Melogress Official Website [Column]Uriah Heep シリーズ

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    Uriah Heep Vol.14 「ABOMINOG」 by Ryu



    先日の来日の興奮もさめやらず、本シリーズを続けます。
    今回は、13枚目の Abominog になります。

    前作の Conquest のリリースの後、ツアーはやったようですが、その後、ついにバンドの中枢を担っていた、ケン・ヘンズレイが脱退してしまうのです。
    これはバンドの歴史において、もっとも大きな事件だったと言えるでしょう。
    このときから30年以上経った今でも、みながそう思っています。
    看板シンガーだったデヴィッド・バイロンが脱退したときも大きなインパクトがありましたが、
    バンドは続きました。
    しかし、楽曲のほとんどを手がけ、ギターもコーラスもこなすケン・ヘンズレイの脱退は、イコール、このバンドの終焉と、
    誰もが思ったことでしょう。

    いったんカナダ人のグレッグ・デシャードを後任に迎え、Think it over という楽曲をリリースしますが、ほどなくしてミック・ボックスをのぞいたメンバー4人が脱退してしまいます。
    そしてついに解散かと思われましたが、しかし、唯一残ったオリジナルメンバーのミック・ボックスは、そうはさせませんでした。

    一方、良いニュースもあります。
    クリス・スレイドが埋めていたドラマーのポジションに、リー・カースレイクが復帰したのです。
    彼は脱退中は、オジー・オズボーンのプロジェクト、Blizzard of Ozzに結成メンバーとして参加していました。
    あのランディ・ローズが参加していた時期になります。
    この後、オジートミー・アルドリッジランディ・カスティロといったドラマーとプレイしてゆきますが、
    ソロとしてはリー・カースレイクが最初のメンバーだったということです。

    また、リーオジー・オズボーンで一緒にプレイしていたベーシスト、ボブ・ディズリーを連れて戻ってきます。
    ボブ・ディズリーはベーシストであり、ソングライターであり、この後はプロデューサとしても才能を発揮する人物です。
    オーストラリア人で、しかし Chiken shackWidow maker といったブリティッシュブルースロックバンドからキャリアをスタートさせます。
    その後、あのリッチー・ブラックモアに誘いを受けて Rainbow に加入、その後はオジー・オズボーンに加入したという経緯でした。

    シンガーのジョン・スローマンもわずか1枚のアルバムを残したのみで脱退してしまったので、後任を迎えなけれなりません。
    ケン・ヘンズレイは、ジョン・スローマンを迎えるタイミングで、Trapezeグレン・ヒューズ脱退後に歌っていたピート・ゴルビーを推していました。
    しかしミック・ボックスはより若いスローマンをということで、ケンの反対にも関わらず、スローマンを加入させました。
    ケンが脱退するきっかけとなったのは、Uriah Heep に不似合いなシンガーを迎えてしまったことだということです。
    そしてスローマンの後任は皮肉にも、そのピート・ゴルビーでした。

    また当然、ケン・ヘンズレイの後任も必要です。
    ここには元 Heavy metal kidsジョン・シンクレアを迎えます。
    彼はオルガンやピアノといったトラディショナルなキーボードだけでなく、
    当時確立されつつあったシンセサイザーも使いこなすプレイヤーで、
    またも本格的にアメリカンマーケットを狙うバンドにとって、うってつけのプレイヤーであったと言えるでしょう。
    ケンを失ったことは大きいですが、また異なる才能を得たと言えるでしょう。

    この5人で制作されたのがこのアルバムで、邦題は「魔界再来」です。
    サウンドは全体的に、いかにもという形でアメリカンナイズされた、キャッチーなものになっています。
    ポップという意味ではなく、例えば1曲目の Too scared to run はかなりヘヴィなギターのリフレインから始まるし、
    メリハリのついたハードさがあります。
    どの楽曲も、平均点以上の出来といっても良いでしょう。


    それもそのはず、なぜかこのアルバムは、いままでなかった外部のライターの楽曲を採用しているのです。
    しかも5曲と、半数は外部のライターの楽曲です。
    3曲目の On the rebound は、なんとあの Argent の盲目ギタリスト、ラス・バラードの曲です。
    Rainbow の SInce you been gone、I Surrender の作者といったほうが、すぐに分かる人も多いはずです。
    Argent については、かなり前の別の投稿で書いたことがありますね。
    この曲のハードな中のポップ感覚はなかなかです。
    他の楽曲も、外部のライターに提供してもらった佳曲で、しかしバンドでアレンジして仕上げることで、彼らの楽曲にしています。


