Melogress Official Website 2006年02月

    Melogress Official Website

    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    since Mar.2005.

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    2006/02/11 at 渋谷 club 乙 part1

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    2006/02/11 at 渋谷 club 乙 part2

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    What's new 2006/01/11

    Winter Live '06」 at 渋谷 club 乙 に出演。
    対バンは Moonlight Masquerade、快速ラビット、Buckskellter 2.9、ダバダ海童。

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    彗星のごとくシーンに登場した、元祖スーパーバンド by Ryu


    Captain beyond / Captain beyond('72)



    このバンドはブリティッシュと呼ぶには少々難があるのですが、70年代の英国のHR、プログレッシブロックを語る上では避けて通ることのできないバンドなので、ここで取り上げることにします。

    「また有名なのもってきたなー」

    と感じるマニアの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご愛嬌ということでカンベンしてください・・(^^;



    なぜブリティッシュロックと呼べないかと言うと、Captain beyond はメンバーが英米混合のバンドで、しかもこの 1st アルバムのころは英 1/4、米 3/4 という比率だったからです。

    その唯一の英国人は、シンガーのロッド・エバンス。

    この名前を聞いてすぐに分かる人はすくないかもしれませんが、例えばイアン・ギランと言えば、誰でも知ってる Deep Purle のシンガーですね。

    イアン・ギランは有名ですが、実は彼は Deep Purle のオリジナルメンバーではありません。

    では、誰がオリジナルのシンガーであったかというと、このロッド・エバンスなのです。

    これは割と有名な話で、Captain beyond と聞くと、「ああ、あのパープルの初代ボーカルが居たバンドね」という反応もよくあります。

    彼の存在一人で、サウンド全部が英国的なものに聞こえてしまっているので、その歌声や存在感は圧倒的なものがあります。



    では米国人のインスト隊は誰かと言うと、これまた強者ぞろいです。

    ギターとベースの二人は、筆者の最も好きなバンドの一つである Iron Butterfly の出身です。



    Iron Butterfly は60年代後半に、全米No.1のヒットソングを放ったこともあるほど、実力も知名度もあるバンドです(日本ではあまり知られていませんが)。

    西海岸のサイケな要素のあるバンドですから、有名なところでは The Doors などが同世代の近いバンドにあたりますね。

    「鉄の蝶」と名づけられたこのバンド名、何か重いもの(鉄)と何か軽いもの(蝶)を組み合わせ、この名前がつけられました。

    サウンドのほうは、当時ののんびりしたサイケな雰囲気の楽曲もあるにはあるのですが、やはり重く沈みこむようなヘヴィな楽曲こそが彼らの魅力でした。

    「重い」といっても、80年代以降のいわゆる Heavy Metal などの重さとは違って、60年代後半当時で精一杯の重さですので、メタラーのみなさんはあまり期待してはいけません(笑)



    その Iron Butterfly でヘヴィなラインも聞かせていたのが、ベーシストのリー・ドーマンです。

    彼のプレイはいいですよ~♪

    フェンダーのテレキャスターベースがメインベースで、ときにファンキー、ときにヘヴィなプレイで、印象的なラインをよく弾いています。

    以前、このコラムで紹介した Hard Stuff のジョン・ガスタフスンと共に、ベーシストの筆者の最も好きなプレイヤーの一人です。

    Iron Butterfly は、解散する前の最後のアルバムにてツインギター編成になるのですが、その片割れのラリー・リノ・ラインハルトとリー・ドーマンは、その後も一緒にバンドをやることを画策します。

    そしてそのメンバーにドラマーとして、ボビー・コールドウェルを誘います。



    ボビー・コールドウェルと言えば、あの AOR シンガーですが、Captain beyond のボビーとは同姓同名の別人です。

    そもそもコールドウェルのつづりが、Caldwell(AOR シンガー)とColdwell(ビヨンドのドラマー)と異なります。

    このドラマー、AOR シンガーほど有名ではありませんが、なめちゃいけません。

    すさまじい才能の持ち主です!

