Melogress Official Website Uriah Heep Vol.13 「CONQUEST」 by Ryu

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    Uriah Heep Vol.13 「CONQUEST」 by Ryu



    さて、このシリーズも19投稿目になりましたが、今回は本編に戻って13作目、80年にリリースされた本作を紹介します。
    例によってメンバーチェンジが発生し、ボーカルのジョン・ロートンと、それにバンドの黄金期を支えてきたドラマー、リー・カースレイクが脱退してしまいます。
    代わりに加入したのが、ジョン・スローマンクリス・スレイドです。

    ジョン・スローマンは無名のシンガーですが、この前には Lone star というバンドで活動していました。
    Lone star は、あの UFO のポール・チャップマンの結成したバンドです。
    その2代目のシンガーとして活動していたのですが、ジョン・ロートンなき後の Uriah Heep に迎えられます。
    このとき、ケン・ヘンズレイは難色をしめしたとのことです。つまり、このバンドには合わないシンガーだと。代わりに彼は、ジョン・スローマンの後に4代目のシンガーとなるピート・ゴルビーを、すでにこの時に推したのですが、ミック・ボックスらに却下されてしまいます。
    そしてこれが引き金となり、ケン・ヘンズレイはこの作品を最後にバンドを去ってしまうのです・・・

    クリス・スレイドは、マン・フレッドマンでプレイしていたドラマーです。
    彼も Uriah Heep にはこの作品にしか関わらないのですが、その後のキャリアが華々しい感じです。
    まず、ジミー・ペイジ、ポール・ロジャース、トニー・フランクリンと彼で結成した The firm の活動があり、80年代末期には AC/DC に加入します。この二つのキャリアで、彼は世界的な活動をしたことでしょう。
    それに加えて近年は、ジェフリー・ダウンズジョン・ペインの Asia でプレイしていました。
    こうしたバラエティに富んだ良いシンガーとプレイヤーが在籍するのが、Uriah Heep の素晴らしいところですね。

    バンドの体制はこうして建てなおされたのですが、その様子がジャケットにも表現されていて、メンバー5人でバンド名の記述された旗を支えています。この時点でオリジナルメンバーはボックスヘンズレイだけになってしまっています。

    さて、作品の方はそれまでの路線とはだいぶ質感が異なる形で制作されています。
    この後につながる方向性なのですが、あきらかにアメリカンマーケットを意識しています。
    もちろん、少し前よりその方向は意識していたとは思うのですが、曲調が明らかにキャッチーでポップになり、かなりラジオでのオンエアを意識したハードロックバンドらしからぬサウンドです。
    ほとんどの曲がメロディアス、あるいはポップスと分類できるかのようです。

    彼らの黄金期の好きなかつてのファンは、この作品を聴いて嘆いたことでしょう、Heep は終わったと。
    しかし私はまったくそう感じません。
    なぜなら、ポップス路線で秀逸な作品であるからです。
    ハードロックとしては落第点なのかもしれませんが、ポップスのアルバム、またはキャッチーなロックのアルバムとしてはかなり良い出来です。私のお気に入りのアルバムの一つとなっています。

    オープニングは No return、この曲は名曲と言ってもよいでしょう。トレバー・ボルダーが中心に書いた楽曲です。
    フェードインから入るイントロ。タイトなピアノのバッキングは、どうやらスローマンが弾いているようです。
    随所で聞かせるボルダーのグルーヴィなベースのプレイと、フロントピックアップを使用しているであろうギターソロの音色とフレーズの美しさに聞き惚れてしまいます。
    やや不安定ともとれるジョン・スローマンのボーカルですが、ファルセット気味の特徴的なフレーズもあり、耳に印象づくボーカルです。



    3曲目の Feeling、これはあからさまなシングルヒットを狙った曲です。
    最初聞いたときは、イントロのキャッチー過ぎるハーモニーに思わず苦笑してしまいました。
    コーラスやキメのフィルインなど、どれをとってもわざとらしすぎて、恥ずかしくも感じてしまうほどなのですが、ポップスとしてはなかなかの出来でしょう。
    問題のイントロははしょられているのですが、ライブ映像がありました。



    4曲目の Fools はややスローなテンポの味のある聞かせる楽曲で、これはトレバー・ボルダーの作品です。
    これはヘヴィな路線を継承し、以前からのファンにも好かれる曲ではないでしょうか。ボックスのギターが泣いています。


    Won't have to wait too long は、メジャーキーでリズムも軽快で、かなり楽しい感じの曲です。
    これは、彼らの新たな一面を見せてくれた楽曲になったでしょう。トレバー・ボルダーが中心で書いた曲ということもあってか、ベースが印象的なリズムをビシバシ繰り出しています。音色も、例えて言うならトニー・フランクリンのような柔らかな音色になっていて(フレットレスベースかも)、楽曲の雰囲気とマッチしています。
    残念ながらライブ映像は見つからなかったのですが、みなさんに聞いていただきたいと思います。


    また、最後の It ain't easy もトレバー・ボルダーの作品です。
    物悲しくも力強い、これまた名曲と言えるでしょう。


    こうしてみると、新加入のメンバーやヘンズレイよりも、トレバー・ボルダーがかなり貢献した作品と言えます。
    この後彼は、プロデューサーとしても手腕を発揮しますが、それ以前にソングライターやプレイヤーとしてこのバンドで活躍していた時期になります。
    この作品の後、Uriah Heep は一時解散状態になってしまいますが、ボルダーはあの Wishbone ash に加入します。皮肉なのは、そこでもジョン・ウェットンの後任であったということです。
    ヘンズレイは前述の通り Uriah Heep を脱退、活動をアメリカに移して Black foot に加入します(このバンドがまた良い!)
    ジョン・スローマンゲイリー・ムーアの所で歌うようになり、来日もしているようです。
    クリス・スレイドの活躍は前述の通りで、残ったミック・ボックスは、リー・カースレイクを呼び戻して Uriah Heep を続けるのです。
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    L.A.で活動している MIWA のデビューアルバムです。
    タイトルは MY WISH IS YOUR COMMAND
    メンバーは
    MIWA : Vocal
    SEAN LEE : Guitar
    CHRIS SLADE : Drums(AC/DC)
    BJORN ENGLEN : Bass(Yngwie Malmsteen)
    WWW.MIWAROCKS.COM
    2011-08-23 Tue 06:25 | URL | MIWAROCKS [ 編集 ]

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     ザ・ファームから続いて…、クリス・スレイドさんのキャリアってのも結構長いので色々とあちこちでセッションドラマーしているのを改めて...
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