    4曲目の Hot night in a cold town も、イントロからピアノとボーカルで聞かせ、その後はハードなリズムが展開するという楽曲で、早くもピート・ゴルビージョン・シンクレアが聞かせてくれています。
    5曲目のRunning all nighT (with the lion)は、メジャーキーの明るい感じで、アメリカ志向のサウンドと相まって、80年代の古き良きサウンドに仕上がっています。
    軽快なリズム、ハードにドライビングするギターリフとオルガン、力強く歌い上げるボーカル、そして全体をリードするポップなシンセと、かなり完成度の高い楽曲です。
    7曲目の Prisoner は、もの悲しいメロディの楽曲で、ピート・ゴルビーの歌唱力が光っています。
    Uriah Heep のシンガーは、みなハードな楽曲もバラードも歌いこなしてきましたが、彼もその役割を十二分に務めています。

    バンドのメンバーで書いた楽曲は、メンバーみなのクレジットになっています。
    今まではケン・ヘンズレイだけで書いている曲がほとんどだったのですが、その彼が脱退し、新たなメンバーをたくさん迎えた今、その彼らの才能を集結させている形です。
    その結果、なかなか良い楽曲が生まれています。
    9曲目の Sell your soul は、テンポチェンジのあるプログレッシブな展開を持った楽曲です。
    ハードなパートでは盛り上がり、彼ららしいサウンドになっています。

    そして最後の Think it over は、脱退したトレバー・ボルダージョン・スローマンが書いた曲です。
    スローマンに関してだと、彼が唯一残した作品のようです。
    前述のように、スローマンが在籍したころにいったんシングルでリリースされた曲ですが、ここでは新メンバーで新たに録音され直しています。
    これがメロディアスかつドラマチックな名曲で、サビでは大合唱が起こりそうな、典型的なメロディアスハードロックチューンになっています。
    スローマンのライブバージョンがありました。


    全体的にほめてきましたが、その通りで、かなり良い出来のアルバムです。
    サウンドはよりアメリカンナイズされてしまいましたが、その方向性でハード・ヘヴィになっていて、
    Fallen angel や  Conquest で若干後退したとも言えるその方向性で、いま一歩踏み出しています。
    当時も、わりと好意的にマーケットに迎えられたようです。
    ケン・ヘンズレイが脱退したとき、誰もが Uriah Heep は終わったと思ったことでしょう。
    そして新メンバーにより傾向がことなる形で制作されたこのアルバムを聞いたとき、その思いを強めたことでしょう。
    しかし、このアルバムは十分に佳作と呼べる水準に達しています。
    ケン・ヘンズレイ無き後のヒープに、それができると誰が期待したことでしょう。

    その後、バンドは現在まで続いていますが、その長い歴史の中では、ひとつの通過点に過ぎません。
    デヴィッド・バイロンはおろか、ケン・ヘンズレイさえも欠いて制作されたこのアルバムは、Uriah Heep の新たな歴史を刻んだ大きな一歩というべき作品と言えるでしょう。

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    Uriah Heep 番外編7 祝!来日公演レポート by Ryu



    記念すべき本シリーズ20投稿目ですが、内容のほうも記念すべきものです。
    なんと、19年ぶり、3度目の来日公演があったのです!
    筆者は14年くらい前からの Heep ファンなので、ファンでありながら来日を見逃したという経験はないのですが、もう叶わぬものなのかと、半ば諦めていました。
    本シリーズを4年くらい前に書き始めたときに、まさか彼らのライブレポートをこうして記事にできることがあるとは、思ってもみませんでした。

    場所は川崎クラブチッタ。
    この手の外タレのライブはよくここで催されていて、昨年は Curved air の奇跡の初来日(!)、3年ほど前にはこれも奇跡の初来日(笑)の Colosseum を観に行ったことがあります。
    今回の趣旨は70年のデビューから40周年という節目を迎え、bayFM の Power rock today の主催により、このイベントが実現したのでした。
    10月23日と24日の二日間、セットリストは異なる形での公演でしたが、土曜日は Melogress のリハーサルがあったので、24日だけにしておきました(今考えると、両日行けばよかったかも・・・)。

    会場には30分くらい前に着きましたが、年齢層はあきらかに高めです。
    やはり70年代から活動しているバンドのライブです。
    物販は紙ジャケアルバム等もあったのですが、Tシャツは売り切れ、あとはパンフのみだったので、今回はパスしておきました。

    さすがに開演直前には満席になっていました。
    席は L 列 29番目、上手のトレヴァー・ボルダー寄りの席で、影響を受けたベーシストに彼をあげる筆者としては、満足のゆく座席でした。

    なぜか Motley clue の Dr. feelgood を SE の最後に、いよいよ始まりました。
    1曲は最新作 Wake the sleeper のインストのタイトルトラックでした。
    のっけからアップテンポだったので、いやでも盛り上がりました!

