Melogress Official Website 衝撃のブルースギタリスト! by Ryu

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    衝撃のブルースギタリスト! by Ryu

    久々のこのシリーズの投稿です。
    今回は間が開いたということもあり、今まで書いてきたバンドとは違う時期のメンボの話にしましょう。
    あれは5年ほど前、筆者が横浜の郊外に住んでいたときのことです。

    当時の筆者はバンドがうまくいっておらず、例によってメンボをせざるをえない状況でした。時は2001年、だいぶネットが普及してはいましたが、まだまだブロードバンドの常時接続の時代には入っておらず、いまだ雑誌や張り紙でのメンボも勢力を誇っていた時代です。筆者はもちろんネットは利用していましたが、いいメンバーを全方位的に探し出すため、雑誌への投稿も熱心にしていました。メンボの雑誌と言えば、そのものずばり「バンやろ(バンドやろうぜ)」がありましたが、いかんせんJ-POPというか、いわゆるV系(注:ヴィジュアル系の略称・・念のため)に偏った雑誌ゆえ、読者層にも偏りがあるので、筆者は避けていました。そこで王道の一冊と言えば「Player」です。

    この雑誌、まさに楽器をやる人のための雑誌で、ギター寄りの内容ではありますが、ドラムスやキーボード、ベースなど、ほかの楽器のプレイヤーでも充分楽しめる内容になっています。アーティストのインタビュー、スコア、楽器やエフェクタなどの新商品紹介など、隅から隅まで楽しめる雑誌です。この雑誌、「売ります買います」の個人売買のページとともに、メンボのページがあるのです。このページのためにこの雑誌を買っている人も少なくないでしょう。

    メンボのページに掲載するには、雑誌に折り込まれている専用のハガキにて投稿します。文字数が決まっていて、その中で自分の訴えたい内容を簡潔に書きます。略号や略称を用いざるをえず、初めて見た人は少し分かりづらいかもしれません。少しここで例を出しましょうか。

    1. 当方Gt
    2. Choも可
    3. 性格重視
    4. 全パート募集
    5. 中級以上
    6. ポール募集(ビートルズバンドやります)
    7. 頭の堅いヤツ不可
    8. ヤンキー不可

    1は、「とうほうぎたー」と読みます。自分はギターをやりますという意味です。ちなみに筆者がメンボで知り合った人に、これを「とうかた」と読んでいた人がいました・・笑
    2は、「こーらすもか」で、楽器を取りながらバックコーラスも歌えますよ、という意味です。
    3は、読み方は難しくないのですが、解釈は非常に難しいです。「性格重視」の記述を見て、「そっかー、オレは性格悪いから無理だな~」って思うヤツって一体・・汗
    4は、非常に難易度が高いです。全パート?全ってどのパート?バンドによって編成が違うでしょーが。ピアノもトロンボーンもアルトリコーダーも募集してるのか?(笑)
    5は、少しバンド経験のある人が書きがちな表現です。中級って一体・・笑。まあ、初心者じゃありませんよという気持ちは分からなくはないですが、上・中・初級の3種類でくくるのも難しいかと。筆者は、楽器はともかく、メンボに関しては上級に達したかも(笑)
    6は、分かる人には分かりやすい表現です。ビートルズコピーバンドのポール、すなわちポール・マッカートニーのパート、ベーシストを募集ということですね。
    7も難しい(笑)。3と同じですね。
    8、以下同文で・・笑

    で、話をもとに戻しますと、筆者は当時、Player に掲載してメンボをしていました。投稿内容の詳細は忘れてしまったのですが、「当方Ba。Dr、Key、G募集。横浜線沿線在住。オリジナル指向で、横浜近辺で週一程度。好きなバンドは Free、Faces、Mott the hoople、Lynyrd Skynyrdなどのブルースロック、70年代のプログレなど。連絡はお気軽に」といったような内容でした。
    よく覚えていないのですが、当時の筆者はブルースロックを軸としたバンドを結成したかったようです(笑)音楽性などは当時も今も変わっていないので、そんなに違和感はないのですが、この募集はなかなか難しそうです。

    しかし、この投稿にあるギタリストがアクセスしてきました。携帯の番号を載せていたので、いきなり電話がかかってきました。聞くと二俣川在住とのことで、中山在住だった筆者の家からは、そんなに遠くないところに住んでいます。すぐに落ち合って話してみることにしました。