    このバンドの前にはジョニー・ウィンターのところでドラムを叩いていたのですが、そのバンドではホワイトブルースという音楽性であったこともあり、そんなに複雑なパターンはありませんでした。

    ところがこの Captain beyond、かなりのプログレッシブな変拍子の嵐です。

    しかもトータルコンセプトアルバムで、ノンストップというわけではありませんが、最初から最後まで一連のテーマで繋がっています。

    楽曲はすべて、このボビー・コールドウェルとロッド・エバンスが手がけています。

    そんな構築性のあるアルバムでドラムを担当しているわけですから、彼の技量の高さはうかがい知ることができます。

    彼のドラミングは、繊細かつ大胆、そしてアフリカンビートやラテンのノリさえ含んだバリエーション豊かなプレイで、まったく隙がありません。

    一つのバンドに長く在籍することがなく、しかもどのバンドもそれほど有名にならなかったため、あまり知られてないプレイヤーですが、70年代当時のドラマーとしては最も優れたドラマーであり、評価すべきプレイヤーだと筆者は強く感じます。



    そんな Captain beyond は、元 Deep Purple、元 Iron Butterfly、元 Jony Winter and の実力者たちが集まり、トータルコンセプトアルバムを引っさげ、彗星のごとくシーンに登場したスーパーバンドです。

    そのサウンドは、スペイシーな広がりを持つギター、縦横無尽な動きと展開を聴かせるドラム、そのドラムの変化に絶妙にマッチしたヘヴィかつタイトなベース、そして伝統的な英国の湿り気のあるボーカルと、明らかにそれまでにないタイプのバンドです。

    まさにプログレッシブ(進歩的)であることを地で行くサウンドです。



    バンドはこの後も続くのですが、残念なことにボビーが脱退してしまいます。

    1st でそのサウンドを牽引していた彼の脱退を埋めるために、ドラムス、パーカッション、キーボードの3人ものメンバーが加わり、2ndアルバム(Sufficiently breathless)を発表するのですが、1stほど人気はありません。

    前作のコンセプト的な雰囲気も継承し、リー・ドーマン師匠が全曲書き下ろしたということもあり、個人的にはけっこうお気に入りなのですが、1st アルバムの衝撃が強すぎたからか、2枚目のジンクスというものがあったようです(ちなみにその 2nd アルバムの邦題は「衝撃の極地」(笑))。



    脱退したボビーは、Yardbirds、Renaissanceを経たシンガーのあのキース・レルフと、超ヘヴィブルースロックバンド Steamhammer の二人のバンド画策の誘いを受け、Armageddonを結成します。

    これまたこれで、Captain beyond 並に衝撃があったのですが、時代がもうそういったサウンドを求めていなかったからか、わずかアルバム一枚のみで解散してしまいます。



    そして70年代後半、Captain beyond が再結成されます。

    メンツは 1st のラインナップからロッド・エバンズを除き、代わりにウィリー・ダーファンを加えた四人。

    これで 3rd アルバムの Dawn explorsion を発表します。

    これまたすごい名盤!・・・と言いたいところなんですが、実は筆者、まだ未聴なんです・・・(^^;

    アナログ盤なら探せばすぐにあるかもしれませんが、CD化されているものの、なかなかCDは手に入らないのです。

    個人的に最高と考えるドラムス&ベースのコンビが復活してるし、ぜひとも聞きたいのですが、これまた数年越しの想いになってしまっています。

    「あそこで売ってたぞ」

    という情報がありましたら、ぜひこちらまでご連絡ください(笑)
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    メンボしているバンドがテレビ出演?! by Ryu

    バンド活動をしていて、突然、テレビ出演の依頼が舞い込んできたら、それはすごいことですよね。
    ただでさえ普段から宣伝活動に余念のないアマチュアバンド界隈ですから、テレビ番組に出演してオンエアされれば、それは願ってもない宣伝になります。
    純粋にたくさんの人に自分達の音楽を聞いてもらえる機会になるし、バンドを見て気に入ってくれた人がチケットを買ってライブを見に来てくれるかもしれない、という打算的な利点もあります。

    でも、そんなおいしい話って、そう簡単にあるものなのでしょうか?
    メンバーにある程度有名な人が居たり、業界にコネがある人がいるなら、全くない話でもないかもしれません。
    またローカルバンドでも、着実に実力をつけ、地元のライブハウスなどで有名になれば、興味を持った業界人の人が目をつけて声をかけてくる機会があるかもしれません。
    いずれにせよお声がかかりそうなのは、それなりの実力があるバンドってことになりますね。

    では、メンバー探しをしているバンドはどうでしょう?
    「まだバンド自体が始まってないっつーの!」
    と、すばやいつっこみが返ってきそうですねー(笑)。
    まだメンボしているバンドは、基本的に人前での演奏の機会もないわけで、テレビ出演どころか、
    自分らでライブハウスに出演のブッキングに応募することすらできていないわけです。

    ところがです。
    ところがですよ?
    筆者が在籍したそのバンド(このメンボシリーズのその2~3に書いたバンド)なんですが、なんと!テレビ出演の話が来たんです!