    今回ライブのサブタイトルが「悪魔と魔法使い、完全再現!!」とあり、4枚目のアルバムからの楽曲はすべてプレイしていました。
    その中でも Easy livin'のときは、オーディエンスの盛り上がりは最高潮でした。
    筆者は奇しくも前日、たまたま Black foot のライブアルバムを聞いていて、彼らがプレイしたバージョンの Easy livin' を聞いたばかりでした。
    この場にはヘンズレイはもちろんいないのですが、Easy livin' を含め、彼が手がけた多くの楽曲が演奏され、名曲の持つパワーの凄さを感じました。

    トレヴァー・ボルダーは、古いジャズベースを使用していました。
    筆者のプレベと同じく、かなり表面の塗装がはげていたので、60年代のものかもしれません。
    ミック・ボックスは、アコギも手にしていましたが、エレキだとレスポールを使っていました。
    ワウのエフェクトを多用していたのは言うまでもありません。

    その他の楽曲としては Bird of prey、Steallin' 、1st アルバム1曲目の Gypsy、最も有名な楽曲 Look at yourself、July morning などを演奏し、かなり盛り上がりをみせました。
    Circle of hands の途中で、ゲストギタリストのミッキー・ムーディがいきなり下手から登場して、いつのまにかプレイをしていました。
    彼は Whitesnake のオリジナルギタリストの一人で、スライドギターの名手として知られています。
    初期 Whitesnake の熱狂的なファンだった筆者のお気に入りのギタリストの一人です。
    しかし今回のライブでは、前編を通じてステージに立っているわけではなく、必要に応じて出てくるような形でした。
    なぜ今回彼が同行しているのかはよくわかりませんが、ヘンズレイがギターを弾いた楽曲では、よくスライドギターがフィーチャされていました。
    それを再現するために、好手のミッキーが選ばれたのかもしれません。

    途中ではフィル・ランゾンバーニー・ショウだけを残し、グランドピアノがセットされて、バラードの名曲、Rain が演奏されました。
    これもヘンズレイの作品で、彼のソロ・アルバムでもセルフカバーされています。
    デビッド・バイロンケン・ヘンズレイのプレイがオリジナルですが、今日の二人のステージも秀逸でした。
    このバンドのメンバーになって20年以上も経つので、もう自分たちのものとできているのでしょう。

    後半では Innocent victim から、Free'n easy というアップテンポのハードな楽曲も演奏されました。
    アンコールの最後では Lady in black というフォーキーな楽曲を聞かせましたが、ハミングで会場みんなで歌える楽曲であり、なかなか良い選曲でした。
    2時間ほどの公演でしたが、全体を通じてかなり満足度は高かったです。
    前日は、Return to fantasy なども演奏されたようなので、それも聞いてみたかったのです。

    デビュー40周年を迎えた Uriah Heep ですが、今後、どんなことがあっても彼らのことを応援し続けてゆきたいと、改めてそう思ったライブとなりました。
    ライブを見た方は、お気軽にトラックバックしてください。
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    Uriah Heep Vol.13 「CONQUEST」 by Ryu



    さて、このシリーズも19投稿目になりましたが、今回は本編に戻って13作目、80年にリリースされた本作を紹介します。
    例によってメンバーチェンジが発生し、ボーカルのジョン・ロートンと、それにバンドの黄金期を支えてきたドラマー、リー・カースレイクが脱退してしまいます。
    代わりに加入したのが、ジョン・スローマンクリス・スレイドです。

    ジョン・スローマンは無名のシンガーですが、この前には Lone star というバンドで活動していました。
    Lone star は、あの UFO のポール・チャップマンの結成したバンドです。
    その2代目のシンガーとして活動していたのですが、ジョン・ロートンなき後の Uriah Heep に迎えられます。
    このとき、ケン・ヘンズレイは難色をしめしたとのことです。つまり、このバンドには合わないシンガーだと。代わりに彼は、ジョン・スローマンの後に4代目のシンガーとなるピート・ゴルビーを、すでにこの時に推したのですが、ミック・ボックスらに却下されてしまいます。
    そしてこれが引き金となり、ケン・ヘンズレイはこの作品を最後にバンドを去ってしまうのです・・・

    クリス・スレイドは、マン・フレッドマンでプレイしていたドラマーです。
    彼も Uriah Heep にはこの作品にしか関わらないのですが、その後のキャリアが華々しい感じです。
    まず、ジミー・ペイジ、ポール・ロジャース、トニー・フランクリンと彼で結成した The firm の活動があり、80年代末期には AC/DC に加入します。この二つのキャリアで、彼は世界的な活動をしたことでしょう。
    それに加えて近年は、ジェフリー・ダウンズジョン・ペインの Asia でプレイしていました。
    こうしたバラエティに富んだ良いシンガーとプレイヤーが在籍するのが、Uriah Heep の素晴らしいところですね。

    バンドの体制はこうして建てなおされたのですが、その様子がジャケットにも表現されていて、メンバー5人でバンド名の記述された旗を支えています。この時点でオリジナルメンバーはボックスヘンズレイだけになってしまっています。

