Melogress Official Website [Column]メンボシリーズ

    Melogress Official Website

    都内で活動中のギターレスプログレッシブロックバンド、Melogress (メログレス)公式サイト。

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    since Mar.2005.

    メンボのコツ 実例その1 by Ryu



    読者の方で、メンバー募集をしてこれからバンドを組もうという人のために、今までの経験をもとにアドバイス的なことを書こうと思います。
    基本的には禁じ手扱いとなることで「これはやってはいけないこと」という内容です。


    ①メールのやりとりをしていて、質問に対して回答をしない
    ここ最近のメンバー募集については、メールでやりとりをするということについては、PCメールにしろ携帯メールにしろ、避けて通れない形になっています。
    その際に、お互いに出会って間もないものですから、いろいろと疑問・質問点があり、今後どのようにしてゆこう?という思いがあるため、メールにて確認することになります。

    例えばメールを一日1回やりとりするにしろ、時間をかけてゆっくり読んで、ゆっくり考えて、ゆっくり回答を記述することができます。
    ところが、これがきちんとできない人が多いです。

    ・相手の質問に回答をしない
    ・答えているつもりだが答えになっていない
     ・質問に答えずに自分の別の質問を切り出す
     ・そもそも、質問を無視してしまっている


    など。

    例えば、

    「それはAということでしょうか?」

    という質問に対し、

    「Bという見方もできますがCかもしれません」

    という回答をしてしまうなどです。

    この回答は最終的に正しいのかもしれませんが、まず、

    「それはAということでしょうか?」 ⇒ 「はい」  or  「いいえ」

    のいずれかを回答するべきで、その上で「Bという見方も~」と続けるべきです。



    ・悪い例(会話になっていない?):

    「それはポップス系の音楽ということでしょうか?」

    という質問に対し、

    「ファンクという見方もできますがR&Bかもしれません」


    良い例(会話になっている):

    「それはポップス系の音楽ということでしょうか?」

    という質問に対し、

    「いいえ、ポップスではありません。ファンクという見方もできますが、R&Bかもしれません」


    どんなに些細な質問についても、ひとつひとつ丁寧に回答するのが、良いメンバーを見つける近道です。
    これは、極々基本的なことなのですが、できていない人が多いです。
    自分に主張がある人ほど、相手の話は良く聞いていないものです。

    知り合ってまだ一度も会ったこともない状態でやりとりしている場合ならなおさらですが、これからメンバーとなって一緒にバンドをやっていく相手なのですから、
    思いやりをもって誠実に一つ一つの質問に回答するのが、よりよいコミュニケーションと言えるでしょう。



    回答したくない質問を無視する、または、たいした質問でないと勝手に判断して無視するのは、はっきり言って言語道断です。
    そんなことをして、果たして今後一緒にバンドをやってゆけるのでしょうか?

    例えば、スタジオ入りをする場所について、相手が遠いところを希望してきたとします。
    いつも利用している所を引き続き利用したいので、その質問には回答しなかった場合、相手はどう思うでしょうか?

    「何で回答してくれないのだろう?」

    と疑心暗鬼になるのが当たり前です。

    一度質問してきたので、その後に何度もまた同じ質問をされるということも普通に想定されます。
    はっきり言って、無視して無視しきれるものではないのです。

    「何で回答してくれないのだろう?この人は、今後もそういうやり方でバンドを進めてゆく人なのかな・・」

    と、一緒にバンドを始める前から疑いの念を抱かれるのは当然のことです。

    また、質問を受けたが、その内容がたいしたことではないと、明確な返信をしないもの良くないです。

    例えば、初めてのスタジオ入りの約束をした場面で、一度もそのスタジオを利用したことがない相手が、

    「ロビーがあって話ができる感じでしょうか?」

    と聞いてきたとして、実際にそのスタジオにはロビーがあるので心配には及ばないという状況だった場合、結果的には問題ないと勝手に判断して、その質問に対しては何も返信をしない、といったケースです。

    この場合、相手には何も情報もありません(つまりロビーのあり・なしを知らない)。
    だからこそ、その質問をしてきているわけです。
    それなのに、「ロビーはあるから問題ない」と判断して、結果的に何も回答をしないということは、コミュニケーションとして成立していません。

    このようなすれ違いが、後々いろいろと大きな問題となってしまうのです。

    良いメンバーとより良い活動をして行きたいなら、一つ一つのやりとりに丁寧に対応し、コミュニケーションを円滑にすることが、メンバー募集で初めて知り合った人と長く続けてゆくことのコツの一つです。

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    メンボにおける失敗 by Ryu


    いつも出会った相手方のことばかりを記事にしているので、たまには自分(Ryu@メログレス)の失敗ネタも披露しておきます。
    といっても、たいした話じゃないですけどね。

    例によってメンバー探しをしていた筆者。
    このときは、とあるバンドに所属しながら、その活動では満足できず、新たに他のメンバーを探して、別のバンドを組もうかともくろんでいたときの出来事です。
    かれこれ今から3年ほど前、Melogress を結成する少し前のころの話です。

    ベーシストの筆者が、加入希望の投稿をメンボサイトにて掲示すると、たいていすぐにアクセスが来ますプレイヤーの人口の少なさを考えると、もっともな反応です。
    とあるサイトの統計によると、ロックバンドでもっとも人口が少ないパートはキーボディストで、ついでベーシストだそうです。
    キーボードは需要もある意味少ないので致し方ないですが、ベースは必ずといってもいいほどバンドには必要なパートなので、需要に対して最も供給が少ないパートと言ってもいいでしょう(ちなみに僅差でドラム、圧倒的に多いのがギター、ボーカルはそれよりも多いそうです。最も、ボーカル(志望)も入ってるでしょうけど(笑))。

    このときも加入投稿を出しました。すると筆者と同い年というギタリストからアクセスがあり、加入の誘いを受けました。
    そのバンドは、ドラマーとベーシストがもともとの知り合いだそうで、そこにギタリストのその彼がメンボサイトを通じて知り合って加入したところ、ベーシストが脱退してしまったとの話でした。
    よって、その二人は以前からの面識はなく、筆者を加えると、3人が3人とも初メンツという珍しいラインナップになります。
    シンガーに関しては、各自がボーカルを取るスタイルを希望とのことで、筆者もできる限り歌ってくれとの要望でした(笑)。