    ~ え!マジかっ! ~

    バンド経験がどんなに長い人でも、テレビ出演ってのはなかなか機会がないものです。
    しかし、どうしてまだメンバーが揃ってもいないバンドにそんな話が・・・

    そうです。
    メンボしているがゆえに、テレビ出演の依頼が来たのです。

    前回のコラムに書いた女性ボーカルの加入・脱退の事件の後、筆者はまだメンボを続けていました。
    アクセスは相変わらずたくさんあり、実際に会って話したした人などもいたのですが、お互いにマッチするという出会いはありませんでした。
    そんなある日、一通の興味深いメールが届きました。


    *********************************************************************************

    当社は音楽芸能全般でクリエイト業務を行っております株式会社○○○○ともうします。
     このメールアドレスは練習スタジオ・楽器店のメンバー募集チラシからいただきました。
     ご不用でしたらお手数ですが破棄をお願いいたします。
     このメールは当社制作の新番組「××××」の出演依頼です。
                ~ 中略 ~
     もしご興味を持っていただけたらメール、電話にてお問い合わせください。
     詳細をお知らせしたいと思います。
     なお第1回の収録を200x年x月x日 東京新宿のライブハウスにて行います。
    出演希望、ご興味等ありましたらご一考ください。


    *********************************************************************************


    これは!
    こんなことってあるのでしょうか?(笑)
    そうです、筆者が何十ヶ所にも張ったメンボの張り紙のひとつを見て、メールで出演の依頼をくれたのでした。
    そう言えば以前も、雑誌のメンボ欄に筆者の投稿が掲載された後に、ライブハウスから出演のお誘いや、楽器のスクールからの勧誘が来るようになったりといったことがありました。
    業者側からしてみれば、個人情報が掲載されているため、正確にダイレクトメールを送ることができるわけです。
    しかも相手は、確実に音楽に興味を持っている人ですから、商売もやりやすいのかもしれません。

    それと同じ手口ではありますが、こうして筆者らのバンドに「メンボ番組」のテレビ出演依頼が来たのでした。
    「出来ることはすべて、徹底的にやる」という筆者の方針からいくと、メンボにおいて、これは願ってもないチャンスです。

    しかし結果からいって、これはあまり効果のあるものではありませんでした。
    なぜなら、一口にテレビ番組と言ってもいろいろあって、キー局のゴールデンタイムの放送から、地方のローカル番組まで、視聴者の数と層は千差万別なのです。
    このお誘いの番組は、CS 放送(衛星放送)のみでオンエアされる番組で、その CS の契約をしている人だけが見られるという、かなり見ている人の限られた番組だったのです。
    見ている数が限られた上に、さらにその中でバンドをやっていて(またはやろうとしていて)、さらに筆者らのバンドの提示する厳しい条件をクリアする人材が、果たして存在するのでしょうか?
    これは例によって、限りなくゼロに近いでしょう・・・

    メンバーの兄弟と話しあった結果、一応、出演することになりました。
    しかし、弟と筆者は日程の都合がつかず、兄が一人で収録に行ってきました。
    初代のシンガーが在籍したときに作ったデモテープがあったので、それを BGM に流してもらったとのことですが、たいした番組ではなかったらしく、詳細の報告の内容は忘れてしまいました・・汗

    どうせなら、活動が波に乗って楽曲のレパートリーが増え、ライブをガンガンにやっている時期にテレビ出演の依頼が来たらいいんですけどねー。
    おっ、そういえば我々 Melogress も今週末(2/11)は渋谷・club 乙での「Winter live '06」のイベントに出演するし、そろそろそんな依頼が来てもいい頃か?!(笑)
    [Column]メンボシリーズ | コメント:0 | トラックバック:0 |

