Melogress Official Website ライブドア事件に思う by Ryu

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    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    ライブドア事件に思う by Ryu

    先週から世間をお騒がせのライブドアであるが、この企業、もとは無料のプロバイダサービスを営んでいた。

    2000年前後であるが、そのインターネットの普及期に、私の知人がそのサービス利用していたのを記憶している。

    それがずっと続いていて、今日のライブドアになったのだと私は思っていた。

    ところが、今回の騒動の報道で堀江元社長の経歴などがよく流れたが、それによるとどうやら違うらしい。



    彼が興したのはオン・ザ・エッヂという会社で、前述のライブドアは2002年にオン・ザ・エッヂに買収されてしまっていたということだ。

    堀江元社長率いるオン・ザ・エッヂは既に上場していたが、ブランド名や知名度のあるライブドアを買収したことから、その名前を自ら名乗ることにしたという。

    買収・買収で大きくなっていった企業ならではの経緯と言えよう。

    買収されたそれまでのライブドアと、今現在、世間を騒がせているライブドアは、もはや別の企業と言えよう。



    ここで思い出したのが、オリジナルメンバーが既に在籍しないのに、存続し続けるバンドのことである。

    70年代で言えば Soft Machine、現代で言えばフィンランドの Stratovarius であろうか。



    Soft Machine は、カンタベリー、またはジャズロック界では外すことのできないバンドであるが、その理由は様々なプレイヤーをバンドに巻き込んだことにもあると言えよう。

    66年あたりに、デヴィッド・アレン(G)、マイク・ラトリッジ(Key)、ロバート・ワイアット(Dr)、ケヴィン・エアーズ(b)といったラインナップで始まったソフツであるが、

    作品を重ねるごとにメンバーチェンジを繰り返し、オリジナルメンバーは、一人また一人と抜けてゆき、そして最後に残ったマイク・ラトリッジさえも抜けてしまったが、それでもバンドは活動しつづけた。

    もちろん、マイク・ラトリッジが抜けたころは、カール・ジェンキンス(Key、Sax)やジョン・マーシャル(Dr)など、バンドの後継者が居たからこそ続いたのであるが、最初にバンドを結成し、Soft Machine と命名したオリジナルメンバーが一人もいないのに、その名前でバンドが存続し続けたというのは、いささか奇妙な話である。



    同じことが Stratovaius にも言える。

    北欧のこのバンド、もともとはトリオ編成のバンドで、ボーカルも取っていたオリジナルドラマーのトゥオモ・ラッシーラがこのバンド名を付けたという。

    バイオリンの名器 Stradivari と、ソリッドギターの定番 Stratocaster を掛け合わせて命名されたこのバンド名は、クラシックとロックの融合という、彼らの音楽性を見事に表した名称と言えよう。

    Stratovaius と言えば、ギタリストのティモ・トルキの独裁政権ぶりが目立つバンドであるが、彼はオリジナルギタリストが抜けたために、トゥオモらに誘われて加入したメンバーだった。

    「Hands of time」といった楽曲のヒットにより、日本を初めその名が知られるようになった彼らであるが、そうして活動が乗っていた矢先、4枚目のアルバムを最後にオリジナルメンバーのトゥオモが脱退(クビだったかも・・)してしまう。

    すでにオリジナルベーシストも脱退しているため、彼は最後のオリジナルメンバーであったが、その彼までも脱退してしまったのだ。

    その後任にヨルグ・マイケルが加入したり、またキーボディストにあのイェンス・ヨハンセンが加入するなどして、現在に至るまで、その後の彼らの活躍ぶりは破竹の勢いであったのだが、それらはすべて、結成当時のメンバーもバンドの名付け親もとっくに脱退してしまった後のことになる。



    バンドというのは面白いもので、それ自体がすでに一人歩きしているのだ。

    あくまでもそれを構成するのは各メンバーなのであるが、メンバーが総入れ替えしているというにも関わらず、同じバンド名のもとに活動し、場合によってはそれまでのバンドより知名度を持つようになる。



    今回のライブドア騒動で、私はそんなことを思い出させられた。

    と同時に、Melogress もそれくらい自立して活躍したバンドになってほしいと、ふと願った。
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