Melogress Official Website こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その3) by Ryu

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    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その3) by Ryu

    - 前回のあらすじ -
    とある兄弟とバンドを組んでいた筆者。
    女性ボーカルが脱退してしまい、後任を探すことになったが、その兄弟はネット環境になく、メンボについても経験がなかった。
    後から加入し、音楽的には全く主導権のなかった筆者の孤軍奮闘のメンボが始まった。
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    女性ボーカルは、やりたい人が本当に多いパートです。
    ドラムス、ベースが少ないのは想像できることと思いますが、女性ボーカルの多さは想像できるでしょうか。
    カラオケ好きの女の子は、それこそ世にゴマンといますが、その中には椎名林檎、Cocco、Judy and Maryといったバンドテイストの強い音楽性のアーティストを好きな人も多いと思います。
    彼女たちはみな、女性ボーカル(志望)になりえます。

    母集団が多いだけに、バンド側のこちらの募集に対して、かなりの数の応募があります。
    よって、センター試験の成績で足切りとか、履歴書などの書類専攻で落とすがごとく、最初に応募の条件を付けてふるいにかけます。
    条件は5つも(!)ありました。

    ・オリジナルバンド経験あり
    ・語調を考慮、韻を踏むなど歌詞(ただの詩でなく)が書ける
    ・近辺在住
    ・リハ日曜可
    ・20代


    どうでしょう。
    これは募集内容としては(最初のふたつだけは)「初心者不可」的なけっこう厳しい感じです。
    よくメンボでありがちな「中級以上」とは明記しませんでした(そもそも中級の定義って・・・笑)。
    さすがにここまで書くと、募集側としてはちょっと横柄な感じです。
    それに対しては、以下の文を添えることでやわらげました。

    「いろいろとキビしい条件の募集となってしまいましたが、
    こちらは割といい条件で迎えられるためです、ご容赦下さい。
    あなたの歌声を、このバンドは求めてます!」

    いい条件とは、すでにドラムス、ベース、ギターが揃っていること、あとはスタジオ代がかからないことです(「こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その2) by Ryu」の投稿を参照)。

    うーん、さすがにここまで条件つけると、こちらの希望を満たす人材だけの応募になり、
    面倒な最初のやり取りは減るだろうと思いました。
    ところがどっこい、やっぱり内容を無視して応募してくる輩がいるんですねー。

    「バンド経験はありません、いわば初心者です (T_T) でも歌うのはすきです!!」
    「私は24才のボーカル希望の女です。バンド経験はないのですが、お話しを聞かせていただけませんか?」
    「オリジナルバンドというのは組んだことはないです。(…すいません、条件でしたよね?!)」
    「バンドはやった事ないんですケドオーディション受けたりしてます。やっぱバンド未経験者はダメですか?」
    「オリジナル経験は無いです…バンド暦も 2年前に少しだけコピーバンドをしただけなのでライブ経験も全然なくて かなりの初心者です…。 初心者はダメでしょうか?」

    おいおい、良く募集内容読んでからアクセスしてくれよー

    「だから、あなたはバンドができないんですよ!」って言ってやりたかったのですが、
    「こちらの募集内容を今一度ご覧下さい。」と紳士的な態度・・・(我ながら慣れたもんだ・・)

    やはり女性ボーカル(志望)は、ちょっとやっかいな人が多いです・・笑
    歌は誰でも歌えるから、バンド経験が無いのは不利にはならないとでも思っているのでしょうか。
    こちらがオリジナルバンド経験を必須にあげていたのは、別にそれが歌のうまさにつながるからという理由ではなくて、バンド固有の人間関係のわずらわしさを既に経験して了解しているだろうという理由からだったんですよねー。

