Melogress Official Website Uriah Heep Vol.2 「SALISBURY」 by Ryu

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    Uriah Heep Vol.2 「SALISBURY」 by Ryu

    さて、髪間入れず2ndのレビューです。これは名盤ですよー。
    一般的に彼らの代表作と言えば、3rdから始まる3部作ですが、この2枚目は侮れません。
    なぜなら、ケン・ヘンズレイ(key)がイニシアティブを取った一作目で、すでにヒープ節が炸裂している作品だからです。
    しかもタイトルトラックは16分にも及ぶ大作で、70年ちょうどという時期をかんがみると、プログレ・ハードロックの作品の中でも、かなり前衛的で実験的な要素の強い作品と言うことが出来るでしょう。そういった観点で聞くと、非常にプログレッシブで面白みのあるアルバムです。

    メンバーは1stの途中で入ったナイジェル・オルソン(ds)が脱退し、キース・ベイカーが後任のドラマーとして加入しています。彼は知る人ぞ知る Bakerloo のドラマーで、ジャジーなアプローチもハードなアプローチも得意なプレイヤーです。Bakerloo と言えば、やはりその後コロシアムに参加するデイヴ・クレム・クレムソン(g)ですが、ヒープとコロシアムは同じブロンズレーベルだったこともあり、いろいろと因縁のある関係です。後のアルバムから参加するメンバーも関わってきますが、折に触れて紹介しましょう。

    さて、肝心のサウンドのほうですが、1曲目の Bird of prey からバイロンのシャウティングや、ヘンズレイらのコーラスワークが響いています。極めて単純なハードロックのアプローチですが、彼らのようなやや知的な要素のあるバンドで、このような分かりやすい単純な要素があると、少々安心すると共に評価してしまいます。ロックはやはり初期衝動が大事な音楽ジャンルですね(このように分析している極めてロック的ではない・・笑)。
    2曲目の The park、4曲目の Lady in black は、前回も述べましたがこの時期のお得意のフォーキーなアプローチのあるナンバーで、前者は静かですがプログレ的に展開もあります。

    圧巻は、何と言ってもラストのタイトルトラックでしょう。この大作(いや、超大作と言っても過言ではないでしょう)のために、このアルバムは購入する価値があると断言できます
    泣きのメロディ、大胆でシンフォニックなホーンアレンジ、程よく変わるプログレッシブな展開、ハードなギターワークにソロと、どれをとっても当時かなり斬新なアプローチと言わざるを得ません。
    同時代の彼らより有名なハードロックバンドに、Led Zeppelin、Deep Purple、Black Sabbath がありますが、音楽性が異なるとは言え、これほど大胆かつ個性的なアプローチをしたバンドは、ヒープを除いては居ないでしょう。Deep Purple はオルガンを多用したり、オーケストラと共演したりなど、ヒープと同じ方向性を多分に持っていましたが、ここまで大胆に打ち出すことはなかったです。その意味でヒープのこのアルバム、この楽曲は画期的と言わざると得ません。初期パープルをロイヤルフィルを含めてすべて聞いた筆者が言うのだから、間違いありません!(笑)


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