    さて、作品の方はそれまでの路線とはだいぶ質感が異なる形で制作されています。
    この後につながる方向性なのですが、あきらかにアメリカンマーケットを意識しています。
    もちろん、少し前よりその方向は意識していたとは思うのですが、曲調が明らかにキャッチーでポップになり、かなりラジオでのオンエアを意識したハードロックバンドらしからぬサウンドです。
    ほとんどの曲がメロディアス、あるいはポップスと分類できるかのようです。

    彼らの黄金期の好きなかつてのファンは、この作品を聴いて嘆いたことでしょう、Heep は終わったと。
    しかし私はまったくそう感じません。
    なぜなら、ポップス路線で秀逸な作品であるからです。
    ハードロックとしては落第点なのかもしれませんが、ポップスのアルバム、またはキャッチーなロックのアルバムとしてはかなり良い出来です。私のお気に入りのアルバムの一つとなっています。

    オープニングは No return、この曲は名曲と言ってもよいでしょう。トレバー・ボルダーが中心に書いた楽曲です。
    フェードインから入るイントロ。タイトなピアノのバッキングは、どうやらスローマンが弾いているようです。
    随所で聞かせるボルダーのグルーヴィなベースのプレイと、フロントピックアップを使用しているであろうギターソロの音色とフレーズの美しさに聞き惚れてしまいます。
    やや不安定ともとれるジョン・スローマンのボーカルですが、ファルセット気味の特徴的なフレーズもあり、耳に印象づくボーカルです。



    3曲目の Feeling、これはあからさまなシングルヒットを狙った曲です。
    最初聞いたときは、イントロのキャッチー過ぎるハーモニーに思わず苦笑してしまいました。
    コーラスやキメのフィルインなど、どれをとってもわざとらしすぎて、恥ずかしくも感じてしまうほどなのですが、ポップスとしてはなかなかの出来でしょう。
    問題のイントロははしょられているのですが、ライブ映像がありました。



    4曲目の Fools はややスローなテンポの味のある聞かせる楽曲で、これはトレバー・ボルダーの作品です。
    これはヘヴィな路線を継承し、以前からのファンにも好かれる曲ではないでしょうか。ボックスのギターが泣いています。


    Won't have to wait too long は、メジャーキーでリズムも軽快で、かなり楽しい感じの曲です。
    これは、彼らの新たな一面を見せてくれた楽曲になったでしょう。トレバー・ボルダーが中心で書いた曲ということもあってか、ベースが印象的なリズムをビシバシ繰り出しています。音色も、例えて言うならトニー・フランクリンのような柔らかな音色になっていて(フレットレスベースかも)、楽曲の雰囲気とマッチしています。
    残念ながらライブ映像は見つからなかったのですが、みなさんに聞いていただきたいと思います。


    また、最後の It ain't easy もトレバー・ボルダーの作品です。
    物悲しくも力強い、これまた名曲と言えるでしょう。


    こうしてみると、新加入のメンバーやヘンズレイよりも、トレバー・ボルダーがかなり貢献した作品と言えます。
    この後彼は、プロデューサーとしても手腕を発揮しますが、それ以前にソングライターやプレイヤーとしてこのバンドで活躍していた時期になります。
    この作品の後、Uriah Heep は一時解散状態になってしまいますが、ボルダーはあの Wishbone ash に加入します。皮肉なのは、そこでもジョン・ウェットンの後任であったということです。
    ヘンズレイは前述の通り Uriah Heep を脱退、活動をアメリカに移して Black foot に加入します(このバンドがまた良い!)
    ジョン・スローマンゲイリー・ムーアの所で歌うようになり、来日もしているようです。
    クリス・スレイドの活躍は前述の通りで、残ったミック・ボックスは、リー・カースレイクを呼び戻して Uriah Heep を続けるのです。
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    Uriah Heep 番外編6 Bakerloo 「Bakerloo」 by Ryu



    番外編6です。
    本シリーズも18稿目、当サイトのコラムでは一番投稿の多いシリーズになります。
    前回は4代目ドラマーのイアン・クラークが在籍したバンド、Cressidaを取り上げましたが、今回はその前任のドラマーのキース・ベイカーが在籍したバンド、Bakerlooを紹介します。

    Bakerlooというのば、英国の地下鉄のある路線の名前とのことです。日本で言うと「日比谷線」「大江戸線」といったところでしょうか。
    元々、Bakerloo blues lineという名前で、ギターのデイブ・クレム・クレムソンが中心となって結成したバンドです。
    メンバーチェンジの過程では、King Crimsonのイアン・ウォレス等もかかわったようですが、唯一となるこのアルバムをリリースしたときは、クレムソンに加えてベースにテリー・プール、そしてドラマーにキース・ベイカーというトリオ編成のラインナップとなっていました。