    3人でスタジオに入る予定を組みました。事前に顔合わせをしていたわけではないので、楽器を抱えて、スタジオの部屋にて初めての顔合わせです。
    場所は横浜の Gateway スタジオ。そこは筆者が前回の投稿のドラマーと通っていたスタジオで、そのとき数年ぶりにそのスタジオに行きました。
    挨拶もそこそこに、さっそくプレイです。3人ともそれぞれ経験を積んできていたので、初対面でもスムーズです。筆者は事前にオリジナル曲のコード進行を教えてもらっていたので、すぐその場でプレイできるようになっていました。

    ドラマーの人は、パワフルでかなり手数の多いプレイヤーでした。筆者よりも6つか7つ年上で、ずっと以前はプロ志向でかなりがんばっていたという話でした。
    いまだにプレイは健在で、特に手数の多さは、一緒にプレイしていて思わずふき出してしまうほどでしたドラムの音で、他 の二人の音がかき消されてしまうかの勢いでした。
    しかもこの人がすごいは、その手数の多さだけにとどまらず、自らリードボーカルも積極的にとって歌いまくるということです。しかもオリジナルだったので、適当英語で(笑)。でも、けっこう様になっているんですよねー、それが。
    手数の多さといいリードボーカルといい、BBA 時代のカーマイン・アピスを彷彿させると感じました。

    そんな感じでお互いに、認め合うことのできるプレイヤーだとジャッジできて、その後はスタジオ出てすぐ近所のファミレスでビールを飲みながら談笑しました。
    音楽性もみな昔のロック好きで、今後一緒にプレイしてゆくには問題ないだろうと判断できました。
    筆者はもちろん、今やっているバンドが他にあることを、最初からちゃんと伝えておきました。

    その後、またスタジオ入りしようとのことで、メールで連絡を取り合って予定を組みました。
    そして2回目リハの当日、Gateway に行った筆者は、店員さんに部屋の予約のことを聞いて焦りました。そう、予約したであろうそのギタリストの名前がないのです。

    「え?○○(ギタリストの名前)で予約取ってないですか?」
    「はい、ないですね」
    「?」


    全く訳が分かりません(!)。
    もちろん、その店員さんも分かるはずがありません。
    今の時代、こんなときには携帯があるではないですかー!
    しかーし、このときの筆者の携帯には、二人の電話番号は入っていませんでした・・・
    ギタリストの番号は教えてもらっていたのですが、パソコン宛てのメールで来ていて、それを登録するのを忘れていたのです。
    ドラマーの人の携帯は教えてもらったことはありませんでした。
    都合の悪いことに、私の携帯も向こうには教え忘れていました。
    そう、お互いに携帯で連絡を取ることはできなかったのです。

    筆者はだまされたのか勘違いしたのか分からず、そこにいても仕方ないので、弾きもしなかったプレベを抱えて、帰宅することにしました。
    その帰り道、腹いせというか流れというか、シァル(横浜駅の地下街)にある中古CD屋に、例によって寄り道をしてしまいました。
    このときは割りと豊作で、廃盤になっている Roxy music のライブ盤を手に入れた記憶があります。

    帰宅後、事前のやりとりメールを見ていて、ハタと気がつきました。
    Gateway じゃなくて Penta じゃん、今回は!
    そう、筆者は行くスタジオを間違えてしまっていたのです。
    また横浜で集まろうとなったとき、筆者は横浜の Penta も以前利用したことがあったので、「Gateway でも Penta でもどっちでもいいよ」と言っておいたのでした。これでは次は Penta にて予定が組まれても不思議ではありません。
    よくメールの詳細を確認していなかったという、筆者の完全なるミスです・・・
    後にも先にも、スタジオ間違いはこの日が初めてです。
    (あ、渋谷のシティサイドとムーンサイドの取り違いはあるかも・・)

    気づいた筆者は、すぐにギタリストの番号を確認して電話しました。

    「あ、すいません、もう練習終わっちゃいました?」
    「どうしたんですか?今日は」
    「ほんとスイマセン!間違って今日も Gateway に行っちゃったんです!

    この後は、筆者は平謝りでした。
    出会って間もない時期ですから、一回一緒にスタジオ入りしたとはいうもの、メンボでよくあるバックエレをかまされたと思い込まれても不思議はありません。
    筆者が真摯に謝って非を認めると、さすがに向こうも大人なんで許してくれました。
    そして次回のスタジオ入りの予定まで立てておきました。

    第3回目のリハは、3人とも横浜までと同じくらいの距離ということで、場所を町田に移しました。スタジオ Act、ここも筆者は以前利用していた場所です。
    そこで前回同様に気持ちよくプレイした3人は、またリハ後に一杯飲みに行くことになりました。

    小田急の駅の近くに、その場で会計してオーダーするというスタイルのバーがあり、明朗会計でそんなに高くもないということで、そこに決めて入りました。
    お互いの近況や今後のことを話し合ったのですが、ビールやつまみなど、その場のすべての会計を筆者が支払ったのは言うまでもありません(笑)

    筆者はまた前回のことを謝ったのですが、そのドラマー曰く、
    「ビールおごってくれるなら毎回すっぽかしても遅刻してもいい」
    とのことでした(笑)

    みなさんも知り合って間もないメンツでスタジオ入りするときは、場所をちゃんと確認して間違えないようにしましょう
    初回だとお互いに携帯の番号も知らないこともあるので、途中で細かな連絡が取れない場合があります。
    筆者の経験を他山の石としてください。

    その後、そのバンドがどうなったかというと、結果的には筆者が脱退しました。
    もともとやっていたバンドが、5人中、筆者を含めた3人が脱退という形で崩壊し、そのスピンアウト3人で新バンドを組むという構想が起こりつつあったため、出来心ですでに始めていたこの投稿のバンドは、いったい脱退して、プレイヤーとして無所属の状態にしたかったのでした。
    しかし、そのスピンアウトバンドも長く続かなかったので、今となってはこの投稿のトリオバンドを続けていたらどうなっていたことやら、と少々悔やまれるところです。
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    メンボは地域密着型活動?! by Ryu

    メンボ界隈というのは、実は、非常に狭い業界(?)だったりします。
    地方ならなおさらでしょうが、東京近郊の首都圏でも大して事情は変わりないでしょう。
    と言うより、自ら地域を限定して(「都内で活動中」など)探しているわけで、狭くなるのは当たり前です。


    それにバンドがリハーサルするのは音楽スタジオで、同じ地域に住んでいるなら、同じスタジオを使うというのはよくある話です。
    募集にしても、張り紙するならスタジオのメンボコーナー、レコード屋のメンボコーナー、楽器屋のメンボコーナーと、結局その地域のバンド・音楽好きの集う箇所に限定されます。
    結局どの道、同じ地域に住んでいるバンドマンは、同じような場所で活動することになるわけです。


