Melogress Official Website 2006年10月

    Melogress Official Website

    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    since Mar.2005.

    Uriah Heep Vol.9 「HIGH AND MIGHTY」 by Ryu

    今回は9作目となるこのアルバムです。
    前作とラインナップは変わらず、ケン・ヘンズレイ、デヴィッド・バイロン、ミック・ボックス、リー・カースレイク、そして前作から加わったジョン・ウェットンです。

    このアルバムジャケ、みなさんはどう思います?
    筆者は最初見たとき、「なんじゃこのダサいジャケットは~!」とうなってしまいました・・笑
    翼の生えた拳銃が、宙返りしています。
    並み居る北欧メタルやB級プログレ、古くは RIOT などと、ダサい名作ジャケは数多くみてきましたが、ヒープのこのアルバムも、それらに勝るとも劣らないほどのセンスをしていると思います(笑)
    何が言いたいんだろうか?
    ロジャー・ディーンの描いた名画がある一方、ここまでダサいものまであるのが、ヒープの魅力でもあるといったところでしょうか(苦しい・・)。

    さて、このアルバム、筆者はヒープのアルバム群の中では、比較的最後の方に聞きました。
    数多くの名作を聞いた後に聞いたものですから、ジャケのダサさも手伝って、たいしたアルバムには思えませんでした。
    実際にそこまで人気のあるアルバムではありません。
    しかしながら、今回改めて聞きなおしてみましたが、そこまでクォリティが低いわけでもありませんでした。
    楽曲は2曲のみウェットンとの共作で、あとは全部ヘンズレイ一人で書いています。
    さすがヘンズレイ、そこまでひどいものは世に出していないといったところです。
    3~4分代の短い曲ばかりで、以前のような大作はなりを潜めています。

    とはいうものの、のっけから面白い展開です。
    1曲目からヘンズレイが鍵盤を離れたツインギターの曲になっていて、単純明快なギターのリフレインから始まります。
    そのあと、ベースのリフも絡んでくるのですが、このリフの重ね方はあまりセンスが感じられません。
    まあ、そこまでは良しとしましょう。問題はその後です。
    かなり頓狂なテンションのボーカルが入ってくるのですが、なんとそれはジョン・ウェットンのリードボーカルなのです。
    種明かしをすると、なんとレコーディング時にバイロンの調子が悪かったとのことで、ウェットンが歌ってそれをそのまま使ったという運びだそうです。
    バイロンがどう思ったかなどは、詳しい情報はつかんではいませんが、前作から加入したベーシスト・シンガーに1曲目を取られたというのは、看板シンガーとしては面白くないかもしれません。
    なぜその楽曲を1曲目に持ってきたのか、というのも謎です。

    2曲目の Weep in silence は、今回聞き直して、なかなか良い曲だと感じました。
    スロウテンポのマイナーキー、ムードのある悲しげな曲で、これがウェットンとの共作です。
    とくにミック・ボックスギタープレイは冴えていて、普段あまり聞かせない泣きのフレーズを弾いています。しかもイントロとアウトロの2回。
    76年という時期もあり、イーグルスの Hotel california を連想してしまいました。
    それくらい泣いているギタープレイです。
    4曲目の Midnight は、ギターの印象的なフレーズによるイントロです。変拍子やテンポチェンジはないものの、いくつかの展開を聞かせてくれます。ウェットンのプレイは随所で印象的なフレーズを聞かせ、リーのスネアとともに楽曲を盛り上げています。
    5曲目の Can't keep a good band down は、シンセ(メロトロン?)の揺らいだリフレインが耳に残る曲です、メジャーキーであり、そのリフはコミカルな雰囲気を演出しています。ミック・ボックスのギターは、割と乾いた感じの音作りになってますね。
    続く6曲目の Woman of the world も、メジャーキーで、かつシャッフル、コミカルで楽しげな曲調になっています。ホンキー・トンク調のピアノ、アコースティックギターなども効果的に用い、彼ららしいポップスに仕上がっています。
    7曲目の Foot prints in the snow も、ウェットンとの共作です。スロウからミディアムテンポのナンバーで、コーラスを多用し、アレンジの幅に幅を持たせています。しかしながら、彼らにしてはやや退屈な曲といえるでしょう。ノリで押すわけでもなく、構築性を追及するわけでもなく、メロディが強いわけでもなく、これといって特徴のない曲です。
    8曲目の Can't stop singing も、これまた退屈なナンバーです。彼らでない人らの楽曲だったら、もう少し良いように受け止められるかもしれませんが、いかんせん期待してしまうので拍子抜けといったところです。
    リズムもアレンジ退屈で、これといって特徴がない曲です(異論のある方は遠慮なくどうぞ!)。
    9曲目の Make a little love は、アップテンポのシャッフルのブルーズチューンで、これはいい感じです。ヒープにはあまりない作風で、それでいて演奏で楽しませる形に仕上がってます。ライブでは盛り上がるでしょう、この手の曲は(おそらくプレイされてないでしょうが・・)。ヘンズレイペダル・スティールギターのソロまでフューチャされていて、ノリノリです。ウェットンを含めメンバーみな、このようなスリーコード主体の楽曲でも、すぐにプレイして自分たちの楽曲として仕上げることができるのは、さすがは当時のプロです。
    最後の Confession は、ピアノのみをバックとした2分ほどの短いエピローグ的な楽曲です。
    バイロンの歌声を中心に、メンバーみなのコーラスもフィーチャされています。
    美しいメロディの楽曲なので、ヒープのアルバムを締めくくるにはいい楽曲と言えるでしょう。

