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    プログレ シングル事情 by f-nakaji

    プログレ・シングル事情

    前回のこのコラムの最後で、
    プログレのシングル・ヒット曲をつらつらと書きましたが、
    アルバム至上主義と思われているプログレでも
    思いのほかシングルがリリースされています。


    私が主にコレクトしているフレンチ・プログレでも
    優に1,000枚を超えるプログレのシングルが
    リリースされています。
    (かつて「フレンチ・ロック集成」の中で
    シングルについて書かせていただいた事がありましたが、
    その後60年代末~70年代初頭と80年代に
    より多くのシングルがリリースされていたことを知りました)

    当たり前の事ですが、
    プログレも音楽産業の一端に組み込まれていたので、
    シングル・ヒットが要求されていた訳です。

    大雑把に言うと、70年代に
    プログレがジャンルとして確立した国では
    ジャンル未分化なプログレ黎明期と、
    プログレ衰退期に多くシングルが
    リリースされています


    後者の
    プログレ衰退期にリリースされたシングルは、
    ポップ化を強要されたこともあって
    内容が今一つのものが多く

    プログレのシングルはゴミ、と言う印象を
    多くのファンに植え付けてしまいました。

    しかしながら、前者の
    プログレ黎明期のシングルには秀作が多く
    シングル・ヒットを契機に
    スターダムにのし上がった
    プログレ・バンドも多くいます。

    (イエス「ラウンドアバウト」、フォーカス「悪魔の呪文」・「シルヴィア」、
    ムーディブルース「サテンの夜」、アフロディティスチャイルド「雨と涙」、
    プロコルハルム「青い影」、アンジュ「Tout feu tout flamme」etc)
    さらにプログレ全盛期にもリリース数は少数ながら、内容が秀逸なものが多く、
    決して“プログレのシングルはゴミ”ではないのです。

    さらに細かく観て行くと、 シングルのリリース傾向が
    国や時代で異なっていて、
    それがその国のプログレのあり方を
    反映しているようにも思えます。

    次回からは少し国別にプログレのシングルと
    そこから垣間見られるその国のプログレ事情を観て行きたいと思います。

    最後に冒頭の画像のシングルですが、
    これはフランスのヴィジタースのシングル「Dies irae」。
    アルバムからのカットですが、
    シングルなのでエディットされて曲が短くなっています。

    この曲はミサ曲「怒りの日」のカバーで、
    イギリスのグレイシャス、イタリアのフォルムラトレ、
    ドイツのGolgathaなど多くのプログレ・バンドがカバー
    している人気曲です。

    中でもこのヴィジタースのカバーは秀逸で、
    それに気を良くしてかヴィジタースのリーダー
    Jean-Pierre Massieraは後に結成したBarbed Wireでも
    カバーしてシングル「Dies irae fuse a80」をリリースしていますが、
    こちらは今一つの出来でした。

    サイケ、モンド・ミュージックファンの間ではカルトな人気を誇る
    Jean-Pierre Massieraですが、個人的にはヴィジタース以外は余り
    出来の良い作品がないように思います。

    それでは今回はこの辺で失礼します。
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