    筆者の経験から、こうしたことにまつわる小ネタを紹介しましょう。
    前回の投稿より少し前の時期の話です。


    前述の通り、筆者は当時、横浜の郊外に住んでいました。
    横浜でオリジナルバンドを結成して、地元に根付いた活動をすることが、当時の筆者の当面の目標でした。
    当然、メンボは横浜で行います。
    横浜限定、つまり募集内容に「横浜近辺在住」とか「横浜近辺で週1活動予定」といった内容が反映されます。
    張り紙も、横浜・新横浜といった街のスタジオ・楽器屋・レコード屋さんにしか張りに行きません。
    横浜からだと、都内に出られなくはないですが、当時はやはり近辺で気楽にやりたいという気持ちが強く、筆者のメンボの中でのこだわりになってしまっていました。
    横浜は、そこそこの人口に人が住んでいるので、メンボにもまあ支障はないだろうとも考えていました(これは間違いだったかもしれません。筆者は数年もメンボをし続けることになるわけですから・・)。


    ネットでの検索も、もちろん横浜在住の人を検索します。せいぜい、町田・川崎エリアくらいまでの人がターゲットでした。
    自分が加入希望する場合も、横浜の人でメンボをしている人にアクセスをしました。
    ある月の雑誌 Player に、横浜は神奈川区在住のドラマーの募集内容がありました。
    当時の筆者が、活動を共にしていたメンバーが他にいたかどうかは覚えていないのですが、ベーシストとしてドラマー探しに常に余念のない筆者です。
    音楽性ほかは条件的にクリアしていたので、同じ横浜在住であることもあり、さっそく手紙にてアクセスしました。
    当時はメールではなく、手紙でのアクセスも割と一般的だったのです。
    しかし残念ながら、この人からの返信は来ませんでした。
    いろんな手段でメンボをしていると、返信が来ないくらいは当たり前なので、別段何とも思うことな、くそのことは忘れてしまっていました。


    その半年ほど後、筆者はネットで知り合ったメンバーとバンド活動を始めていましたが、わずか2ヶ月ほどで、ちょっとしたいさかいになり、実質、筆者は脱退(この件については、いつか記事として書くかもしれません)。
    毎回のことですが、筆者は筆者なりにかなり気合を入れて取り組んでいたので、この件はけっこうなショックで、かなり落ち込んでしまいました・・・。
    しかしながら、次の朝、電車の中で Nirvana の Bleach でも聞いて自らを奮い立たせ、間髪入れずにメンボを開始しました。
    手始めに横浜に行き、募集の張り紙を物色しに行きました。
    そこで見つけたのが、ドラマーの人のバンド立ち上げの張り紙でした。
    音楽性ほか条件的にも問題なく、さっそく張り紙にあった番号に電話しました。


    筆者  「え~と、メンボの張り紙を見て電話したんですが」
    ドラマー「あ、どうもどうもー」


    こんな感じで会話が始まり、お互いの自己紹介やバンド暦、メンボの状況などについて話しました。
    筆者より5歳年上の人で、バンド経験豊富な感じです。
    音楽性的にも、60~70年代ロックは共通するところで、ベーシスト・ドラマーのコンビとして、お互いに興味を持ちました。
    もちろん横浜の楽器屋に張り紙をしていたくらいですから、横浜在住です。


    一通り話が弾んだ後、実際に会って話をしようという段になりました。
    そこでお互いに名前を知らせたのですが、そこで彼が反応しました。


    ドラマー「あー、あの~・・・」
    筆者  「え、どうしました?」
    ドラマー「以前、Player か何か経由で、連絡くれませんでした?
    筆者  「あ、そう言えば、あるかもしれないです・・・!」


    そこで筆者の頭をよぎったのが、Player に募集を出していた神奈川区在住のドラマーです。
    確認してみたところ、どうやらやはりその人で、筆者が以前に手紙を送ったその人だったのです(!)。
    半年ほどしか経っていなかったので、お互いにそのことを覚えていたのです。


    筆者  「あのときの募集はどうったんですか?」
    ドラマー「ああ(笑)、あのときは一応メンバー集まったんだけど、結局その後、解散しちゃいました(笑)」


    地域が限定されているだけに、こういうことは普通に起こりえるんですね。
    彼とはいい出会いで、この後3~4ヶ月ほど2人でスタジオ入りをすることになるのですが、いろいろな都合があって、結局バンド編成に到る前に物別れに終わってしまいました。


    ちなみにこのドラマーは、筆者に英国のバンド、Argent を教えてくれたその人です(ギターサウンド食いまくり!オルガニストの名前を冠したバンド を参照)。
    音楽の専門学校出身で、ドラミングは手数が多く、かつ安定していて、筆者が一緒にプレイした多くのドラマーの中では、5本指に入る(3本かも)ほど腕の立つ人でした。
    最近ネットで検索したら、メジャーのレーベルから音源を出しているバンドでプレイしていました。また、横浜を中心にいろんなバンドのサポートもやっているようです。


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    衝撃のブルースギタリスト! by Ryu

    久々のこのシリーズの投稿です。
    今回は間が開いたということもあり、今まで書いてきたバンドとは違う時期のメンボの話にしましょう。
    あれは5年ほど前、筆者が横浜の郊外に住んでいたときのことです。

    当時の筆者はバンドがうまくいっておらず、例によってメンボをせざるをえない状況でした。時は2001年、だいぶネットが普及してはいましたが、まだまだブロードバンドの常時接続の時代には入っておらず、いまだ雑誌や張り紙でのメンボも勢力を誇っていた時代です。筆者はもちろんネットは利用していましたが、いいメンバーを全方位的に探し出すため、雑誌への投稿も熱心にしていました。メンボの雑誌と言えば、そのものずばり「バンやろ(バンドやろうぜ)」がありましたが、いかんせんJ-POPというか、いわゆるV系(注:ヴィジュアル系の略称・・念のため)に偏った雑誌ゆえ、読者層にも偏りがあるので、筆者は避けていました。そこで王道の一冊と言えば「Player」です。

    この雑誌、まさに楽器をやる人のための雑誌で、ギター寄りの内容ではありますが、ドラムスやキーボード、ベースなど、ほかの楽器のプレイヤーでも充分楽しめる内容になっています。アーティストのインタビュー、スコア、楽器やエフェクタなどの新商品紹介など、隅から隅まで楽しめる雑誌です。この雑誌、「売ります買います」の個人売買のページとともに、メンボのページがあるのです。このページのためにこの雑誌を買っている人も少なくないでしょう。