    ベーシストのテリー・プールについては情報が少なく、Deep Purple の初代ベーシスト、ニッキー・シンパーが結成したWarhorseのアルバムのライナーノーツには、そのバンドのドラマーのマック・プールが、同じファミリーネームであるから親戚関係かも、といったことが記述してあったことを記憶しています。テリー・プールに関する情報もマック・プールに関する情報も、かなり少ないということです。

    ギタリストのデイブ・クレム・クレムソン、彼は説明不要の有名どころですね。
    一番有名な活動は、ピーター・フランプトンの後任で加入したHumble pieでしょうが、他にもTempestの投稿でも書きましたがColosseum、後はこれまたUriah Heepファミリーバンドでありデビッド・バイロンと組んだRough Diamond(残念ながら未聴!)などもあります。
    やや記憶があいまいですが、確か彼、トミー・ボーリンが加入したときのDeep Purpleのオーディションにも顔を出していたと思います。Deep Purpleのギタリストとしてはやや地味かもしれませんが、彼が一流どころのミュージシャンであることは間違いないでしょう。

    69年のアルバムですから、未だロックの黎明期の作品と言えます。
    クレムソンを例にとってみても、彼のキャリアの最初のころの作品で、文字通り若さみなぎるエネルギッシュな一枚となっています。
    とは言え、一言で言うと当時流行っていたブルースロックのカテゴリーに属するようなサウンドで、今聞くとブルージーで渋い(古臭い?)とも評されてしまうサウンドです。
    お気づきの読者の方もいると思いますが、ブルースロックは筆者が大好きなジャンルのひとつです。

    ブルースを中心としながらも、ジャズやクラシックの要素も取り入れ、結局はロックという表現方法でサウンドを形成しています。
    普通に考えて、上記ジャンルを包含したロックで、まさに「プログレッシブロック」と言えるでしょう。
    しかし彼らをプログレと呼ぶ人たちはいません。
    プログレ人脈にないプレイヤーたちのバンドだからかもしれませんが、個人的にはいろいろなジャンルの要素を取り入れ、最終的にロックというところに落とし込んでいるサウンドこそ、まさにプログレと呼ぶべきだと感じます。

    アルバムは1曲目のBig Bear Ffolly、激しいインストの楽曲で幕を開けます。
    これは彼らの代表曲と言えるかもしれません。スリーコード進行のシンプルな展開において、激しいツービートのリズムで、急いだ4分のベースやスネアドラムやシンバルのプレイがジャジーな印象を与えます。その上でこの上なく自由奔放なギターソロが延々とプレイされます。
    この曲は、構成要素はジャズになるのですが、出音は明らかにハードロックです。
    69年のハードロック!そう、まだDeep PurpleはIn rockを発表しておらず、Led Zeppelinもデビューしたばかり、Black Sabathはデビューしておらず、Jimi HendrixやCreamの活動があった程度の時期です。
    そんな時期に、Bakerlooはこんなにも個性的な自分たちだけのハードロックをプレイしていたのです。



    2曲のBring it on homeはうってかわって、スロウなシャッフルのブルージーな楽曲です。
    この曲はウィリー・ディクソンのカバーです。ディクソンと言えばブルースの大御所で、Cream、Led Zepplinを初め、数多くのロックミュージシャンが取り上げています。The doorsのBackdoor manもそうでした。
    クレムソンがボーカルを取り、ブルースハープもダビングされたまさにブルースロックの曲です。
    ギターソロはクランチ程度のトーンで、味のあるフレーズを聞かせてくれます。



    3曲目のDrivin' Bachwardsはこれまた特徴的なインスト曲で、ハープシコードをフューチャし、バッハの曲をモチーフにしたクラシックな曲です。キーボード類はクレムソンがプレイしているようです。ハープシコードとギターのユニゾンが美しいフレーズを奏でます。



    他にもテンポチェンジして激しい展開を見せるLast blues、キース・ベイカーのドラムソロが聴けるGang bangなど、聴き所満載となっています。まとまりがなく、ハイクオリティとは言いがたいプレイ、アレンジ、サウンドプロダクションですが、そんなことはどうでも良く、若くて才能あふれるミュージシャンたちの意気の良いプレイが存分に楽しめます。

    そういえば筆者、再結成したColosseumが2007年に来日した際に、川崎クラブチッタにライブを見に行き、ポスターとTシャツを同時購入してバックステージへのサイン会に参加したことがあったのですが、その際、クレムソンからは本作品のCDジャケットにサインをしてもらいました。
    スキャナの調子が悪くてアップできないのが残念なのですが、筆者のお宝コレクションの一枚となっています。
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    Uriah Heep 番外編5 Cressida 「Asylum」 by Ryu