    で、直接会って話をするに至るには、かなりの数しぼられた後になります。
    会ってみて感触がよければ、スタジオに来て歌ってもらうことになります。

    一人、かなり良さげな子が来ました。
    彼女は、かなりのハイスペックなシンガーでした。
    22歳、市内在住で、ルックスも良く、何しろオリジナルバンドで活動していて、
    そのバンドの音源CDを持参して来てくれました。
    しかもライブハウスでバイトしていて、機材や広報などにも通じていて、
    バンド活動が何たるかを肌で経験して知っている人でした。
    平行して、二人の他の候補とも会ったのですが、その彼女がダントツで一番いいと、
    メンバーみなの意見は一致しました。
    そしてお互いに同意し、めでたくバンドに加入ということになりました。

    ところが残念ながら、これはうまくいきませんでした。
    それまでの楽曲の歌詞を覚えてきてもらって、スタジオに来てもらったまでは上手くいきました。
    さすがにオリジナルバンドで歌っているだけあり、歌唱力もバツグンです。
    久々にシンガーを得たバンドは、かなりノリノリでその日のリハーサルをしたことを覚えています。
    次回リハは、彼女の都合が合わないので、少し間が開いてしまうけど後で連絡すると言って、その日は別れました。
    そして、その後二度と彼女と会うことはありませんでした・・

    その数日後、筆者は彼女にもらったCDを聞いていました。
    4曲入りの、どれもキャッチーなナンバーの並んだアルバムで、ジャケットデザインやロゴマークなど、アートワークもかなりしっかりしたものでした。
    クレジットを見ていると、バンドのサイトのURLが載っているではないですか。

    ~ おお、これはチェックせねば。確かこのバンド、もう活動しない予定だって彼女は言ってたけど・・~

    ブラウザにそのURLを手で打ち込み、エンターキーを押すと、そのバンドのサイトが出てきました。
    アルバムのジャケットと同様、かなりしっかりしたトップページでした。
    そして、そのページには「Japan tour」の文字が・・・

    ~ 全国ツアー?! スゲー! 名古屋だの神戸だの四国だの、本当にいろいろ行くんだなー!
    あれ?このバンドってまだ続いているのか?もう活動しないって言ってたけど・・ ~

    少々面食らい、ツアーの日程を確認してみると・・

    ~ あっ! うちらのバンドのリハの都合が合わないって言ってた日、名古屋でライブじゃん(笑)
    そっかー、それじゃーうちらとスタジオ入りはできんよなー(笑) ~

    そうです、彼女はまだ前のバンドを続けていて、そのことを隠していたのです。
    そのバンド、すでに2年前くらいから始めているとのことで、
    それだけ続けているとバンドに対して思うところがあったのでしょう。
    よくある話だと思いますが、たまには他の人ともバンドを組んでみたくなったのかもしれません。

    すぐに筆者の部屋に兄弟を呼び、このことを報告して緊急ミーティングを開きました。
    とりあえず事実を確認するため、当り障りのない内容でメールを送り、返事を待つことにしました。

    そして数日後に返事が返ってきたのですが、結果から言うと、
    筆者たちとバンドは一緒にできないという内容でした。
    そのバンドがいまだ活動中であることを黙っていたことについては、謝っていました。
    彼女が言うには、かけもちはNGであるような雰囲気を感じてしまい、言い出せなかったとのことです。
    どちらのバンドも「メイン」でやってゆく自信はあったとのことです。

    ~ どちらもメインってあなた(笑)どっちか一つだけをして「メイン」でしょうか・・ ~

    というつっこみも出来ぬまま、物別れに終わってしまったのです。
    星の数ほどいる女性ボーカルの中では、かなりの逸材だっただけに、さすがにこれには筆者と兄弟はかなりのショックを受けました。
    もちろん、これにへこたれずに、その次の日からすぐにまたメンボを再開はしましたが。

    その彼女のバンド、最近、サイトをチェックしたら、いまだに精力的に(!)活動中でした。
    筆者が、その兄弟とのバンドはとっくに終り、さらにいくつかバンドを経てから Melogress 結成に至り、そのバンドでようやく1年くらい活動をしてきたというのに、彼女のバンドはずっと今まで続いていたのです。

    いやー、どこかで対バンでもする機会があったら、声かけて話でもしてみたいですね・・・笑
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