    メンボのページに掲載するには、雑誌に折り込まれている専用のハガキにて投稿します。文字数が決まっていて、その中で自分の訴えたい内容を簡潔に書きます。略号や略称を用いざるをえず、初めて見た人は少し分かりづらいかもしれません。少しここで例を出しましょうか。

    1. 当方Gt
    2. Choも可
    3. 性格重視
    4. 全パート募集
    5. 中級以上
    6. ポール募集(ビートルズバンドやります)
    7. 頭の堅いヤツ不可
    8. ヤンキー不可

    1は、「とうほうぎたー」と読みます。自分はギターをやりますという意味です。ちなみに筆者がメンボで知り合った人に、これを「とうかた」と読んでいた人がいました・・笑
    2は、「こーらすもか」で、楽器を取りながらバックコーラスも歌えますよ、という意味です。
    3は、読み方は難しくないのですが、解釈は非常に難しいです。「性格重視」の記述を見て、「そっかー、オレは性格悪いから無理だな~」って思うヤツって一体・・汗
    4は、非常に難易度が高いです。全パート?全ってどのパート?バンドによって編成が違うでしょーが。ピアノもトロンボーンもアルトリコーダーも募集してるのか?(笑)
    5は、少しバンド経験のある人が書きがちな表現です。中級って一体・・笑。まあ、初心者じゃありませんよという気持ちは分からなくはないですが、上・中・初級の3種類でくくるのも難しいかと。筆者は、楽器はともかく、メンボに関しては上級に達したかも(笑)
    6は、分かる人には分かりやすい表現です。ビートルズコピーバンドのポール、すなわちポール・マッカートニーのパート、ベーシストを募集ということですね。
    7も難しい(笑)。3と同じですね。
    8、以下同文で・・笑

    で、話をもとに戻しますと、筆者は当時、Player に掲載してメンボをしていました。投稿内容の詳細は忘れてしまったのですが、「当方Ba。Dr、Key、G募集。横浜線沿線在住。オリジナル指向で、横浜近辺で週一程度。好きなバンドは Free、Faces、Mott the hoople、Lynyrd Skynyrdなどのブルースロック、70年代のプログレなど。連絡はお気軽に」といったような内容でした。
    よく覚えていないのですが、当時の筆者はブルースロックを軸としたバンドを結成したかったようです(笑)音楽性などは当時も今も変わっていないので、そんなに違和感はないのですが、この募集はなかなか難しそうです。

    しかし、この投稿にあるギタリストがアクセスしてきました。携帯の番号を載せていたので、いきなり電話がかかってきました。聞くと二俣川在住とのことで、中山在住だった筆者の家からは、そんなに遠くないところに住んでいます。すぐに落ち合って話してみることにしました。

    当時、赤のニッサンの EXA に乗っていた筆者は、二俣川に車で乗り付けました。しばらくすると彼がやってきました。見た目は長髪茶髪の、いかにもロッカー風のにいちゃんです。年齢は20代前半といったところでしょうか。
    「初めましてー」
    「初めましてー」
    「じゃあ、どっかお店でも行きますか?」
    お店行くとお金かかりますし、うち近いんで、うちに来ますか?
    「えっ!はあー・・・。では行きますか。乗ってください。」

    メンボでのファーストコンタクトでは、お店に入って話をするのがセオリーなのですが、なぜか初対面の人の家にお邪魔することになった筆者。
    経済的には困っていなかったので、少々面食らいましたが、そこは初対面、相手の出方に合わせます。筆者の車に彼を乗せ、彼の指示に従って車を走らせました。


    そうしてお邪魔したの家は、公務員の官舎でした。何でも父親が警官ということで、その団地に住んでいるとのことでした。しかも空いている部屋を安く借りられるとかで、弟さんはその時は登場しなかったのですが、そのギタリストと二人で、官舎の一部屋を使っているとのことでした。当たり前ですが、ギタリストの部屋なのでギターがあります。ストラトだったかレスポールだったかは覚えていないのですが、その手のスタンダードなギターだったと思います。間違っても、モッキンバード、シャーベル/ジャクソン、Killerなどではありませんでした・・笑


    筆者の掲示した「ブルースロック」というキーワードに反応してアクセスしてきてくれた彼です。もちろん、ブルースロックの話で盛り上がりました。筆者の場合、すぐにマニアックな話題に行きたいのですが、初対面の人とはその手の話題は基本的に避けます。なぜなら、相手がそんなに知らない場合が多いからです・・汗。楽器やってる人って、リスナーとしてはそんなに詳しくない人の方が多いんですよね。残念ながら、その彼もそうでした。ジミ・ヘンやツェッペリンの話はしましたが、肝心のポール・コソフの話題までは到りませんでした・・泣


    それはそうと、彼のフェイバリットギタリストは、80年代唯一のブルースギタリスト、スティーヴィ・レイボーンということです。もちろん筆者も好きなギタリストです。共通点がまた見つかりました!ちょっと物足りない気もするけど、とりあえず一緒にバンドやるのもいいかも・・と思った矢先です。


    「いやー、スティーヴィ・レイボーンほんとうに好きなんですよー」
    「オレも好きっすよー。彼はすごいギタリストですねー」
    「そうなんすよー。オレなんて、これ買っちゃいました」


    そう言って、彼は部屋の奥から一冊の冊子を取り出してきました。
    なんと!それは!バンドスコアじゃないですか!スティーヴィ・レイボーンの・・
    これは衝撃でした・・

    (ブルースギターをバンスコでコピ~?!ありえねぇ~!!!)

    筆者は心の中で叫んでいました。ブルースですよ、ブルース!
    それってスコアでコピーするもんなのでしょうか?!これは、初めて遭遇した概念です・・笑
    話を進めてみると、どうやらコードはよく分からないとのこと(汗)ブルースって言えば、スリーコードだけで済む話なのに、それを理解していないブルースギタリストって一体・・・汗汗汗

    これには相当面食らいました。もちろん、この前にもメンボにていろいろありましたが、これはこれでショッキングな事件でした。豊かな日本では、ブルースギターのバンスコが売られているというのも滑稽な話ですが、それを購入してコピーをしているギタリストというものの存在の方が、筆者にはひどく滑稽に映りました。ある意味、ブルースの概念をくつがえすアプローチと言えるでしょう(笑)

    もちろん、その日分かれた後、彼と会うことはありませんでした。家にまでお邪魔して、その場で断るのも何なので、別れ際は「ではメンボの他のパートでで進展があったら連絡します」といった感じでした。しかし、その後お互いに連絡することはありませんでした。メールでコンタクトを始めると、そのようなケースは少ないのですが、電話の時代はよくありました。わざわざ断りの連絡を入れるまでもないといったところです。