    さて、本シリーズもだいぶ進んできました。
    二代目シンガーのジョン・ロートンも脱退してしまうということで、ここらで番外編の記事を打っておきます。
    本稿は、Cressida の2枚目、Asylumというアルバムです。

    そもそも Cressida って何者?というところからですが、70年に Vertigo レーベルからデビューし、2枚のアルバムのみを残したバンドです。
    Vertigo はみなさんご存知、Black sabbath を輩出したレーベルというよりは、当時のブリティッシュマイナーバンドを大量に輩出したレーベルとしての方が、認知度が高いかもしれませんね。
    この Cressida は、カテゴリとしてはプログレというよりは、ジャズロックと言われることの方が多いようです。オルガンやドラムのプレイが、ロックよりジャズに影響を受けている部分が多いからです。

    それと、彼らを(ある程度)有名にさせたのは、このアルバムのジャケかもしれません。
    当時の前衛芸術家(写真家?)のマーカス・キーフによる、生首人形が並ぶシュールなもので、このインパクトたるやすさまじいものがあるでしょう。一度見たら忘れられないというか。
    事実、今日までそのアートワークは、ロックファンを中心に語り継がれています。

    さて、なぜこのバンドが Uriah Heep シリーズの番外編なのかといいますと、Heep のもっとも有名なアルバムのひとつである「対自核」にてプレイしているドラマーのイアン・クラークが、この Cressida の出身なのです。しかも年代を確認したところ、この Asylum と「対自核」は、同じ71年に発売されているので、ほぼ同時期か、Asylum の直後にクラークは Cressida を脱退し、Uriah Heep に加入したようです。もっとも、Heep にもそのアルバム一枚にしか参加していませんが。

    オルガン中心のサウンドが、Uriah Heep らしさとの共通点なのかと期待しますが、おなじオルガンと言っても少し系統が異なります。Cressida のオルガニストのピーター・ジェニングスは、前述の通りジャズの影響が強いので、ケン・ヘンズレイと言うよりは、ブライアン・オーガーのようなテイストのプレイヤーです。また、マイナーなところでは同じ Vertigoレーベル、しかも同じくキーフがジャケを担当した Affinity のリントン・ネイフも、同じ系統のプレイヤーということができるでしょう。レーベル、時代、プレイのスタイルと、共通項が見つかります。

    アルバム全編を通じて、B級ブリティッシュロック感が満載ですので、その類が好きな人にはたまらない内容となっています。とは言え、プレイヤー一人一人は優れていて、ヘタなところは一切ありません。しかもこのバンドが優れているのは、ボーカルも聞かせられる点にあります。シンガーのアンガス・カレンは、綺麗なトーンの落ち着いたボーカルを聞かせてくれます。質の高さと、マイナー感と両方楽しめる、お得な一枚と言えるでしょう。

    ハイライトは2曲あり、2曲目の Munichと最後の Let them come when they will になります。
    両者とも大作指向で、前者はストリングスなどオーケストレーションアレンジになっています。静か目のアレンジではありますが、途中で変拍子やテンポチェンジ等の展開を見せつつの味のあるギターソロやアグレッシブなオルガンソロもフィーチャされ、プログレテイストを高めています。また、その後でちゃんとボーカルパートに戻ってくるあたりは、さすがに聞かせるバンドだなと、アレンジの良さに感心させられます。クライマックスはオケヒット的にホーンが入り、オーケストレーションを存分に活かした楽曲となっています。
    最後の曲はこれまた様々な展開を聞かせる楽曲です。フォーキーな静かな形から入りますが、いかにもジャズロック然としたクリーントーンのギターソロ、エイトビートのロック、ブレイクを挟んでのストリングスを用いたバラード、ツービートのベースライン + オルガンソロのジャジーなパートと、いろいろな展開を見せるのですが、それでいて1曲の楽曲を構成していることが自然が楽曲、これがすごいです。
    他の曲も良いですが、この2曲は Cressida をそのバンドたらしめている理由がいっぱい詰まっています。

    Amazon の本作のレビューにも、ブリティッシュロックの傑作との記述がありました。まさにその通りだと感じます。ブリティッシュロック、プログレ、ジャズロックのファンの方で本作を未聴であったら、聞いてみることを強くお勧めします。


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    Uriah Heep Vol.12 「FALLEN ANGEL」 by Ryu



    本作はロートン加入後の3作目、通産12作目のアルバムになります。
    この作品への評価は、賛否両論あるようですが、筆者は肯定派です。

    否定派の意見としては、音がポップ、あるいはディスコティックで、時代に迎合したサウンドになっているというものが多いです。
    ジャケこそファンタジック路線に落とし込んでいますが、意味的にはポップな感じになっています。
    筆者はこの点は、むしろ彼らの多様性を垣間見られる良い面だと捉えています。
    確かに Uriah Heep がディスコサウンドをプレイする必要は全くないのですが、筆者は70年代当時に流行っていたディスコは嫌いではないので、普通に聞けます。

