひと安心。
    この店ではGongの「Camembert electrique」の状態の良い原盤を
    15E(約2,000円)でゲット!
    幸先が良いと思いましたが、他は目欲しいものはありませんでした。残念!

    次に行ったモントルイユののみの市は衣料品、日用品がほとんどで、
    客層もガラが悪い感じ。当然?ながら日本人は階無。
    レコードもダメかなと思いましたが、ガラクラだらけの汚ない骨董品店で
    比較的状態の良いArmand Altaiの「Atavisme」を発見。
    値段表示がなかったので、恐る恐る尋ねたら3.4E(約450円)!安い!!
    (最近の相場価格は知りませんが、一昔前には日本で7,500円位してました)
    もちろん即ゲットしました。

    最後に行ったのがパリ最大のクリニャンクールののみの市。
    2年前にパリに行った時は、ここに出店していた1軒のレコード屋で
    色々レア盤を買った思い出があり、今回もと期待しましたが、
    その店はあったものの、今回は余り珍しいものはありませんでした。
    とは言ってもパリでは一番?フレンチ・プログレの品揃えが良い店
    (店員の1人がMagmaのTシャツを着ていた)なので、
    シングル(5~10E程度で比較的安いし状態も良い物が多い)を中心に
    結構まとめ買いし、店員から「あんたフレンチ・プログレのマニアだね」と
    言われてしまいました(苦笑)。

    (つづく)

    P.S こんな駄文を書いているうちに、Liveが3日後に迫ってきました。
       パリで吸ってきた本場ヨーロッパの空気を、Liveに少しでも生かせるよう
       がんばりますんで、ぜひLiveにお越しください!

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    EclatのLiveに行ってきました! by F-nakaji

    一昨日シルバー・エレファントで行われた
    TEE、BARAKA、EclatのLiveに行ってきました。

    トップバッターのTEEは、
    かつてP.R.Rの常連バンドであった
    Yesのコピー・バンドAslanのキ-ボーディストだった米倉さんが
    メイン・コンポーザーを務めるバンド。

    観るのも聴くのも初めてで、興味深々だったが、
    Fl、G、Key、B、Dsと言うフルートをメインに据えた
    オリジナリティ溢れるリリカルなプログレ・サウンドを聞かせてくれた。

    良く歌うフルートがとても魅力的で、
    終始リードを取っていたが一本調子にはならず、
    変化に富んだ曲想と相まって聴き手を飽きさせない
    とても良いLiveだった。

    各プレイヤーの個性がもう少し強く出るようになれば
    (特にギターが地味に感じられた)
    さらに良くなりそうで、今後がとても楽しみだ。
    (期待してますよ 米倉さん!)


    2番手のBARAKAはギター・トリオ。
    数年振りに観たが、サウンドが結構変化していて驚いた。

    以前は70年代を思わせる骨太のロック・サウンドで
    プログレ色は希薄だったが、
    今回のLiveではメランコリックだったり
    アヴァンギャルド?だったりと曲想が広がり、
    プログレ度もUPしていた。

    各プレイヤーの出音に存在感があり、
    流石プロだと改めて感じた。


    最後に登場したEclatはフランスのマルセイユで活動するバンドで、
    今回が4度目の来日となる。
    11年前の初来日をP.R.Rでオーガナイズさせてもらったこともあり
    (自宅にメンバーを泊めたり、Liveの司会をしたりetc
    ~LiveCDのラストに私のMCも入ってたりします~)、
    個人的には思い入れの深いバンドだが、
    オール・インストの現時点での最新スタジオ作が、
    個人的にはキーボードの音色が古臭く感じてピンと来なかったこともあり
    (Angeの系譜を引くモダンなロック・テアトル・サウンドだった1st、2ndや
    少しエスニック?なインスト作の3rdは大好きです)、
    正直の所、今回は期待よりも懐かしさからLiveに足を運んだ。

    出演前にリーダーのAlainに
    今日は歌うの?と尋ねた所、
    「ここ数年歌っていない。今日も歌わない」と言われて、
    (1st、2ndの曲が聴けないと分かり)少しガッカリ。

    セッティングが始まり、
    キーボードのTherryがステージにパソコンを持ち込むのを見て、
    多少期待したが、音色には大きな変化がなく、
    こちらもチョットがっかり。

    でも今回のLiveは、前回来日の時と比べて
    全体的にキーボードよりもギターが前に出る
    アグレッシヴで躍動感のあるサウンドに仕上がっていて、
    とても良かった。

    4度目の来日と言うこともあり、
    日本語でジョークを言ったり、ふざけたりと、
    Live自体はこれまでになく楽しい雰囲気のショウであった。

    また、演奏技量も前回来日時より確実にUPしていて、
    まだまだこのBandに未来が有る、と感じられたことも
    嬉しかった。

    出演前にAlainが
    「次回のLiveからまた歌うことに少しずつチャレンジしようと思っている」
    と言っていたので、
    次回来日する時には、是非Vo入りの新しいEclatサウンドを
    聴かせてくれることを期待したい。

    F-nakaji

    [Column]F-nakajiのプログレよもやま話 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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