    ツインキーボードにギターレス、個性的な英国プログレバンド by Ryu


    Bedside manners are extra / Greenslade ('73)



    ツインギターのバンドというのは数多く存在します。

    最も身近なところでは yamaZaki や Buckskeller2.9 といったバンドですが、最も有名なところでは Rolling stones や Aerosmith、Oasis などがあがるでしょうか。

    「確信的なロックのインストラメンツ」であるギターを、少人数のバンド編成の中で複数用いて、片方がリズムギター、もう片方がリードギターといったように役割分担をして、アレンジに幅を持たせることが出来ます。

    あまりに馴染みすぎて、いまさら話題にあげるまでもないことでしょう。



    では、ツインキーボードはどうでしょう?

    ギターと同じくリードもリズムも取れる楽器ゆえ、バンドに複数のキーボードプレイヤーが居てもおかしくありません。

    よくあるツインキーボード編成は、ピアニストとオルガニストがそれぞれ在籍し、各楽器にそれぞれが専念するというスタイルです。キーボードプレイヤーがバンドに一人しかいない場合、その一人がピアノもオルガンも担当するのが普通ですが、同じキーボードとは言え、ピアノとオルガンとでは出音もプレイスタイルも全く異なるため、それぞれ秀でたプレイヤーが担当するということになります。

    こうした役割分担をしたバンドとしては、あの「青い影」で有名な Procol Harum があがります。

    リードボーカルも担当するゲイリー・ブルッカーがピアノ、そしてバンドのサウンドを特徴づけるオルガンをマシュー・フィッシャーが担当し、見事に役割分担したツインキーボードサウンドを聞かせています。



    このピアノとオルガンのコラボを中心としたツインキーボードの編成のバンドとしては、他に The Band、Mott the hoople、Spooky tooth といったバンドがあがります。

    The Band では リチャード・マニュエルとガース・ハドソンがそれぞれピアノとオルガンを分けていました。

    Mott the hoople では、ヴァーデン・アレンがオルガンを弾く一方、ボブ・ディランばりにピアノを弾きながら歌うイアン・ハンターがいました。

    Spooky tooth では、マイク・ハリソンがピアノやハープシコード、ゲイリー・ライトがオルガンを担当し、両人ともリードボーカルを担当するものだから、ツインボーカルの二人がツインキーボードも担うという編成でした。



    これらのバンドはツインキーボード編成ではありますが、当然のごとく「確信的なロックのインストラメンツ」であるギターを担当する人がバンドにいる上で、さらにそれぞれのキーボードプレイヤーが在籍しているということになります。

    では、我々 Melogress のようにギターレスのバンドで、ツインキーボード編成のバンドってあるのでしょうか?



    それが今回とりあげる Greenslade です(前ふりの長いやっちゃ・・笑)。

    このバンドは二人のキーボードプレイヤー、それにドラマーとベーシストの4人編成です。

    それぞれプログレ的なキャリアを経た人らが集まったバンドで、実力的にも保証つきです。

    バンド名に自らのファミリーネームを持ってきたデイブ・グリーンスレイドは、英国ロック界にさまざまな影響を与えたという、あのジャズロックバンドの最高峰、Colosseum でオルガンを担当していたプレイヤーです。

    Colosseum はギタリストの他にサックスプレイヤーも居て、中音域から高音域では、各人のインタープレイがぶつかりあっていたのでしょうか。

    それに Colosseum は、完全にドラマーのジョン・ハイズマンのリーダーシップのもとに結成・運営されていたバンドでした。

    デイブ・グリーンスレイドは、Colosseum 時代の同僚でもあり、後にプロデューサとして手腕を発揮するベーシストのトニー・リーブスを引き入れ、ドラマーには King Crimson に少し在籍していた手数の多いテクニカルなプレイヤーのアンドリュー・マカロクを迎えます。

    そしてあとはギタリストを、というのが普通のバンド結成話の運びなのですが、このバンドは個性的なサウンドを目指していたからか、ギタリストは加えずに、代わりにもう一人のキーボードプレイヤーを迎えます。