    さて、今回久々にこのアルバムを聞きなおしましたが、思ったより悪くないかも?というのが正直な感想です。
    最初に聞いた当時は、これほどの駄作はない!とまで思っていたのにです。
    それはあまりにも他のアルバム群のクォリティが高いから、そう思ってしまったんだと思います。
    筆者のように後追いだと、まとめてアルバムを聞くので、その中に少し良くないものがあると、駄作!と簡単に決め付けてしまうものです。
    アーティストが、その時々に必死に生み出した作品なわけですから、早計な判断はせず、ゆっくり聞き込むべきでしょう。
    今回、改めてそう感じました。

    しかし、ジャケは何度みてもダサい・・・!!


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    Uriah Heep Vol.8 「RTETURN TO FANTASY」 by Ryu

    久々にこのシリーズの更新です。
    今回はスタジオ作の8作目、邦題「幻想への回帰」です。
    天使ともバレリーナともとれる存在が、宙に舞い行く様子を描いたジャケとなっています。

    黄金のラインナップから、ついにベースのゲイリー・セインが脱退。
    これより前、彼はステージ上での感電事故にという憂き目に遭っています。
    その療養で休んでいたのですが、脱退、さらにはドラッグのオーバードーズだったと思いますが、他界してしまいます。
    ヒープ史上でも人気のあるベーシストゆえ、その死は未だに惜しまれます。
    余談ですが彼は来日時に、グルーピーの一人と子を設けたとの噂があります。
    その子供は日本人とのハーフになるわけで、本当だとしたら彼の遺伝子を受け継いだ子のその後も気になるところです。

    さてこの作品ですが、そんなゲイリーがプレイする予定だったのですが、結果的に脱退となってしまい、後任として迎えられるのが、あのジョン・ウェットンです。
    プログレ界の重鎮とも言うべきシンガー・ベーシストの彼ですが、当時はクリムゾンが終わり、Roxy Music でツアーメンバーをこなした後でした。
    しかしヒープへは、音楽的な合致から加入したというわけでもなさそうです。後世のインタビューでも語っていますが、「金のためだった」と素直に告白しています。
    当時のヒープは人気があったので、ギャラがよかったのでしょう。
    ゲイリーの後任で加入したウェットンは、彼のプレイを差し替えてこのアルバムに参加します。

    1曲目からタイトルトラックで、のっけから図太いシンセリードをフィーチャしたスロウテンポのイントロです。一気に盛り上がり、イントロの終了とともにアップテンポのシャッフルに変わって歌の開始です。
    この楽曲、わざとそのアレンジでしょうが、ドラムスが非常にシンプルなパターンになっています。
    オープニングを飾るにふさわしい、インパクトのある楽曲になっています。
    2曲目のShady lady は、例によってケン・ヘンズレイがキーボードを離れ、ギターを手にした楽曲です。スライド・ギターもフィーチャされ、ノリのいい1曲となっています。
    もちろん新加入のウェットンのグルーヴィなプレイも見逃せません。
    3曲目の Devil's daughter はわりと最近でもプレイされている楽曲です。オルガンの白玉の上で、ミックの16ビート中心のリフレインが印象的な曲です。
    4曲目の Beautiful dream は名曲です。イントロからして、シンセ、ギターのカッティング、ハイハットの16部の刻みと、構築性のある緻密な作りになっています。
    なんといってもこの曲は、デヴィッド・バイロンのシャウトがインパクト大です。ヴィブラードを多用し、シャウトしながら揺れる様子は、他の誰にもマネできない個性を放っています。
    ヒープの看板とも言うべき彼のボーカルを、最大限に引き出した楽曲でしょう。
    5曲目の Prima Donnnaは、ロックン・ロール調の非常に楽しいムードの曲です。ヒープの魅力はメロディックな楽曲にあるのですが、このようなスタンダードな曲調でも彼ららしさが出ているというのが、非常に面白いバンドです。ホーン(クリムゾンのメル・コリンズのサックスです)やコーラスも大々的に導入され、ゴージャスなつくりになっています。1曲前とだいぶ異なる雰囲気ですが、両者とも間違いなくヒープならではの楽曲で、いろんな側面で楽しませてくれます。
    6曲目の Your turn to remember もこれまた名曲で、スロウテンポのメジャーキーのシャッフル、コーラスやブルージーなリードギターのフィーチャされた楽曲です。この4~6曲目までの運びは、本当に素晴らしいつくりだと感心してしまいます。
    8曲目の Why did you go はスローバラードで、泣ける曲調に仕上がってます。アルバムにこういう曲は1曲は必要ですね。
    最後の A year or a day は、アコースティックギターを用いた静かなパートがあったり、強弱のメリハリのついたエイトビートのロックチューンです。メロディを大切にし、ラストを飾ってます。ヘンズレイのオルガンが全編を通してうなっています。

