Melogress Official Website Uriah Heep 番外編1 Gods 「To Samuel a son」 by Ryu

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    Uriah Heep 番外編1 Gods 「To Samuel a son」 by Ryu

    さて、初期アルバムのレビューも終わったということで、ここらで番外編を始めます。ヒープの魅力はそのサウンドであることは明白ですが、非常にメンバーチェンジの激しいバンドであり、その人脈とそれにまつわる話でまたいろいろと楽しめるバンドなのです(筆者の場合、むしろそちらがメインか・・笑)

    で、今回は番外編第一弾ということで、プレ Uriah Heep、すなわちヒープ結成前にメンバーが活動していたバンドを紹介します。以前の投稿でも触れた、The Gods というバンドです。このバンド、ヒープのオリジナルメンバーであるケン・ヘンズレイポール・ニュートンを輩出したバンドであり、リー・カースレイクも在籍してました。ヒープの原型となったバンドの一つです。それに加えて凄いのが、このバンド、あのミック・テイラー、グレッグ・レイクといった有名どころのミュージシャンも輩出し、ジョン・グラスコックといった名手も輩出しているのです。名前に違わぬ凄いバンドです。

    65年の初頭、ケン・ヘンズレイ(Key、G, Vo)を中心に、ミック・テイラー(G)、ジョン・グラスコック(Ba)、ブライアン・グラスコック(Dr)というラインナップで結成されます。グラスコック同士は、いとこの関係だったと記憶してます(もし兄弟なら Styx、Blue Oyster Cult みたいだ!)。しかしこのラインナップではシングルを発表した程度の活動だったようです。ほどなくヘンズレイを残してみなが脱退してしまい、代わりにポール・ニュートン(Ba)、リー・カースレイク(Dr)、ジョン・コナス(G)が集まります。ここでニュートンと知り合い、後にヘンズレイは、彼からヒープへの結成時に加入を要請されることになります。また初期のドラマーが安定しなかった時期を経てから声をかけるカースレイクとは、同じくここで知り合っています。ヒープを語る上では、かなり重要な出会いとなっています。

    しかし程なくして、ポール・ニュートンが脱退してしまい、代わりにベーシストで加入したのは、あのグレッグ・レイクです。しかしこれはうまくいきません。ヘンズレイの言葉を借りるなら「グレッグはバックグラウンドを共有するには才能がありすぎた」ということです。なるほど、彼はこの後 King Crimson の結成時のメンバーに名を連ね、その後は EL&P で大躍進するという、プログレ界のスター街道をひた走るわけですから、ヘンズレイの言うことも最もです。The gods のほうはどうしたかというと、オリジナルベーシストのジョン・グラスコックが復帰します。そうしてようやく、待望の 1st アルバム「Genesis」の制作にこぎつけるわけです(残念ながら未聴・・)。その後同じラインナップにて、セカンドの当作を発表します(ようやく本題に来た・・汗)。

    さてこのアルバムですが、プログレというには物足りない感じですし、69年ですから、ハードロックが台頭する直前という時期です(Zep でいうと3rd が出る前、PurpleでいうとIn rock の前、Sabbath はデビューすらしていない)。サイケな雰囲気と、ポップな感じが交錯し、若干、その後のヒープを彷彿させる要素がある、といったところでしょうか。サイケな曲では当時のフロイド(このジャケは「夜明けの口笛吹き」のパクりと言えなくないかも?!)、ポップな曲ではビートルズとも似たところを感じることができます。筆者はサイケもポップも好きなので、十分に聴ける作品となっています。注目すべきは、ヘンズレイがリードボーカルも取り、中心人物でありながら、楽曲はメンバーそれぞれが書いているということです。カースレイクまで2曲も書いています。それぞれ平均的に良い曲が多いのですが、例えば「あ、これいいな」と感じる曲(例えば Candlelight という曲)は、やはりヘンズレイが書いた楽曲だったりします。なぜ良いと感じたかと言えば、やはりヒープ節に通じるものがあるからではないでしょうか。

    この後のヘンズレイは、前述の様に先に脱退したポール・ニュートンに要請されてヒープの結成に立ち会うのですが、その前に Toe fat というバンドに関わります。それについては、またの機会に譲るとしましょう。
    他のメンバーのその後についても触れたいと思います。
    ミック・テイラーは John Mayall blues breakers に行き、その後は The rolling stone に加入するのは有名な話です。
    ジョン・グラスコックヘンズレイと同じく Toe fat を経た後、スタン・ウェブの Chicken shack、その後 JethroTull といったバンドで、自由奔放なプレイを聞かせ、そのあとバーニー・マーズデンらと Wild turkey の結成だったと思います(記憶があいまい・・失礼)。
    ブライアン・グラスコックは、同じくこの後 Toe fat です。
    グレッグ・レイクは前述の通り、King Crimson から EL&P です。
    ジョン・コナスは同じく Toe fat に行き、その後は音楽業界を引退してしまったようです。

    といった形で、非常に密度の濃い人脈関係となっています。楽曲的にも平均よりずっと上にあるし、ヒープファンなら必聴の一枚と言えるでしょう。早くこのバンドの 1st も聴かねば!


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