    迎えられたのは、後に Samurai という名前に代わる Web というジャズロックバンドで、キーボードとボーカルを担当していたデイブ・ロウソンでした。



    こうした4人もの実力派プレイヤーが結成したバンドですから、その楽曲はクオリティが低いはずがありません。

    もともとオルガニストのグリーンスレイドが主にオルガンを担当し、ピアノはデイブ・ロウソンが担当しているのでしょうか(正確なクレジットがないため推測)。

    Greenslade はその2種類の単純な役割分担だけではなく、メロトロンやその他シンセなど、複数の鍵盤楽器によるコラボレーションを特徴としています。

    シンフォニックな雰囲気の楽曲も多く、リズムは複雑で展開もあり、時代が時代だけにプログレの王道を行く数々の楽曲です。

    そこにギターの音は一切なく、たくさんの音色を持った表現力豊かなキーボード群が占めています。

    EL&P こそ、キース・エマーソンのクラシック趣味と天才的なプレイ、それと派手なパフォーマンスで知られた、最も有名なキーボードロックバンドですが、Greenslade はそれよりもっと、奥行きとか深さを感じされてくれるバンドです。



    これはセカンドアルバムなのですが、彼らの4枚のアルバムの中では、最高峰の呼び名の高い名盤です。

    6曲中3曲がインストゥルメンタルで、存分にキーボードの音色やコラボレーションを楽しめます。

    それにこのバンドはキーボードだけが魅力というわけではなく、デイブ・ロウソンの柔らかいボーカル、そしてドラムスとベースの二人のプレイも存分に楽しめます。

    4曲目のそのものズバリ「Drum folk」は、アンドリュー・マカロクのドラムプレイをフューチャした楽曲です。

    ドラムソロが曲中にあり、その最後にスネアの連打でオンビートに戻ったと思ったら、それにリードのシンセのメインリフレインをユニゾン的に被せるというアレンジには圧巻です。

    トニー・リーブスも音楽を知り尽くしたプレイヤーで、ギターがいないというバンドの都合上、わりと派手なベースラインを聴かせる場面があります。

    ディストーションギターがないサウンドだからベースを歪ませる、という安易なサウンドメイキングをするわけでもなく、それまでの自分の音色とプレイをして、ギターレスバンドでベーシストを務めています。

    同じくギターレスバンドの Melogress のベーシストという立場から、筆者は彼の気持ちが分かる気がします。



    そうそう、それにこのバンドのジャケット、最初の2枚は、前回の Badger でも紹介したロジャー・ディーンが書いています。

    Yes とは直接関係ないバンドですが、プログレバンドということでやはりロジャー・ディーンの範疇で描かれるバンドということでしょうか。

    というわけで、これも間違いなしの名盤です。

    日本盤も出ているので(というか、日本で世界初CD化されたのかも)、見かけたら即買いしましょう(笑)
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    こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その3) by Ryu

    - 前回のあらすじ -
    とある兄弟とバンドを組んでいた筆者。
    女性ボーカルが脱退してしまい、後任を探すことになったが、その兄弟はネット環境になく、メンボについても経験がなかった。
    後から加入し、音楽的には全く主導権のなかった筆者の孤軍奮闘のメンボが始まった。
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    女性ボーカルは、やりたい人が本当に多いパートです。
    ドラムス、ベースが少ないのは想像できることと思いますが、女性ボーカルの多さは想像できるでしょうか。
    カラオケ好きの女の子は、それこそ世にゴマンといますが、その中には椎名林檎、Cocco、Judy and Maryといったバンドテイストの強い音楽性のアーティストを好きな人も多いと思います。
    彼女たちはみな、女性ボーカル(志望)になりえます。

    母集団が多いだけに、バンド側のこちらの募集に対して、かなりの数の応募があります。
    よって、センター試験の成績で足切りとか、履歴書などの書類専攻で落とすがごとく、最初に応募の条件を付けてふるいにかけます。
    条件は5つも(!)ありました。

    ・オリジナルバンド経験あり
    ・語調を考慮、韻を踏むなど歌詞(ただの詩でなく)が書ける
    ・近辺在住
    ・リハ日曜可
    ・20代


    どうでしょう。
    これは募集内容としては(最初のふたつだけは)「初心者不可」的なけっこう厳しい感じです。
    よくメンボでありがちな「中級以上」とは明記しませんでした(そもそも中級の定義って・・・笑)。
    さすがにここまで書くと、募集側としてはちょっと横柄な感じです。
    それに対しては、以下の文を添えることでやわらげました。

