Melogress Official Website Uriah Heep Vol.10 「FIREFLY」 by Ryu

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    番外編が続きましたが、本編に戻って10作目です。
    これは名盤ですよ~。
    何期かはよく分かりませんが、例によってメンバーチェンジが起こり、ジョン・ウェットンの代わりにトレバー・ボルダー、そしてオリジナルシンガーのデビッド・バイロンがついに脱退し、ジョン・ロートンが加入します。
    ボルダーは、Spiders from Mars にてデビッド・ボウイとプレイしていたベーシストで、ロートンはドイツのハードロックバンドの Lucifer's friend で歌っていた英国人シンガーです。
    二人ともかなり良い人材で、ヒープの歴史を語る上では欠かせない人たちです。

    ウェットンが脱退した理由は忘れましたが、バイロンが脱退したのはアル中(そしておそらくドラッグも)が原因とのことです。
    案の定、バイロンはこの後、Rough diamond やソロ活動を経たのち、オーバードーズで亡くなります。同じ黄金期のメンバーということもあり、ゲイリー・セインと同様、ヒープの歴史の悲しい部分です。
    ウェットンは脱退後、リック・ウェイクマンビル・ブラッフォードとのプロジェクトを進めますが、ウェイクマンとのメンバーシップは頓挫し、代りにエディ・ジョブソンアラン・ホールズワースを加えて UK の結成に至ったのはご承知の通り。

    新メンバーのジョン・ロートンに加入を薦めたのは、あのジョン・ロードという説もあります。しかももっと驚きなのが、正式にロートンに決定する前に、ディープパープルを解散させたばかりのデビッド・カヴァデールも候補としてスタジオに来て歌っていたことがあったとのことです(!)
    これが実現したら歴史が動き、かなりすごいことになっていたことでしょう。
    一方、ロートンロートンでまず一級のシンガーです。
    クラウス・マイネロニー・ジェイムス・ディオを足して2で割った様な声」と、誰ぞやが形容しているのを目にしたことがありましたが、まさにその通りで、ハードロック系の歌を歌わせたらピカ一です。前任のバイロンもすばらしいシンガーでしたが、それに負けず劣らない人材を見つけています。

    ミック・ボックス、ケン・ヘンズレイ、リー・カースレイク、そして新メンバーのジョン・ロートントレバー・ボルダーを加えて作成された10枚目のアルバムが、この Firefly です。時代は77年、すでにオールドウェーブは過ぎ去り、イギリスではロンドン・パンクが盛んなころでしょうか。
    全体的な印象としては、アメリカンマーケットを意識してか、長尺な曲は無くコンパクトにまとまった楽曲が並んでいます。どれも歌曲ぞろいです。
    1曲のみカースレイクが、いま1曲のみ外部のライターとヘンズレイの共作で、あとはすべてヘンズレイの楽曲となっています。相変わらず才能あふれる楽曲群です。

    全曲解説は避けますが、数曲ピックアップして、まずは1曲目の The hanging tree から。おごそかなシャッフルビートから始まりますが、サビではエイトビートにしてあり、聞かせどころを考えたアレンジとなっています。歌中心の楽曲で、ロートンのボーカルが映える良いオープニングです。
    2曲目の Been away too long も良い楽曲です。ロートンの声の張り・ハイトーンを活かした楽曲で、聞きほれてしまいます。2004年と最近の映像ですが、ロートンが飛び入り(?)したのか、現在のシンガーのバーニー・ショウとツインボーカルのバージョンの動画が見つかったのでお楽しみください。



    4曲目の Wise man、これぞ名曲中の名曲です!個人的には、ヒープ史上、5本指に入るほどの名作だと信じて疑いません。バラード調の楽曲で、ロートン力強いボーカルが美しいメロディを歌い上げ、何度聞いても染み入る名曲です。同じく新加入のトレバーのメロディアスなベースラインも聞き逃せません。こちらは当時の動画があったので、オリジナルメンバーの歌と演奏でお楽しみください。



    そして後半7曲目の Sympathy、これは有名な曲です。日本でシングルカットされた邦題は「哀れみの涙」で、今のところ最後のシングルとなっているようです。タイトルに恥じず、ギターが泣きまくっています。この曲は例によってヘンズレイがギターを取り、ツインギターのハモりで泣いています。ともかく、まずは楽曲を聴いてください。



    いかがですか、名曲 Sympathy。
    え?泣きが足りない?シェンカーの方が泣きのギターが上手だって?う~ん、確かにそうかもしれませんが、これはヒープファンの間では根強い人気のある楽曲なんですよ~。
    黄金期の「対自核」「七月の朝」は有名ですが、当時のロックファンの間では、その次くらいに知られている曲になります。

    というように、かなりキャッチーでクォリティの高い楽曲ぞろいの本作ですが、期待以上にセールス面では評価が得られなかったようです。もはや時代が求めていた音ではなかったと、後で振り返るとそういうことになるのかもしれません。
    個人的にはかなり好きなアルバムの1枚になりますし、このアルバムが一番好きという人もけっこういるようです。
    聞きやすい名曲が多いので、ハードロックファンを初め、ヒープ入門編としてもお奨めの一枚です!
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