    読者のみなさんにはたいした話に聞こえないかもしれませんが、筆者にとってはこれはかなりショッキングな事件として記憶に残っています。今でも彼は、ブルースロックのスコアでコピーをしているのでしょうか?チョーキングとか(笑)


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    メンボしているバンドがテレビ出演?! by Ryu

    バンド活動をしていて、突然、テレビ出演の依頼が舞い込んできたら、それはすごいことですよね。
    ただでさえ普段から宣伝活動に余念のないアマチュアバンド界隈ですから、テレビ番組に出演してオンエアされれば、それは願ってもない宣伝になります。
    純粋にたくさんの人に自分達の音楽を聞いてもらえる機会になるし、バンドを見て気に入ってくれた人がチケットを買ってライブを見に来てくれるかもしれない、という打算的な利点もあります。

    でも、そんなおいしい話って、そう簡単にあるものなのでしょうか?
    メンバーにある程度有名な人が居たり、業界にコネがある人がいるなら、全くない話でもないかもしれません。
    またローカルバンドでも、着実に実力をつけ、地元のライブハウスなどで有名になれば、興味を持った業界人の人が目をつけて声をかけてくる機会があるかもしれません。
    いずれにせよお声がかかりそうなのは、それなりの実力があるバンドってことになりますね。

    では、メンバー探しをしているバンドはどうでしょう?
    「まだバンド自体が始まってないっつーの!」
    と、すばやいつっこみが返ってきそうですねー(笑)。
    まだメンボしているバンドは、基本的に人前での演奏の機会もないわけで、テレビ出演どころか、
    自分らでライブハウスに出演のブッキングに応募することすらできていないわけです。

    ところがです。
    ところがですよ?
    筆者が在籍したそのバンド(このメンボシリーズのその2~3に書いたバンド)なんですが、なんと!テレビ出演の話が来たんです!

    ~ え!マジかっ! ~

    バンド経験がどんなに長い人でも、テレビ出演ってのはなかなか機会がないものです。
    しかし、どうしてまだメンバーが揃ってもいないバンドにそんな話が・・・

    そうです。
    メンボしているがゆえに、テレビ出演の依頼が来たのです。

    前回のコラムに書いた女性ボーカルの加入・脱退の事件の後、筆者はまだメンボを続けていました。
    アクセスは相変わらずたくさんあり、実際に会って話したした人などもいたのですが、お互いにマッチするという出会いはありませんでした。
    そんなある日、一通の興味深いメールが届きました。


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    当社は音楽芸能全般でクリエイト業務を行っております株式会社○○○○ともうします。
     このメールアドレスは練習スタジオ・楽器店のメンバー募集チラシからいただきました。
     ご不用でしたらお手数ですが破棄をお願いいたします。
     このメールは当社制作の新番組「××××」の出演依頼です。
                ~ 中略 ~
     もしご興味を持っていただけたらメール、電話にてお問い合わせください。
     詳細をお知らせしたいと思います。
     なお第1回の収録を200x年x月x日 東京新宿のライブハウスにて行います。
    出演希望、ご興味等ありましたらご一考ください。


    *********************************************************************************


    これは!
    こんなことってあるのでしょうか?(笑)
    そうです、筆者が何十ヶ所にも張ったメンボの張り紙のひとつを見て、メールで出演の依頼をくれたのでした。
    そう言えば以前も、雑誌のメンボ欄に筆者の投稿が掲載された後に、ライブハウスから出演のお誘いや、楽器のスクールからの勧誘が来るようになったりといったことがありました。
    業者側からしてみれば、個人情報が掲載されているため、正確にダイレクトメールを送ることができるわけです。
    しかも相手は、確実に音楽に興味を持っている人ですから、商売もやりやすいのかもしれません。

    それと同じ手口ではありますが、こうして筆者らのバンドに「メンボ番組」のテレビ出演依頼が来たのでした。
    「出来ることはすべて、徹底的にやる」という筆者の方針からいくと、メンボにおいて、これは願ってもないチャンスです。

    しかし結果からいって、これはあまり効果のあるものではありませんでした。
    なぜなら、一口にテレビ番組と言ってもいろいろあって、キー局のゴールデンタイムの放送から、地方のローカル番組まで、視聴者の数と層は千差万別なのです。
    このお誘いの番組は、CS 放送(衛星放送)のみでオンエアされる番組で、その CS の契約をしている人だけが見られるという、かなり見ている人の限られた番組だったのです。
    見ている数が限られた上に、さらにその中でバンドをやっていて(またはやろうとしていて)、さらに筆者らのバンドの提示する厳しい条件をクリアする人材が、果たして存在するのでしょうか?
    これは例によって、限りなくゼロに近いでしょう・・・

    メンバーの兄弟と話しあった結果、一応、出演することになりました。
    しかし、弟と筆者は日程の都合がつかず、兄が一人で収録に行ってきました。
    初代のシンガーが在籍したときに作ったデモテープがあったので、それを BGM に流してもらったとのことですが、たいした番組ではなかったらしく、詳細の報告の内容は忘れてしまいました・・汗

    どうせなら、活動が波に乗って楽曲のレパートリーが増え、ライブをガンガンにやっている時期にテレビ出演の依頼が来たらいいんですけどねー。
    おっ、そういえば我々 Melogress も今週末(2/11)は渋谷・club 乙での「Winter live '06」のイベントに出演するし、そろそろそんな依頼が来てもいい頃か?!(笑)
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    こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その3) by Ryu

    - 前回のあらすじ -
    とある兄弟とバンドを組んでいた筆者。
    女性ボーカルが脱退してしまい、後任を探すことになったが、その兄弟はネット環境になく、メンボについても経験がなかった。
    後から加入し、音楽的には全く主導権のなかった筆者の孤軍奮闘のメンボが始まった。
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    女性ボーカルは、やりたい人が本当に多いパートです。
    ドラムス、ベースが少ないのは想像できることと思いますが、女性ボーカルの多さは想像できるでしょうか。
    カラオケ好きの女の子は、それこそ世にゴマンといますが、その中には椎名林檎、Cocco、Judy and Maryといったバンドテイストの強い音楽性のアーティストを好きな人も多いと思います。
    彼女たちはみな、女性ボーカル(志望)になりえます。