    「いろいろとキビしい条件の募集となってしまいましたが、
    こちらは割といい条件で迎えられるためです、ご容赦下さい。
    あなたの歌声を、このバンドは求めてます!」

    いい条件とは、すでにドラムス、ベース、ギターが揃っていること、あとはスタジオ代がかからないことです(「こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その2) by Ryu」の投稿を参照)。

    うーん、さすがにここまで条件つけると、こちらの希望を満たす人材だけの応募になり、
    面倒な最初のやり取りは減るだろうと思いました。
    ところがどっこい、やっぱり内容を無視して応募してくる輩がいるんですねー。

    「バンド経験はありません、いわば初心者です (T_T) でも歌うのはすきです!!」
    「私は24才のボーカル希望の女です。バンド経験はないのですが、お話しを聞かせていただけませんか?」
    「オリジナルバンドというのは組んだことはないです。(…すいません、条件でしたよね?!)」
    「バンドはやった事ないんですケドオーディション受けたりしてます。やっぱバンド未経験者はダメですか?」
    「オリジナル経験は無いです…バンド暦も 2年前に少しだけコピーバンドをしただけなのでライブ経験も全然なくて かなりの初心者です…。 初心者はダメでしょうか?」

    おいおい、良く募集内容読んでからアクセスしてくれよー

    「だから、あなたはバンドができないんですよ!」って言ってやりたかったのですが、
    「こちらの募集内容を今一度ご覧下さい。」と紳士的な態度・・・(我ながら慣れたもんだ・・)

    やはり女性ボーカル(志望)は、ちょっとやっかいな人が多いです・・笑
    歌は誰でも歌えるから、バンド経験が無いのは不利にはならないとでも思っているのでしょうか。
    こちらがオリジナルバンド経験を必須にあげていたのは、別にそれが歌のうまさにつながるからという理由ではなくて、バンド固有の人間関係のわずらわしさを既に経験して了解しているだろうという理由からだったんですよねー。

    で、直接会って話をするに至るには、かなりの数しぼられた後になります。
    会ってみて感触がよければ、スタジオに来て歌ってもらうことになります。

    一人、かなり良さげな子が来ました。
    彼女は、かなりのハイスペックなシンガーでした。
    22歳、市内在住で、ルックスも良く、何しろオリジナルバンドで活動していて、
    そのバンドの音源CDを持参して来てくれました。
    しかもライブハウスでバイトしていて、機材や広報などにも通じていて、
    バンド活動が何たるかを肌で経験して知っている人でした。
    平行して、二人の他の候補とも会ったのですが、その彼女がダントツで一番いいと、
    メンバーみなの意見は一致しました。
    そしてお互いに同意し、めでたくバンドに加入ということになりました。

    ところが残念ながら、これはうまくいきませんでした。
    それまでの楽曲の歌詞を覚えてきてもらって、スタジオに来てもらったまでは上手くいきました。
    さすがにオリジナルバンドで歌っているだけあり、歌唱力もバツグンです。
    久々にシンガーを得たバンドは、かなりノリノリでその日のリハーサルをしたことを覚えています。
    次回リハは、彼女の都合が合わないので、少し間が開いてしまうけど後で連絡すると言って、その日は別れました。
    そして、その後二度と彼女と会うことはありませんでした・・

    その数日後、筆者は彼女にもらったCDを聞いていました。
    4曲入りの、どれもキャッチーなナンバーの並んだアルバムで、ジャケットデザインやロゴマークなど、アートワークもかなりしっかりしたものでした。
    クレジットを見ていると、バンドのサイトのURLが載っているではないですか。

    ~ おお、これはチェックせねば。確かこのバンド、もう活動しない予定だって彼女は言ってたけど・・~

    ブラウザにそのURLを手で打ち込み、エンターキーを押すと、そのバンドのサイトが出てきました。
    アルバムのジャケットと同様、かなりしっかりしたトップページでした。
    そして、そのページには「Japan tour」の文字が・・・

    ~ 全国ツアー?! スゲー! 名古屋だの神戸だの四国だの、本当にいろいろ行くんだなー!
    あれ?このバンドってまだ続いているのか?もう活動しないって言ってたけど・・ ~