    このアルバム、前作・前々作とこけていたのが、本国英国だけではありますが、なかなかのヒット作となった作品でした。というか、彼らの作品としては英国では最大のヒット作だったかも。
    若干のアメリカン指向から、初期のブリティッシュヘヴィ路線に戻り、しかも英国では人気のあるウェットンが加入したからでしょう。
    表面上だけ見ると、ゲイリーが抜けて新しい血を得て、この作品をリリースしてヒットし、バンドとしては良い状態には見えますが、そうでもなかったようです。ちなみにウェットンゲイリーのプレイの差し替えを行ったくらいですから、かなり遅い時期にレコーディングから合流という形なので、楽曲は提供していません。それは次回作品からになります。


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    衝撃のブルースギタリスト! by Ryu

    久々のこのシリーズの投稿です。
    今回は間が開いたということもあり、今まで書いてきたバンドとは違う時期のメンボの話にしましょう。
    あれは5年ほど前、筆者が横浜の郊外に住んでいたときのことです。

    当時の筆者はバンドがうまくいっておらず、例によってメンボをせざるをえない状況でした。時は2001年、だいぶネットが普及してはいましたが、まだまだブロードバンドの常時接続の時代には入っておらず、いまだ雑誌や張り紙でのメンボも勢力を誇っていた時代です。筆者はもちろんネットは利用していましたが、いいメンバーを全方位的に探し出すため、雑誌への投稿も熱心にしていました。メンボの雑誌と言えば、そのものずばり「バンやろ(バンドやろうぜ)」がありましたが、いかんせんJ-POPというか、いわゆるV系(注:ヴィジュアル系の略称・・念のため)に偏った雑誌ゆえ、読者層にも偏りがあるので、筆者は避けていました。そこで王道の一冊と言えば「Player」です。

    この雑誌、まさに楽器をやる人のための雑誌で、ギター寄りの内容ではありますが、ドラムスやキーボード、ベースなど、ほかの楽器のプレイヤーでも充分楽しめる内容になっています。アーティストのインタビュー、スコア、楽器やエフェクタなどの新商品紹介など、隅から隅まで楽しめる雑誌です。この雑誌、「売ります買います」の個人売買のページとともに、メンボのページがあるのです。このページのためにこの雑誌を買っている人も少なくないでしょう。

    メンボのページに掲載するには、雑誌に折り込まれている専用のハガキにて投稿します。文字数が決まっていて、その中で自分の訴えたい内容を簡潔に書きます。略号や略称を用いざるをえず、初めて見た人は少し分かりづらいかもしれません。少しここで例を出しましょうか。

    1. 当方Gt
    2. Choも可
    3. 性格重視
    4. 全パート募集
    5. 中級以上
    6. ポール募集(ビートルズバンドやります)
    7. 頭の堅いヤツ不可
    8. ヤンキー不可