    母集団が多いだけに、バンド側のこちらの募集に対して、かなりの数の応募があります。
    よって、センター試験の成績で足切りとか、履歴書などの書類専攻で落とすがごとく、最初に応募の条件を付けてふるいにかけます。
    条件は5つも(!)ありました。

    ・オリジナルバンド経験あり
    ・語調を考慮、韻を踏むなど歌詞(ただの詩でなく)が書ける
    ・近辺在住
    ・リハ日曜可
    ・20代


    どうでしょう。
    これは募集内容としては(最初のふたつだけは)「初心者不可」的なけっこう厳しい感じです。
    よくメンボでありがちな「中級以上」とは明記しませんでした(そもそも中級の定義って・・・笑)。
    さすがにここまで書くと、募集側としてはちょっと横柄な感じです。
    それに対しては、以下の文を添えることでやわらげました。

    「いろいろとキビしい条件の募集となってしまいましたが、
    こちらは割といい条件で迎えられるためです、ご容赦下さい。
    あなたの歌声を、このバンドは求めてます!」

    いい条件とは、すでにドラムス、ベース、ギターが揃っていること、あとはスタジオ代がかからないことです(「こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その2) by Ryu」の投稿を参照)。

    うーん、さすがにここまで条件つけると、こちらの希望を満たす人材だけの応募になり、
    面倒な最初のやり取りは減るだろうと思いました。
    ところがどっこい、やっぱり内容を無視して応募してくる輩がいるんですねー。

    「バンド経験はありません、いわば初心者です (T_T) でも歌うのはすきです!!」
    「私は24才のボーカル希望の女です。バンド経験はないのですが、お話しを聞かせていただけませんか?」
    「オリジナルバンドというのは組んだことはないです。(…すいません、条件でしたよね?!)」
    「バンドはやった事ないんですケドオーディション受けたりしてます。やっぱバンド未経験者はダメですか?」
    「オリジナル経験は無いです…バンド暦も 2年前に少しだけコピーバンドをしただけなのでライブ経験も全然なくて かなりの初心者です…。 初心者はダメでしょうか?」

    おいおい、良く募集内容読んでからアクセスしてくれよー

    「だから、あなたはバンドができないんですよ!」って言ってやりたかったのですが、
    「こちらの募集内容を今一度ご覧下さい。」と紳士的な態度・・・(我ながら慣れたもんだ・・)

    やはり女性ボーカル(志望)は、ちょっとやっかいな人が多いです・・笑
    歌は誰でも歌えるから、バンド経験が無いのは不利にはならないとでも思っているのでしょうか。
    こちらがオリジナルバンド経験を必須にあげていたのは、別にそれが歌のうまさにつながるからという理由ではなくて、バンド固有の人間関係のわずらわしさを既に経験して了解しているだろうという理由からだったんですよねー。

    で、直接会って話をするに至るには、かなりの数しぼられた後になります。
    会ってみて感触がよければ、スタジオに来て歌ってもらうことになります。

    一人、かなり良さげな子が来ました。
    彼女は、かなりのハイスペックなシンガーでした。
    22歳、市内在住で、ルックスも良く、何しろオリジナルバンドで活動していて、
    そのバンドの音源CDを持参して来てくれました。
    しかもライブハウスでバイトしていて、機材や広報などにも通じていて、
    バンド活動が何たるかを肌で経験して知っている人でした。
    平行して、二人の他の候補とも会ったのですが、その彼女がダントツで一番いいと、
    メンバーみなの意見は一致しました。
    そしてお互いに同意し、めでたくバンドに加入ということになりました。

    ところが残念ながら、これはうまくいきませんでした。
    それまでの楽曲の歌詞を覚えてきてもらって、スタジオに来てもらったまでは上手くいきました。
    さすがにオリジナルバンドで歌っているだけあり、歌唱力もバツグンです。
    久々にシンガーを得たバンドは、かなりノリノリでその日のリハーサルをしたことを覚えています。
    次回リハは、彼女の都合が合わないので、少し間が開いてしまうけど後で連絡すると言って、その日は別れました。
    そして、その後二度と彼女と会うことはありませんでした・・

    その数日後、筆者は彼女にもらったCDを聞いていました。
    4曲入りの、どれもキャッチーなナンバーの並んだアルバムで、ジャケットデザインやロゴマークなど、アートワークもかなりしっかりしたものでした。
    クレジットを見ていると、バンドのサイトのURLが載っているではないですか。

    ~ おお、これはチェックせねば。確かこのバンド、もう活動しない予定だって彼女は言ってたけど・・~

    ブラウザにそのURLを手で打ち込み、エンターキーを押すと、そのバンドのサイトが出てきました。
    アルバムのジャケットと同様、かなりしっかりしたトップページでした。
    そして、そのページには「Japan tour」の文字が・・・

    ~ 全国ツアー?! スゲー! 名古屋だの神戸だの四国だの、本当にいろいろ行くんだなー!
    あれ?このバンドってまだ続いているのか?もう活動しないって言ってたけど・・ ~

    少々面食らい、ツアーの日程を確認してみると・・

    ~ あっ! うちらのバンドのリハの都合が合わないって言ってた日、名古屋でライブじゃん(笑)
    そっかー、それじゃーうちらとスタジオ入りはできんよなー(笑) ~

    そうです、彼女はまだ前のバンドを続けていて、そのことを隠していたのです。
    そのバンド、すでに2年前くらいから始めているとのことで、
    それだけ続けているとバンドに対して思うところがあったのでしょう。
    よくある話だと思いますが、たまには他の人ともバンドを組んでみたくなったのかもしれません。

    すぐに筆者の部屋に兄弟を呼び、このことを報告して緊急ミーティングを開きました。
    とりあえず事実を確認するため、当り障りのない内容でメールを送り、返事を待つことにしました。

    そして数日後に返事が返ってきたのですが、結果から言うと、
    筆者たちとバンドは一緒にできないという内容でした。
    そのバンドがいまだ活動中であることを黙っていたことについては、謝っていました。
    彼女が言うには、かけもちはNGであるような雰囲気を感じてしまい、言い出せなかったとのことです。
    どちらのバンドも「メイン」でやってゆく自信はあったとのことです。

    ~ どちらもメインってあなた(笑)どっちか一つだけをして「メイン」でしょうか・・ ~

    というつっこみも出来ぬまま、物別れに終わってしまったのです。
    星の数ほどいる女性ボーカルの中では、かなりの逸材だっただけに、さすがにこれには筆者と兄弟はかなりのショックを受けました。
    もちろん、これにへこたれずに、その次の日からすぐにまたメンボを再開はしましたが。