    当時、赤のニッサンの EXA に乗っていた筆者は、二俣川に車で乗り付けました。しばらくすると彼がやってきました。見た目は長髪茶髪の、いかにもロッカー風のにいちゃんです。年齢は20代前半といったところでしょうか。
    「初めましてー」
    「初めましてー」
    「じゃあ、どっかお店でも行きますか?」
    お店行くとお金かかりますし、うち近いんで、うちに来ますか?
    「えっ!はあー・・・。では行きますか。乗ってください。」

    メンボでのファーストコンタクトでは、お店に入って話をするのがセオリーなのですが、なぜか初対面の人の家にお邪魔することになった筆者。
    経済的には困っていなかったので、少々面食らいましたが、そこは初対面、相手の出方に合わせます。筆者の車に彼を乗せ、彼の指示に従って車を走らせました。


    そうしてお邪魔したの家は、公務員の官舎でした。何でも父親が警官ということで、その団地に住んでいるとのことでした。しかも空いている部屋を安く借りられるとかで、弟さんはその時は登場しなかったのですが、そのギタリストと二人で、官舎の一部屋を使っているとのことでした。当たり前ですが、ギタリストの部屋なのでギターがあります。ストラトだったかレスポールだったかは覚えていないのですが、その手のスタンダードなギターだったと思います。間違っても、モッキンバード、シャーベル/ジャクソン、Killerなどではありませんでした・・笑


    筆者の掲示した「ブルースロック」というキーワードに反応してアクセスしてきてくれた彼です。もちろん、ブルースロックの話で盛り上がりました。筆者の場合、すぐにマニアックな話題に行きたいのですが、初対面の人とはその手の話題は基本的に避けます。なぜなら、相手がそんなに知らない場合が多いからです・・汗。楽器やってる人って、リスナーとしてはそんなに詳しくない人の方が多いんですよね。残念ながら、その彼もそうでした。ジミ・ヘンやツェッペリンの話はしましたが、肝心のポール・コソフの話題までは到りませんでした・・泣


    それはそうと、彼のフェイバリットギタリストは、80年代唯一のブルースギタリスト、スティーヴィ・レイボーンということです。もちろん筆者も好きなギタリストです。共通点がまた見つかりました!ちょっと物足りない気もするけど、とりあえず一緒にバンドやるのもいいかも・・と思った矢先です。


    「いやー、スティーヴィ・レイボーンほんとうに好きなんですよー」
    「オレも好きっすよー。彼はすごいギタリストですねー」
    「そうなんすよー。オレなんて、これ買っちゃいました」


    そう言って、彼は部屋の奥から一冊の冊子を取り出してきました。
    なんと!それは!バンドスコアじゃないですか!スティーヴィ・レイボーンの・・
    これは衝撃でした・・

    (ブルースギターをバンスコでコピ~?!ありえねぇ~!!!)

    筆者は心の中で叫んでいました。ブルースですよ、ブルース!
    それってスコアでコピーするもんなのでしょうか?!これは、初めて遭遇した概念です・・笑
    話を進めてみると、どうやらコードはよく分からないとのこと(汗)ブルースって言えば、スリーコードだけで済む話なのに、それを理解していないブルースギタリストって一体・・・汗汗汗

    これには相当面食らいました。もちろん、この前にもメンボにていろいろありましたが、これはこれでショッキングな事件でした。豊かな日本では、ブルースギターのバンスコが売られているというのも滑稽な話ですが、それを購入してコピーをしているギタリストというものの存在の方が、筆者にはひどく滑稽に映りました。ある意味、ブルースの概念をくつがえすアプローチと言えるでしょう(笑)

    もちろん、その日分かれた後、彼と会うことはありませんでした。家にまでお邪魔して、その場で断るのも何なので、別れ際は「ではメンボの他のパートでで進展があったら連絡します」といった感じでした。しかし、その後お互いに連絡することはありませんでした。メールでコンタクトを始めると、そのようなケースは少ないのですが、電話の時代はよくありました。わざわざ断りの連絡を入れるまでもないといったところです。

    読者のみなさんにはたいした話に聞こえないかもしれませんが、筆者にとってはこれはかなりショッキングな事件として記憶に残っています。今でも彼は、ブルースロックのスコアでコピーをしているのでしょうか?チョーキングとか(笑)


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