    少々面食らい、ツアーの日程を確認してみると・・

    ~ あっ! うちらのバンドのリハの都合が合わないって言ってた日、名古屋でライブじゃん(笑)
    そっかー、それじゃーうちらとスタジオ入りはできんよなー(笑) ~

    そうです、彼女はまだ前のバンドを続けていて、そのことを隠していたのです。
    そのバンド、すでに2年前くらいから始めているとのことで、
    それだけ続けているとバンドに対して思うところがあったのでしょう。
    よくある話だと思いますが、たまには他の人ともバンドを組んでみたくなったのかもしれません。

    すぐに筆者の部屋に兄弟を呼び、このことを報告して緊急ミーティングを開きました。
    とりあえず事実を確認するため、当り障りのない内容でメールを送り、返事を待つことにしました。

    そして数日後に返事が返ってきたのですが、結果から言うと、
    筆者たちとバンドは一緒にできないという内容でした。
    そのバンドがいまだ活動中であることを黙っていたことについては、謝っていました。
    彼女が言うには、かけもちはNGであるような雰囲気を感じてしまい、言い出せなかったとのことです。
    どちらのバンドも「メイン」でやってゆく自信はあったとのことです。

    ~ どちらもメインってあなた(笑)どっちか一つだけをして「メイン」でしょうか・・ ~

    というつっこみも出来ぬまま、物別れに終わってしまったのです。
    星の数ほどいる女性ボーカルの中では、かなりの逸材だっただけに、さすがにこれには筆者と兄弟はかなりのショックを受けました。
    もちろん、これにへこたれずに、その次の日からすぐにまたメンボを再開はしましたが。

    その彼女のバンド、最近、サイトをチェックしたら、いまだに精力的に(!)活動中でした。
    筆者が、その兄弟とのバンドはとっくに終り、さらにいくつかバンドを経てから Melogress 結成に至り、そのバンドでようやく1年くらい活動をしてきたというのに、彼女のバンドはずっと今まで続いていたのです。

    いやー、どこかで対バンでもする機会があったら、声かけて話でもしてみたいですね・・・笑
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    Yes ファミリーの穴熊 by Ryu


    Badger / One live Badger ('73)



    今回は Yes ファミリーのバンドを取り上げます。

    Yes はプログレバンドの王道を行くバンドで、メンバーチェンジが激しく、その彼らが Yes 加入以前、脱退後にやってたバンドってのがけっこうあります。

    Yes と言えば、このコラムでも Itaru が執筆したリック・ウェイクマンが熱かったですが(笑)、そのリックはオリジナルメンバーではありませんでした。トニー・ケイというキーボディストが居て、その彼が脱退した後に後任として Strawbs からリックが迎えられたのでした。

    Strawbs もフォークとエレキ、プログレの交錯するなかなか面白いバンドなのですが、それはまたの機会で取り上げるとして、今回はトニー・ケイの方のバンドを取り上げます。



    トニーは Yes 脱退後、同じく Yes を脱退したギタリストのピーター・バンクスが結成した Flash のアルバムでプレイしたりしていましたが、その後に自分が中心となってバンドを結成します。

    それがこの Badger で、メンバーはギターにブライアン・パリッシュ、ドラムスにロイ・ダイク、ベースにデヴィッド・フォスター、そしてキーボードがトニーです。

    ブライアン・パリッシュはこれより以前、Gun ~ Three man army ~ Baker Gurvitz army と次々とバンドを立ち上げてゆくガーヴィッツ兄弟の兄でベーシストのポール・ガーヴィッツと、Parrish & Gurvitz というそのものの名前で活動していました。