    1は、「とうほうぎたー」と読みます。自分はギターをやりますという意味です。ちなみに筆者がメンボで知り合った人に、これを「とうかた」と読んでいた人がいました・・笑
    2は、「こーらすもか」で、楽器を取りながらバックコーラスも歌えますよ、という意味です。
    3は、読み方は難しくないのですが、解釈は非常に難しいです。「性格重視」の記述を見て、「そっかー、オレは性格悪いから無理だな~」って思うヤツって一体・・汗
    4は、非常に難易度が高いです。全パート?全ってどのパート?バンドによって編成が違うでしょーが。ピアノもトロンボーンもアルトリコーダーも募集してるのか?(笑)
    5は、少しバンド経験のある人が書きがちな表現です。中級って一体・・笑。まあ、初心者じゃありませんよという気持ちは分からなくはないですが、上・中・初級の3種類でくくるのも難しいかと。筆者は、楽器はともかく、メンボに関しては上級に達したかも(笑)
    6は、分かる人には分かりやすい表現です。ビートルズコピーバンドのポール、すなわちポール・マッカートニーのパート、ベーシストを募集ということですね。
    7も難しい(笑)。3と同じですね。
    8、以下同文で・・笑

    で、話をもとに戻しますと、筆者は当時、Player に掲載してメンボをしていました。投稿内容の詳細は忘れてしまったのですが、「当方Ba。Dr、Key、G募集。横浜線沿線在住。オリジナル指向で、横浜近辺で週一程度。好きなバンドは Free、Faces、Mott the hoople、Lynyrd Skynyrdなどのブルースロック、70年代のプログレなど。連絡はお気軽に」といったような内容でした。
    よく覚えていないのですが、当時の筆者はブルースロックを軸としたバンドを結成したかったようです(笑)音楽性などは当時も今も変わっていないので、そんなに違和感はないのですが、この募集はなかなか難しそうです。

    しかし、この投稿にあるギタリストがアクセスしてきました。携帯の番号を載せていたので、いきなり電話がかかってきました。聞くと二俣川在住とのことで、中山在住だった筆者の家からは、そんなに遠くないところに住んでいます。すぐに落ち合って話してみることにしました。

    当時、赤のニッサンの EXA に乗っていた筆者は、二俣川に車で乗り付けました。しばらくすると彼がやってきました。見た目は長髪茶髪の、いかにもロッカー風のにいちゃんです。年齢は20代前半といったところでしょうか。
    「初めましてー」
    「初めましてー」
    「じゃあ、どっかお店でも行きますか?」
    お店行くとお金かかりますし、うち近いんで、うちに来ますか?
    「えっ!はあー・・・。では行きますか。乗ってください。」

    メンボでのファーストコンタクトでは、お店に入って話をするのがセオリーなのですが、なぜか初対面の人の家にお邪魔することになった筆者。
    経済的には困っていなかったので、少々面食らいましたが、そこは初対面、相手の出方に合わせます。筆者の車に彼を乗せ、彼の指示に従って車を走らせました。


    そうしてお邪魔したの家は、公務員の官舎でした。何でも父親が警官ということで、その団地に住んでいるとのことでした。しかも空いている部屋を安く借りられるとかで、弟さんはその時は登場しなかったのですが、そのギタリストと二人で、官舎の一部屋を使っているとのことでした。当たり前ですが、ギタリストの部屋なのでギターがあります。ストラトだったかレスポールだったかは覚えていないのですが、その手のスタンダードなギターだったと思います。間違っても、モッキンバード、シャーベル/ジャクソン、Killerなどではありませんでした・・笑


    筆者の掲示した「ブルースロック」というキーワードに反応してアクセスしてきてくれた彼です。もちろん、ブルースロックの話で盛り上がりました。筆者の場合、すぐにマニアックな話題に行きたいのですが、初対面の人とはその手の話題は基本的に避けます。なぜなら、相手がそんなに知らない場合が多いからです・・汗。楽器やってる人って、リスナーとしてはそんなに詳しくない人の方が多いんですよね。残念ながら、その彼もそうでした。ジミ・ヘンやツェッペリンの話はしましたが、肝心のポール・コソフの話題までは到りませんでした・・泣


    それはそうと、彼のフェイバリットギタリストは、80年代唯一のブルースギタリスト、スティーヴィ・レイボーンということです。もちろん筆者も好きなギタリストです。共通点がまた見つかりました!ちょっと物足りない気もするけど、とりあえず一緒にバンドやるのもいいかも・・と思った矢先です。


    「いやー、スティーヴィ・レイボーンほんとうに好きなんですよー」
    「オレも好きっすよー。彼はすごいギタリストですねー」
    「そうなんすよー。オレなんて、これ買っちゃいました」


    そう言って、彼は部屋の奥から一冊の冊子を取り出してきました。
    なんと!それは!バンドスコアじゃないですか!スティーヴィ・レイボーンの・・
    これは衝撃でした・・

    (ブルースギターをバンスコでコピ~?!ありえねぇ~!!!)

