Melogress Official Website 存在感のある楽曲に透明感のある歌声 by Ryu

    Melogress Official Website

    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

    English site


    Sitemap


    since Mar.2005.

    存在感のある楽曲に透明感のある歌声 by Ryu


    坂本真綾 / Lucy ('01)

    さて、今回はアルバムレビューです。
    といっても、最新のアルバムではありません(^^;
    もう4年ほど前にもなりますか、2001年の3月に発売されたアルバムです。
    「坂本真綾」と聞いてご存知ない方もいるかもしれませんが、その界隈ではかなり名前の知れた人です。
    その界隈とは声優業界です。

    幼少のころから、それこそ10歳になるかならないかくらいから、アニメや洋画の吹き替えの仕事をしてきた彼女。
    声優さんですから、声を商売道具にしている人なんです。
    そんな声優さんが歌を歌うことについては、私はずっと以前より自然なことだと思ってました。
    どちらかと言えばルックスとキャラのみが売りのアイドル歌手と違って、
    声という歌に直結する要素をしてその職業たらしめているのですから、
    彼らの歌声のクオリティの高さは、やはり認めざるを得ないでしょう。
    声優さんの楽曲と言うと、一部のマニアックな人たちに圧倒的に支持されていて、
    一般の音楽ファンはちょっと近寄りがたいという印象を受けますが、
    そういった先入観なしに目をつぶって楽曲と歌だけを聴くと、そのクオリティの高さに必ずや気が付くはずです。
    ちなみに私はアニメはほとんど見ないです(^^;

    声質はいいとして歌はまた別、という話もありますが、彼女の場合は歌自体問題ありません。
    というよりすばらしい歌唱力でしょう。
    透き通った質感でありながら力強く、ハイピッチでも安定していて、
    曲の展開に添って感情の起伏が伝わってきます。
    やはり声だけで役に成りきるという職業柄、歌詞の内容に入れ込んで表現することに長けているのでしょう。

    それと彼女の楽曲の場合、ライター・アレンジャー・プロデューサーの菅野よう子さんのことを避けて語れません。
    何と完成度の高いことでしょう!
    驚きと感動の連続です!
    いやー、ほんとうに枯れることのない才能とはこのことでしょう。
    心に染み入るインパクトのあるメロディ、曲ごとにふさわしくある展開、そしてそれを束ねるアレンジも、
    どれを取っても素晴らしいです。
    似たような楽曲の繰り返しといったこともなく、どの曲も個性のある素晴らしい作品たちです。
    もともとファンク系のバンドで活動してたキーボディストみたいで、鍵盤のプレイの方もかなり天才的だったようです。

    その楽曲を最高の声で歌うわけですから、これほど見事なコラボレーションはありませn。
    アニメや声優のファンだけに聞かせておくには、本当にもったいないです。
    彼女の歌を聞くたびに、いつもそう思います。
    これを読んで興味を持ってくださった方、ぜひとも貴方の耳で確かめて下さい。

    で、肝心のアルバムレビューですが、優しいピアノインストのタイトルトラックに続く曲「マメシバ」。
    これに尽きます。
    この曲の疾走感は、空前絶後の感覚。
    アコギのイントロに導かれるリズムに、彼女の透き通った声が乗ってくる。
    クセのあるパターンのAメロ、それに続く軽快なリズム。
    そして何といっても、圧巻はラストのリフレインでしょう。
    ベース・ドラムのエイトビートの上で展開する音空間、それに包まれた歌声。
    いやー、何度聞いてもシビれます・・

    この「マメシバ」、マニアックな話なんですが、日本が誇るプログレ雑誌「 Euro rock press 」にても、
    「浸食するオーガニックボイス、ユーロロック・ファンをも驚愕!」とレビューされていました。
    いや~、やはり分かっている人は分かっているという感じです。

    もちろん他の楽曲群も負けてはいません。
    メロウな歌詞とメロディラインに16ビートが絡む「紅茶」、
    軽快なエイトビートに英詩の「 Life is good 」、これもすばらしい~。
    他にも「Tシャツ」「私は丘の上から花瓶を投げる」など、最後まで飽きが来ずに何度も聞けます。

    他のアルバムも聞いてますが、どれか1枚と言われると、やはりこの Lucy があがるでしょうか。
    でも他のシングル曲なども、本当にヤバいくらいに完成度の高い素晴らしい楽曲が多いんですよー。
    入門編としてベストアルバムから入るのもいいかもしれません。
    「ハチポチ」「ニコパチ」という名前で2枚出ているので、これもお奨めです。

    さて季節はもうすぐ春ということで、4年ほど前になりますが、
    今世紀になって初めての春にリリースされたこのアルバムをレビューしてみました
    興味を持たれた方は、ぜひとも聞いてみてくださいね。
    [Column]アルバムレビュー | コメント:0 | トラックバック:0 |
    <<キーボードロックの永遠のマスターピース!「ヘンリー八世の6人の妻」 by Itaru | ホーム | 2005/03/11 at PENTA MOON SIDE>>

    コメント

    コメントの投稿















    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    | ホーム |