    何がディスコなのかと言うと、具体的には6曲目の Whad'ya Say にて顕著なのですが、シーケンサを使用してメカニカルなリズムのパターンを演出しています。
    いわゆる「打ち込み」の走りと言えるでしょう。
    全編通してフルプログラミングではないとは思うのですが、シーケンスのパターンが耳に残る楽曲です。
    マイナーキーでメロディアスなのは彼らのお得意の路線なのですが、いかんせんシンセの16分のリフレインと、硬めのベースの音(シンセベースか?)が今までにない作風にしています。
    個人的には、これはこれで彼らの中では特徴的な佳作だと感じるのですが少しでもこうした路線に足をつっこむと気に食わないリスナーというのは意外に多いようです。

    一方、彼ららしいオーソドックスなハードロックチューンも収録されています。
    冒頭の Woman of the night、これは疾走感のあるオープニングを飾るにふさわしい良い曲です。
    サビでの煽るような裏ビートでのオープンハイハットは、大いに曲を盛り立てます。
    キーボードもオルガン中心で、ハードロックらしい仕上がりになっています。
    そして何といってもロートンのボーカル、こうした楽曲こそ彼が歌うためにあると言っても過言ではないでしょう。

    9曲目の I'm alive、これもハードな路線です。
    この曲はイントロでのユニゾンチョーキングのギターフレーズが印象的です。
    そのバッキングでは、こちらもリー・カースレイク16分刻みのハイハットがハードなビートを刻んでいます。
    以前、5枚目のレビューでも書きましたが、リーのドラミングはやはりヒープには必要不可欠な要素となっています。

    そのリーが書いたバラード、Come back to me が5曲目に収録されています。
    これは名曲です。
    こうした路線の楽曲は、アルバムにつき1曲くらいは収録されているものですが、特に記憶に残らないものも多いものです。
    その点、この曲は必ずやリスナーの中に残ります。
    理由は、イントロのスライドギターのフレーズでしょうか。
    おそらく、シングルカットもされていることと思います。

    ほかにもトレバー・ボルダーが旧友と書いた Save it や、タイトルトラックの Fallen angel など、佳作が多いのですが、冒頭に書いたように万人に受け入れられいる形ではありません。
    本作を最後に、ジョン・ロートンは脱退してしまいます。
    今までここに書いていませんでしたが、筆者は Uriah Heep は、シンガーによって時代を区切ることができるバンドだと思っていて、その意味でロートンは2代目シンガーなので、2つ目の大きな区切りを迎えたことと思います。
    ジョン・ロートンは、初代のデヴィッド・バイロンについで、人気のあるシンガーではないでしょうか。
    少なくとも筆者はそう思っています。
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    Uriah Heep Vol.11 「INNOCENT VICTIM」 by Ryu



    11作目は、ジョン・ロートントレバー・ボルダーが加入してのラインナップとしての2作目です。
    今回、本稿を執筆するにあたり、けっこう久しぶりにこの作品を聞き返しました。
    正直なところ、最初に聞いた当時はあまり好きなアルバムではありませんでした。
    (以前このシリーズで紹介した High and mighty も同様でしたが)

    個人的には、やはりあまり好きなアルバムではないと感じます。
    もちろん、駄作ではありません。
    新メンバーが楽曲提供するなどバンドになじみ、確実に良くなっているとは思うのですが、
    いかんせん、これといった名曲がないのです(他のアルバムと比較してですが)。

    敢えて言うなら、ラストの Choices、これは名曲ですスローバラード的なアプローチで始まる楽曲なのですが、途中で激しさを得て盛り上がります。
    この曲に関しては、以前、筆者が Yahoo! チャットの音楽カテゴリにて部屋を開いていた際に、訪れた人との対話が忘れられません。

    その人が、ラジオでこの曲を一度だけ聞いたことがあり、あまりにインパクトがあって忘れられずにいたと。
    ただ、Uriah Heep の曲だということは分かっていたらしく、部屋主の
    筆者がヒープファンだと知って、問答をしながら筆者が Uriah Heep の曲を何曲かかけ、最後に Choices と気がついて感動したという顛末です。
    個人的にはそんなに気にしていなかったので、この曲ではないかとすぐにと当たりがつきませんでした。
    割と人気のある曲なんだなと、そうして気がついたのでした。

    映像はみつからなかったので、音だけでお楽しみください。

    今更ですが、また聞き込んでみようかなと、改めて思いました。

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    Uriah Heep Vol.10 「FIREFLY」 by Ryu



