Melogress Official Website 蔵美ネット?クラビネット! by f-nakaji

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    蔵美ネット?クラビネット! by f-nakaji

    05.忠次郎蔵
    音楽とは直接関係ない蔵の写真が何でここに?
    と思われた方もしばらくお付き合いください。

    私は今東京近郊のとある地方都市に住んでいて、
    そこでNPOに参加して“蔵を活かしたまちおこし”に関わっています。
    具体的には、NPOの助成金コンペ等に応募して資金を獲得し、
    まちの中にある使われなくなった蔵を個性的なソバ屋(写真の建物です)、
    体験型のLiveな博物館、観光案内所&まちづくりセンター、
    大人の寺子屋(藍染体験館)などに自分たちの手で再活用して、
    まちに活気を取り戻そうと活動しています。
    (蔵でミニ・コンサートなんかも開催しています!)

    こう書くとすごく生真面目で堅苦しい活動に思えるかもしれませんが、
    実際にはメンバーは皆な肩肘張らず都合の付く時にだけ参加して、
    自分のできる事を楽しみながらマイペースでやっているだけです。
    (仕事ならば段取りとルールをきちっと決めて
    「やれ」とリーダーが命令する方が効率的ですが、
    そう言うやり方ではボランティア活動は続かない、と実感させられてます)

    そんないい加減?な活動でも不思議とまわりからは評価されている様で、
    つい数日前にも県から景観賞なるものをいただきました。
    評価が高い?こともあって県外でも私達の活動が知られるようになり、
    同じような活動をしている県外の団体からお声掛けをいただき、
    今月初めに3県6都市の団体が集まって、
    蔵美の(蔵の美しさを活かした)まちづくりネットワーク、
    略して“蔵美ネット”が結成されました。

    “蔵美ネット”と聞いて、まっ先に私が連想したのが“クラビネット”
    そう、70年代にファンクやプログレで多用された懐かしいキ-ボードです。
    当時のステージ・フォトなどを見ると、エレピの上なんかにちょこんと置かれていて、
    小型キーボードの様に思っていたのですが、実際には結構大きくて、
    80年代以降キーボードのデジタル化・小型化が進むと共に
    使われなくなって行きました(蔵と同じですね)。

    “蔵美ネット”のネーミングは“クラビネット”をもじったのではないか?
    と直感した(オイオイ)私は、どうしてもそれが確かめたくなり(ビョーキですね)
    思い切って会合の席で
    「“蔵美ネット”の名前は楽器の“クラビネット”から取ったのですか?」
    と尋ねてしまいました。
    すぐさま別の方から「楽器は“クラリネット”でしょう」とお叱りを受けましたが、
    名前を提唱した50過ぎのオジサマ(大学准教授)は、ニヤリと笑って、
    「そう、これからね」と言ってキ-ボードを弾くまねをしたのです。
    やっぱりそうか!と妙に嬉しくなり、
    「ロックとか聞くんですか?」と調子に乗って尋ねたら、
    「70年代のブリティッシュ・プログレとか好きだよ。
    バークレー・ジェームス・ハーベストとか、パイロットとかね。

    最近のロックは良く解らないな。
    大学の構内で学生たちのバンドがよく演奏しているんだけど、
    良いとは思わないね。
    でも、
    この間ルネッサンスみたいなサウンドのバンドが演奏していて、
    こんなバンドがウチの大学にも居たんだって感心したけどね」

    と言う答えが帰って来て驚かされました。

    蔵がテーマの会合なので、これ以上はプログレの話になりませんでしたが、
    ひょんな所で蔵とプログレが結びついてビックリした一日でした。

    会合が終わって家路についた時、ふと思ったことがあります。
    それは“蔵とプログレってどこか似ている”ってことです。
    (オイオイ急に何を言い出すんだ)
    蔵もプログレも
    高い技術を駆使した凝ったつくりのものであり、
    一時代を象徴する華麗なもので

    残念ながら今では多くの人から時代遅れの過去の遺物であると思われている、
    そんな共通点があるように思うのです。

    そして、蔵の再活用を進めていて常々感じているのですが、
    時代遅れと思われて、放置されて荒れてしまった蔵でも、
    元々高い技術で細部まで凝って造られているので、風格があり、
    丁寧に手入れをして甦えらすと、それだけで多くの人が素晴らしいと称賛してくれます。
    さらに蔵の特性・個性を活かしながら、
    今の時代に合った文化的で新しい使い方(個性的な活用のツール・手法等)を
    そこに上手く導入すると、唯一無二の風格ある個性的な施設が出来上がり、
    地域に新たな風を起こすことも出来るのです。

    同様にプログレも
    プログレのスタイルを形だけ安易に踏襲したり、
    (だからアネクドテンやスタンダルテ等を良いと思えません)
    イージーにムードだけを取り繕って退化させたり
    (一部の安易なメロディック・ロック・バンドを見ていると、
     せっかくの蔵造りの建物をチープなトタンで取り繕って改修した
     一時代前の場末の商店街の店舗を見ているような安っぽさを感じます)
    することなく、伝統的なスタイルに高い技術で磨きをかけると共に、
    これまでにない新しい要素を取り入れて、そのスタイルと融合させることが出来れば、
    多くのリスナーから注目されるようになる
    のではないでしょうか?

    私達メログレスも技術を磨いてプログレの伝統と風格を引き継ぐと共に
    そこに新たな要素を取り入れて、
    唯一無二のメログレス・ワールドを創り上げて行けたら、と思っています。

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