    ロイ・ダイクは、ジョン・ロードの友人のキーボディスト、トニー・アシュトンと Ashton, Gardner & Dyke でプレイしていました。

    デヴィッド・フォスターは、同姓同名のあの人ではなく(笑)、ジョン・アンダーソンの古い友人で、Warrior というバンドで一緒に活動していました。



    この4人で活動を始めた Badger ですが、デビューアルバムがなんといきなりライブアルバム(!)です。

    その名も「One live Badger」で、72年の12月ごろ、Yes のサポートアクトを務めていたステージの音源ということです。

    Yes は「Yessongs」というライブ音源を発表していますが、そのビデオ映像を収録したときのステージということなのです。

    ジョン・アンダーソンが「Yes が音源を録るステージだから、Badger も録ってみれば?」という提案をしたのかもしれません。

    事実、Badger のこのライブアルバム、プロデューサのクレジットにジョンの名前が混じっていて、のっけから Yes との関係の深さをうかがわせます。



    アルバムジャケにしてもそうです。Yes のジャケと言えば、あのロジャー・ディーンが担当したものが多いですが、この Badger のデビュー作も彼が描きました。

    ロジャー・ディーンは Yes ファミリーならずとも、例えば Gravy train、Babe Ruth、Paradinなど、当時の英国ロックバンドの様々なジャケを担当した人です。

    その彼が Badger のジャケを担当したのは、単に Yes つながりからかと思われがちですが、実はそうではなく、彼自身が Badger(つまり穴熊)が好きだったからということです。

    たったの4時間程度で制作されたというこのジャケットは、寒そうな雪景色の中、2匹の穴熊が描かれたものになりました。

    また、ジャケットの見開きに織り込む「飛び出す絵本」的な工作のオマケもついています。

    これはロジャーのアイディアに違いないでしょう。



    で、肝心のサウンドのほうですが、ライブならではの緊張感も手伝って、キーボードとギターのバランスの取れた、なかなかプログレ然とした良質の音になっています。

    一時期の Yes ほどではありませんが、展開の豊かな楽曲もありリスナーを飽きさせません。

    メインのリフレインをギターとキーボードでユニゾンで演奏する場面が多く、インパクトのあるアレンジになっています。

    また、キーボードとギターのソロが延々とフューチャされる場面も多く、ハードロック的なアプローチも感じます。

    リード・ボーカルのクレジットが無いため、誰が歌っているのかは正確にはわからないのですが、おそらくそれまで歌ってたことのあるブライアン・パリッシュが担当しているのではないでしょうか。

    楽曲はメンバーみなで担当したものが殆どですが、まず作曲は担当しないトニーですから、おそらくブライアン・パリッシュを中心に作っていったと推測されます。このことが、後の Badger の活動の仇となるわけですが・・

    ただ残念なことに、名曲と言わせるようなまでのクォリティの楽曲はなく、全部が平均的に高いという、いわゆる佳作のアルバムといったところでしょうか。



    このライブ盤でデビューを飾った Bagder ですが、初のスタジオ盤となる次回作を発表するまでに、例によってメンバーチェンジが発生してしまいます。ギターのブライアン・パリッシュとベースのデヴィッド・フォスターが脱退していまいます。

    そこで迎えたのが、ギターにポール・ピルニック、ベースにはロイ・ダイクと以前コンビを組んでいたキム・ガードナー、そしてボーカルには既にソロで活躍していたジャッキー・ロマックス。

    5人組となり、それまでの中心人物であったブライアン・パリッシュの代わりにジャッキー・ロマックスが就任し、まったく別のバンドといっていいほどの変貌を遂げます。

    トニー・ケイが始めたバンドであり、彼がまだ在籍しているにも関わらず、この2ndの「White lady」では作曲には一切タッチせず、すべての楽曲を新シンガーのジャッキー・ロマックスが手がけ、それまでの彼の路線であるソウル・R&B色の強いものになってしまうのです。

    もちろん、トニーにもそのバックグラウンドがあり、またロイ・ダイクとキム・ガードナーの二人は Ashton, Gardner & Dyke で同じく黒っぽい路線で活動していたこともあり、バンド全体で見れば各自の共通するところの音だったのかもしれません。

    しかし Yes ファミリーの一員であり、デビュー作ではその期待に応えたサウンドを展開していたものですから、その変貌ぶりには当時のリスナーは拍子抜けしてしまったそうです。

    筆者はこちらも聞きましたが、ホーンセクションや女性コーラスがフューチャされたわりとゴージャスでソウルフルな感じで、プログレバンドだと期待して聞かなければなかなか悪くない感じです。

    メンバーチェンジでフロントマンや中心人物が代わってしまい、同じバンドなのに全く方向性が変わってしまうバンドというもがたまにありますが、Badger もまさにそういったバンドと言えるでしょう。

    トニー・ケイさえしっかりしてれば、こんなことにはならなかったのかもしれませんが・・
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