    筆者は心の中で叫んでいました。ブルースですよ、ブルース!
    それってスコアでコピーするもんなのでしょうか?!これは、初めて遭遇した概念です・・笑
    話を進めてみると、どうやらコードはよく分からないとのこと(汗)ブルースって言えば、スリーコードだけで済む話なのに、それを理解していないブルースギタリストって一体・・・汗汗汗

    これには相当面食らいました。もちろん、この前にもメンボにていろいろありましたが、これはこれでショッキングな事件でした。豊かな日本では、ブルースギターのバンスコが売られているというのも滑稽な話ですが、それを購入してコピーをしているギタリストというものの存在の方が、筆者にはひどく滑稽に映りました。ある意味、ブルースの概念をくつがえすアプローチと言えるでしょう(笑)

    もちろん、その日分かれた後、彼と会うことはありませんでした。家にまでお邪魔して、その場で断るのも何なので、別れ際は「ではメンボの他のパートでで進展があったら連絡します」といった感じでした。しかし、その後お互いに連絡することはありませんでした。メールでコンタクトを始めると、そのようなケースは少ないのですが、電話の時代はよくありました。わざわざ断りの連絡を入れるまでもないといったところです。

    読者のみなさんにはたいした話に聞こえないかもしれませんが、筆者にとってはこれはかなりショッキングな事件として記憶に残っています。今でも彼は、ブルースロックのスコアでコピーをしているのでしょうか?チョーキングとか(笑)


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    GENESISアルバムレヴューVOL.3 by Itaru


    GENESISレヴューです。
    今回はいよいよ代表作でもあるサード「FOXTROT」に関して
    レヴューしたいと思います。
    まずは曲紹介から行きたいと思います。

    まず1曲目「WATCHER OF THE SKIES」
    荘厳なメロトロンのイントロで、アルバムは幕を開けます。
    曲自体は独特なリズムパターンで、古き良き時代を思わせる
    雰囲気のある曲です。エンディングもドラマティックでよいですね。
    2曲目「TIME TABLE」
    ピアノのイントロから始まる、メロウな佳曲です。
    3曲目は「GET’IN OUT BY FRIDAY」
    ドライブするリズム隊。中盤のパートが印象的な曲ですが
    イントロは変な演歌のような雰囲気も・・・・
    4曲目「CAN-UTILITY AND THE COASTLINERS」
    アコースティックに始まって、途中から一気にダークな曲調になります。
    好みは分かれるかも知れませんが、なかなか展開があって良い曲です。
    5曲目「HORIZON’S」
    スティーブ・ハケット(Gt)の、アコースティックギターのみの曲です。
    そして6曲目「SUPPER’S READY」
    GENESISで特別な位置づけがされている名曲です。
    この曲が収録されているので、このアルバムが代表作なのだと思います。

    幻想的な序盤のパートから、一転して華やかな展開に。
    中盤は演劇の1シーンのようです。
    そして終盤。あまりのドラマティックさに感動です。浸れます。
    オルガン好きな人ならなおのことノックアウトされるでしょう。
    最後に鳴り響く鐘の音とともに、メロディアスなヴォーカルが入って
    感動的なエンディングで幕を閉じます。

    とまあ、ざっくり曲を紹介するとこんな感じですが。
    世間一般の評価では
    「今までより音楽的に向上し、思想的にも深まった最高傑作」
    「今までのGENESISはまだ発展途上だった。このアルバムで完成した」
    「今までは商業的にもプレスでの評価もそれほどでもなかったが、この作品で評価を受けた」
    などなど、とにかく「このアルバムは素晴らしい!」というレヴューが多いものですから、私が最初に買ったGENESISのアルバムがこれでした。

    しかし、正直なところ、私個人の感想では
    「初期のGENESISのアルバムで、これを最初に聞くのは、やめた方が良い」
    と、主張したいです(例によって、希少意見)

    私としては、派手な分かりやすさを持った曲が少ないので
    他のアルバムに比べて、ファーストインパクトに欠ける、と思うのです。
    もちろん名作です。大曲「サパーズ・レディ」が収録されていますし
    最高傑作と呼ばれる理由もわかります。
    (この曲が1曲目だったら、印象も変わるのでしょうが・・・)
    アルバムオリエンテッドな作りになっていますので、トータルとしては
    とても良いアルバムだと思います。

    なので、GENESIS初心者の方は
    最初に聴くアルバムとしては2作目の「ナーサリー・クライム」か
    今後レヴュー予定の4作目「月影の騎士」をお勧めします。
    そして、何度かそのアルバムを聴きこみ、GENESISの良さをある程度
    理解したな、と感じたその時、このアルバムを聴いてみてください。

    最後の「サパーズ・レディ」を聴き終わった頃。
    GENESISの虜になっていることでしょう・・・
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