    番外編が続きましたが、本編に戻って10作目です。
    これは名盤ですよ~。
    何期かはよく分かりませんが、例によってメンバーチェンジが起こり、ジョン・ウェットンの代わりにトレバー・ボルダー、そしてオリジナルシンガーのデビッド・バイロンがついに脱退し、ジョン・ロートンが加入します。
    ボルダーは、Spiders from Mars にてデビッド・ボウイとプレイしていたベーシストで、ロートンはドイツのハードロックバンドの Lucifer's friend で歌っていた英国人シンガーです。
    二人ともかなり良い人材で、ヒープの歴史を語る上では欠かせない人たちです。

    ウェットンが脱退した理由は忘れましたが、バイロンが脱退したのはアル中(そしておそらくドラッグも)が原因とのことです。
    案の定、バイロンはこの後、Rough diamond やソロ活動を経たのち、オーバードーズで亡くなります。同じ黄金期のメンバーということもあり、ゲイリー・セインと同様、ヒープの歴史の悲しい部分です。
    ウェットンは脱退後、リック・ウェイクマンビル・ブラッフォードとのプロジェクトを進めますが、ウェイクマンとのメンバーシップは頓挫し、代りにエディ・ジョブソンアラン・ホールズワースを加えて UK の結成に至ったのはご承知の通り。

    新メンバーのジョン・ロートンに加入を薦めたのは、あのジョン・ロードという説もあります。しかももっと驚きなのが、正式にロートンに決定する前に、ディープパープルを解散させたばかりのデビッド・カヴァデールも候補としてスタジオに来て歌っていたことがあったとのことです(!)
    これが実現したら歴史が動き、かなりすごいことになっていたことでしょう。
    一方、ロートンロートンでまず一級のシンガーです。
    クラウス・マイネロニー・ジェイムス・ディオを足して2で割った様な声」と、誰ぞやが形容しているのを目にしたことがありましたが、まさにその通りで、ハードロック系の歌を歌わせたらピカ一です。前任のバイロンもすばらしいシンガーでしたが、それに負けず劣らない人材を見つけています。

    ミック・ボックス、ケン・ヘンズレイ、リー・カースレイク、そして新メンバーのジョン・ロートントレバー・ボルダーを加えて作成された10枚目のアルバムが、この Firefly です。時代は77年、すでにオールドウェーブは過ぎ去り、イギリスではロンドン・パンクが盛んなころでしょうか。
    全体的な印象としては、アメリカンマーケットを意識してか、長尺な曲は無くコンパクトにまとまった楽曲が並んでいます。どれも歌曲ぞろいです。
    1曲のみカースレイクが、いま1曲のみ外部のライターとヘンズレイの共作で、あとはすべてヘンズレイの楽曲となっています。相変わらず才能あふれる楽曲群です。

    全曲解説は避けますが、数曲ピックアップして、まずは1曲目の The hanging tree から。おごそかなシャッフルビートから始まりますが、サビではエイトビートにしてあり、聞かせどころを考えたアレンジとなっています。歌中心の楽曲で、ロートンのボーカルが映える良いオープニングです。
    2曲目の Been away too long も良い楽曲です。ロートンの声の張り・ハイトーンを活かした楽曲で、聞きほれてしまいます。2004年と最近の映像ですが、ロートンが飛び入り(?)したのか、現在のシンガーのバーニー・ショウとツインボーカルのバージョンの動画が見つかったのでお楽しみください。



    4曲目の Wise man、これぞ名曲中の名曲です!個人的には、ヒープ史上、5本指に入るほどの名作だと信じて疑いません。バラード調の楽曲で、ロートン力強いボーカルが美しいメロディを歌い上げ、何度聞いても染み入る名曲です。同じく新加入のトレバーのメロディアスなベースラインも聞き逃せません。こちらは当時の動画があったので、オリジナルメンバーの歌と演奏でお楽しみください。



    そして後半7曲目の Sympathy、これは有名な曲です。日本でシングルカットされた邦題は「哀れみの涙」で、今のところ最後のシングルとなっているようです。タイトルに恥じず、ギターが泣きまくっています。この曲は例によってヘンズレイがギターを取り、ツインギターのハモりで泣いています。ともかく、まずは楽曲を聴いてください。



    いかがですか、名曲 Sympathy。
    え?泣きが足りない?シェンカーの方が泣きのギターが上手だって?う~ん、確かにそうかもしれませんが、これはヒープファンの間では根強い人気のある楽曲なんですよ~。
    黄金期の「対自核」「七月の朝」は有名ですが、当時のロックファンの間では、その次くらいに知られている曲になります。

    というように、かなりキャッチーでクォリティの高い楽曲ぞろいの本作ですが、期待以上にセールス面では評価が得られなかったようです。もはや時代が求めていた音ではなかったと、後で振り返るとそういうことになるのかもしれません。
    個人的にはかなり好きなアルバムの1枚になりますし、このアルバムが一番好きという人もけっこういるようです。
    聞きやすい名曲が多いので、ハードロックファンを初め、ヒープ入門編としてもお奨めの一枚です!
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