    その彼女のバンド、最近、サイトをチェックしたら、いまだに精力的に(!)活動中でした。
    筆者が、その兄弟とのバンドはとっくに終り、さらにいくつかバンドを経てから Melogress 結成に至り、そのバンドでようやく1年くらい活動をしてきたというのに、彼女のバンドはずっと今まで続いていたのです。

    いやー、どこかで対バンでもする機会があったら、声かけて話でもしてみたいですね・・・笑
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    こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その2) by Ryu

    ベーシストである筆者が、
    兄がドラマーで弟がギタリストという兄弟と一緒にバンドを組んでいたことがありました
    ( Van Halen や The Yellow Monkey と一緒か?)。
    他に女性 Vo の子がいて、筆者は彼女に誘われて最後に加入したメンバーでした。
    それなのにその彼女は、筆者が加入してほどなく脱退してしまいました
    (一緒に在籍したのはわずか1ヶ月程度・・)。
    その彼女がかなり個性的(?)な人で、「自分が辞めようかと思ってるバンドに、よく他の人を誘うよなー」
    などと疑問はたくさん残ったのですが、ここではその話題は置いておくとして、
    3人になった後の続きの話をするとしましょう。

    そのバンドの音楽性は、筆者が加入した時点ですでに決まっていました。
    「女性 Vo と、ピアノなど Key をフューチャしたキャッチーな Pops 路線」ということでした。
    Key 探しは、それはそれでその後苦労したのですが、女性 Vo 探しもなかなか難航しました。
    「バンドは続けてナンボ」という考えにたどり着き、
    既にあまり音楽性にこだわりのなくなっていた筆者は、
    別段、自分の希望を進言するわけでもなく、そのバンドの一員として、メンバー探しを開始しました。
    足りないメンバーを探すには、今いるメンバーみなで当たるのが普通だと思うのですが、
    実はこの兄弟、パソコンを持っておらず、インターネットなどにかなり疎遠で、
    ネットでのメンバー募集という手段を持っていませんでした。

    前回にも書きましたが、今の時代、雑誌や張り紙でのメンボはかなり下火になっていて、
    ネットで募集することができないとなると、かなりの苦戦を強いられます。
    例えば、雑誌でのメンボといえば「Player」が最もメジャーだと思われますが、この雑誌のメンボ欄、
    5・6年前までは毎号20ページ近くあったのですが、最近では10ページにも足りていません。
    この事だけでも、「いやー、メンボの形態も変わったなー」と痛感させられます。
    また携帯電話が普及し、以前なら連絡手段が家庭の電話しかなくて、
    その人の家族の人が出てしまうかもしれないような状況でファーストコンタクトを取っていたのが、
    メンボ対象のその人に確実にアクセスできるようになった、という変化もあります。
    ネットでのメンボが一般的になり、携帯電話が普及している現在では、それ以前と比べると、
    バンドを組みたくてメンボに参加するということに対する敷居が低くなりました。
    いやー、たいへん低く、いや、とてつもなく低くなってしまったのです(!)。

    どれくらい低くなってしまったかというと、
    猫も杓子も「プロ指向」「メジャー指向」といったところです・・(笑)
    流行の歌が気になり始める中学生が、それまでの経験や才能、今後の見通しなどすべてを飛び越して、
    いきなり「やるからにはプロを目指す」ですよ(汗)
    確かに未来あるティーンエイジャーですから、こちら側としても暖かく見守りたいのですが、
    20歳もとっくに過ぎて、それなりにバンド経験を積んできて、今メンボをしているというそのときに、
    「中3です。やる気はあります。歌わせてもらえないでしょうか?(はぁと)」と来られても、
    返す言葉はありませんよね(笑)
    さらに「門限7時までギリギリがんばります!」という一文があったり・・。
    もちろんこちら側の募集内容には、年齢に制限は明記してあります。
    しかし、未来あるティーンエイジャーたちには、そんなのおかまいなしです。
    手当たり次第に、自分の夢をかなえてくれそうな人たちにアクセスをするのです。
    カンベンしてー・・(笑)

    で、話を戻して、その兄弟とやってたバンドですが、結果的に筆者が一人でメンボを担当していました。
    最後に加入し、音楽的な主導権がないにも関わらずです・・泣
    バンド活動全般に関しての筆者のベーシックな方針として、
    「出来ることはすべて、徹底的にやる」というものがあります。
    さらにメンボに関してだと、これに「継続的に」という項目も加わります。
    数あるメンボサイトの掲示板に、募集の記事を投稿しました。
    表示順位がすぐ下がって行ってしまうので、各サイト、毎日欠かさず更新です。

    張り紙に関しても取り組みました。
    当時、筆者は、川崎市は南武線沿いの武蔵新城という街に住んでいたのですが、
    東急田園都市線・JR南武線の沿線・周辺のスタジオ20ヶ所ほど(!)にはすべて赴き、張り紙をさせてもらいました。
    なぜ新宿・渋谷といった都内のスタジオへ張らせてもらいに行かなかったかというと、
    それには理由がありました。
    実はこの兄弟の家、なんと!自宅にスタジオがあったのです!
    3階建ての建て屋の、一番下の半地下の造りを活かして、
    一部屋まるまるスタジオにして、ドラムセットやアンプ、PA機材など一通り揃っていました。
    このバンドのリハーサルは基本的にそこで行っていたので、
    そのスタジオに来られる人というのがメンボの条件にありました。
    よってそのときのメンボは、近辺在住の人しか対象としていなかったのです。
    ちなみにそのときの筆者は、そのスタジオから原付で10分ほどのところに住んでいました。

    「数ヶ月後の未来の自分達は、まだメンバー探しをしているかもしれない。」
    「新メンバーがいったん加入したが、すぐに脱退してしまっているかもしれない。」
    そういう予測のもと、念のため雑誌のメンボ欄へも投稿をしておきました。
    これは掲載されるまで、けっこうな時間がかかります。
    早くとも三ヶ月くらいです。
    いやー、気の長い話です。
    でもこの予測される事態は、かなり現実的に起こりえることです。
    「出来ることはすべて徹底的に、それも継続的にやる」ならば、これは当たり前の対策です。

    そんなこんなで、孤軍奮闘のメンボの日々が続きました。
    一方、兄弟のほうと言えば、筆者があれこれ手を尽くしている中で、
    持ってきた案件に、ああだこうだコメントしたり、注文をつけたりするだけです。
    いやー、気楽なもんです。
    同時に募集していた Key に関しても「女性のプレイヤーがいい」だの、
    「ファンキーなピアノを弾ける人が条件」だの、言いたい放題です。
    『オリジナルバンドでプレイできるくらいコードなど楽典の知識があり、
    自分の音を創り出すことができるほど機材に通じていて、
    我々バンドの音楽性と同じような音楽を指向していて、
    我々と同じ地域に在住で、
    ファンキーなピアノプレイができる女性のプレイヤー』が、はたして存在するのでしょうか?!
    筆者は可能性は限りなくゼロに近いと踏んでいました・・

    key と比べると女性 Vo はやりたい人がウジャウジャいて、圧倒的に買い手(バンド側)市場です。
    すでにDr、Ba、Gtと揃っていたので、こちらの募集に対してガンガンにアクセスがありました。
    どれくらいかと言うと、多いときは一日5通ほど、平均しても毎日1~2通くらいのアクセスがありました。
    今回はその具体的な内容を書く予定だったのですが、前振りの話がこんなに長くなってしまいました(笑)。
    次回こそ、その中のエピソードをいくつか紹介したいと思います。
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    こんなヤツらとバンドを組めるのか?!・・メンボとその実態(その1) by Ryu

    珍しく連投投稿です。
    今回も音楽的コラムですが、アルバムレビューではありません。
    我々 Melogress はロックバンドですが、その構成員たるメンバーと、
    その出会いである、いわゆる『メンボ(メンバー募集)』についてがテーマです。
    バンドを組んだことのない人には未知の世界だと思いますが、
    これは経験した人たちが語り出すと、朝までいけちゃうくらいネタの宝庫であったりします。

    そもそもバンドは、仲のいい友達同士が、楽器を持ち寄って集まることから始まるケースが多いです。
    高校の部活動や、大学のサークルで組んだバンドなんてのが、これに該当しますね。
    筆者が最初に組んだバンドも、多分に漏れずこのケースでした。
    筆者が通っていた、とある都立高校は、部活動的な位置づけで軽音楽同好会というものが存在し、
    そこでクラスメイトと組んだバンドが Anarchic Narcicists (アナーキック・ナルシスツ。
    何ちゅう名前じゃ・・笑)。
    このバンドが筆者にとっての最初のバンドでした( Melogress Family Tree 参照)。
    そのときから筆者のベーシスト人生が始まったのですが、
    バンド活動自体をこのような経緯で始める人は多いでしょう。
    「気心の知れた仲間と楽しい音楽をやる。」
    これはバンドの基本です。

    しかしそれっていつまでも続くもの?
    そう、出会いがあれば別れがあるものですね。
    学校でのクラス替え程度なら問題ないですが、転校、進学や就職、それに伴った引っ越しなど、
    仲間が離ればなれになってしまうことがあります。
    そうした場合、それまで通りに頻繁に集まって活動することは難しくなってしまうもの。
    メンバーの一人だけが遠くにいってしまって、バンドを脱退してしまった場合、
    代わりに誰か他の人を加えて、バンド自体は続けることもあります。
    いわゆるメンバーチェンジですね。
    そうして続けられるならいいですが、バンドの活動停止(イコール解散)というケースも多々あります。
    バンドを続けてゆくということは、本当に難しいことです。

    話を元に戻しますと、こうした友達同士で始めたバンドではなく、
    いわゆるメンボで集まったバンドというものがあります。
    良く知った友達ではなく、それまで全く面識の無い人と、 音楽性や住んでいる地域などの共通項から知り合い、一緒にバンドを組むのです。

    一昔前はメンボと言えば、楽器店やレコード屋などでの張り紙での募集と、
    雑誌のメンバー募集欄とがポピュラーだったのですが、
    ここ最近は、すっかりネットでの掲示板の募集に水を開けられています。
    出会い系サイトではないですが、メンバー募集の出会い系サイトともいうべき、
    メンボサイトというものが多々存在するのです。

    高機能のメンボサイトでは、住んでいる地域や担当パート、やる気の度合い、
    年齢などによって、登録されているデータから検索することもできます。
    いやー、便利になったものです。
    ネットならではの迅速さで、相手が登録したその日にメールを送ってアクセスする、なんてこともできます。
    その昔の雑誌での募集なんて、募集のためハガキで投稿した内容が掲載されるまでに、
    3ヶ月~半年もかかることもありました。
    その間に張り紙など他の手段でメンバーが既に見つかっていたり、
    はたまた、そのまでのメンバーだけで既に仲たがいをしていて、
    掲載された記事を見て応募してきた人がいたとしても、
    「あ、スイマセン。そのバンドはもうとっくに解散してしまったんですよ~」
    なんてもこともままありました。

    筆者は、今のメンバーと知り合うまでの数年、かなりの数の人とメンボで知り合い、バンドを組み、 そして物別れを経験してきました。
    一回もライブに至ることなく解散してしまったものがほとんどで、スタジオ入りまで行くならまだマシで、
    最初に出逢って話をしただけで終わったものも多いです。
    もちろん電話で話しただけで終わったもの、メールのやりとりだけで終わったものも、
    それ以上に多かったかもしれません。
    とにかく、各人の趣向のぶつかる音楽というものを、 全く知らない人と一緒に形づくってゆくという活動は、 これほど難しいものはないのです(経験者は語る・・・)。
    お金(収入)と直接関係してくるならともかく、未だアマチュアの場合、
    いわゆる趣味という意味合いで始まるものですから、
    お互いにやりたいことの主張ばかりで、折り合いがつかないことが本当に多いのです。

    しかも、音楽をやっている人ってのは、自己主張だけは強いのに、無責任な輩が多く(オレもか?!)、
    かなり苦労させられるケースがあります。
    メールのやりとりで返事が来なくなる程度はご愛嬌で、ひどいのは待ち合わせした時間に来ないとか、
    スタジオを予約してまで待っているのに、当日何の連絡もなくブッチするなんてのもあります。
    この場合、もちろん謝りの言葉なんてものはあるはずもなく、音信不通になるのが当たり前です。

    そんなことする人って、本当にバンドをやりたいのでしょうか?
    長年メンボをしていると、こういう事態を避けられる嗅覚が備わってきます。
    初めて会う人でも、何回か電話やメールのやり取りをすれば、
    そういうことをする人・しない人というのが見分けられるようになります。
    いやー、メンボって本当に難しいんですよー。

    こうした人種が跋扈(ばっこ)するメンボ界隈。
    特に女性ボーカルに関するものは、おもしろい話が多かったりしますよ。
    次回の中篇(予定)では、筆者がメンボにおいて遭遇した面白いエピソードをいくつか紹介したいと思いまーす。
    お楽しみに・・・
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